2007年09月20日

本のパートナー

「せんせい、しおりかしてください」

最近、そう言ってくる子どもが多い。
子どもの本には、栞になる紐がついていないものが多い。
年度始めのオリエンテーションで、本の扱い方を勉強する際に、
「本は伏せないでください。途中まで読んで席を立つ場合は、
栞をはさみましょう。持っていない時は、言ってください。
栞の代わりになるメモ用紙をあげます」
と言ってきた。

最初は失敗したコピー用紙などをあげていたのだが、
図書室には、歴代の図書委員さんたちが作った栞や、
本を買った時についてくる栞がたくさんある。
それで、最近はそれを貸してあげることにしていた。

あまりに栞の要望が多いので、図書委員会の活動も、
栞に関するものがけっこう多い。

例えば、5月にやった「本探ししおりゲーム」。
ヒントを元に本を探して、栞が挟まっていたら、もらえる、
というもの。

また、1学期の終わりには「手作りしおり教室」なるワークッショプも開いた。

やり方はいたってシンプルで、色画用紙のあまった切れ端に
色ペンで絵を書いたり、クラフトパンチを使ったりして、
自分の好みの栞を作る。
最後に図書委員さんにリボンをつけてもらって出来上がり!

wa-kusyoppushiori.jpgこれは、図書委員さんが作った見本。

shiorigahoshihito.jpgそして、昨日から、
「栞が欲しい人はご自由にお持ちください(ただし二枚まで)」ボックス
を設置した。図書委員さんが作った栞とあまった画用紙の切れ端が入っている。

私自身は、家で本を読む時、栞は殆ど使わない。
大人向けの本には、たいてい栞紐がついているからだ。
でも、仕事で児童書を読む場合は、必ず栞を使う。
美術館に行った時の展覧会チケットの半切れや、
旅行のお土産にもらった携帯ストラップの台紙など、
なんでも栞になるが、今、気に入って使っているのはこの4枚。

okiniiroshiorijpg.JPG

右の2枚は、「手作り栞教室」で図書委員さんが作ったものを
もらった。なかなかのセンスである。
真ん中のものは、同じ町内の学校司書友だちが作ってくれた。
彼女が「南極フェア」をやっていた時に、クイズに全問正解した際、
賞品として渡していたもの。10センチ定規つき。
そして一番左が、桜の押し葉の栞。
毎年、紅葉の時期になると、葉っぱを拾って作る。
他にも何枚かお気に入りがあったのだが、どこかへいってしまった。
大方、図書館の本にはさんだまま返却してしまったか、
本の間からすべり落ちてしまったか、だろう。
図書室でも、よく
「先生、この栞が、借りた本にはさまっていました」
と、子ども達が届けてくれる。

いつもはあまり気にかけないが、いざなくしてみると、
「ああ、もったいないことをした。あの栞、気に入っていたのに」
と思う。
栞は常にひっそりと本に寄り添っている、読書に欠かせない
パートナーのような存在なんだなあ。








posted by Helenaヘレナ at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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