まだ子ども達の読書傾向をしっかり把握できていないので、
というか、今、子ども達が借りているのは殆どが「本の森たんけん」(読書マラソン)の本なので、把握しようがないのだが・・・。
とにかく1回目は控えめに買った。
前任校の2倍の児童数なので、本の倍買える訳で、
気持ち的にはかなり余裕がある。
前任校で人気があった「ダヤンコレクションぶっく」や、
怪談好きなこの学校の子ども達向けに「水木しげるの妖怪百科シリーズ」など。

チラシを作り、各学年に一枚ずつ配った。
「数にかぎりがありますので、かしだしはお一人様一回につき一冊とさせていただきます」
というお断りつき。
それでも、この冊数じゃ全員分はないかもしれないなあ。
借りれない子がいたらかわいそうだなあ。
そんなことまで心配した。
配架するのも貸しだし開始の休み時間ぎりぎりまで待って、
本の入ったダンボールも子どもの目につかないように気をつけた。
だって、以前は子ども達が鼻をひくひくさせて、
(新しい本は匂いでわかるらしい)
「先生、これもしかしたらあたらしい本?」なんて聞いてきたからだ。
しかし、休み時間になった途端、図書室に押し寄せる子ども達・・・
という私の想像は見事裏切られた。
だれも、新しい本を借りに来ない。
図書室に来た子に「新しい本が入ったからね!」と言っても
「ふ〜ん」、「私、読書マラソンの本がいい」
「もう少しで20冊だもん」「ポイントもらうんだ」
ショック!だった。
この子達は新しい本に興味がない????
読書マラソンなんてやめてしまおうか。
でも、もしやめたら、誰も本なんて借りにこないかもしれない・・・。
折りしも、昨日は娘の学校でPTA役員会があって、前任校へ行った。
市内の図書館に勤めている友人についつい愚痴ってしまった。
読書に対する考え方があまりに違っていてついていけない。
子どもも先生も図書室に関心がないように見える。
友人は私の愚痴を全部聞いてくれたうえでこう言った。
「でも、ここ(前任校)だって、最初はそうだったんじゃない?
何年もかけて、変えていったんだから。
またこれから変えていけばいいよ」
そうか・・・。
そういわれれば、最初の年はやっぱりめげてしまうこともいっぱい
あった気がする。もう忘れてしまっていたけど・・・・。
もう一回一から出直して・・・。
でも、どうすればいいのか、わからない今日この頃なのです。