2008年02月08日

選書のひみつ

同じ学校に通っている娘が、
「あのね、私がロアルド・ダールの中で一番好きなのは、
『ぼくのつくった魔法のくすり』なんだよ。
それで、〇〇ちゃんにも面白いからってすすめたの」という。
さすが司書の娘、感心、感心と思いつつ、
「へえ。で、〇〇ちゃんは読んだって?」と聞くと、
「わかんない。読んでないかもしれない」という返事。
「なんで?」
字が小さいから。
別の本の時も、中見て、あっ、字が小さいからムリだ、
って言ってたもん。
みんなの大きさで決めるんだよ」

そうなのかあ・・・。
考えてみると、人気が出た「マチルダと小さな大天才」「魔女がいっぱい」は、
同じ評論社でも、“評論社の児童図書館・文学の部屋”
という活字の大きなシリーズのものだった。

6年生ぐらいになると、今度は大きな字に抵抗があるようで、
「字、でかっ!」と言って敬遠しているのを見たことがある。

大人からすると、ちょっと考えられない選書の仕方ではあるが、
案外そんなものかもしれない、と思った。

そういえば本の大きさが決め手となった時期もあった。
20センチくらいの小さなサイズの絵本がブームになって、
こちらも、意識してそういったシリーズをそろえていた。
勿論人気が出たのは、サイズだけが理由ではないと思うが・・。

本や文字の大きさ以外に、人気シリーズというのも、
選書のきめての一つである。
「かいけつゾロリ」シリーズや「マジックツリーハウス」シリーズを見るとよくわかる。

そして、娘の学年のように、2、3人借りると、
連鎖反応的に人気が出るという現象もある。

今、それが一番顕著なのが、『学研まんがひみつシリーズ』。
このシリーズは特に購入しなくとも、出版社から寄贈されてくるので、ありがたい。
特に、「チョコレートのひみつ」や「宅配ピザのひみつ」
「ビスケットのひみつ」のように、食べ物関連のものは人気が高い。

この間、ある男の子から
「先生、『昆虫のひみつ』も買って下さい!」
とリクエストされた。
もう予算がないので、「うん。じゃ、来年度買うね」と答えた。
たまには、正規のルートで手にいれるか・・・。
いつも送ってもらって悪いし。

しかし、寄贈された本が一番人気というのは、私の選書に問題があるのかしら、
といささか複雑な思いである。


昆虫のひみつ (学研まんが ひみつシリーズ)
林 夏介
4051062635



posted by Helenaヘレナ at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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