2008年07月11日

昨日、今日届いた本

昨日と今日、ネットで頼んでいた本が連続して届いてHappy!

昨日届いた本はこれ。

変愛小説集
岸本 佐知子
4062145448


編訳の岸本佐知子さんは、ジャネット・ウィンターソンの
『オレンジだけが果物じゃない』を読んで以来ファンになった。
『気になる部分』などエッセイも出ていて、
読んでいてゲラゲラ声をたてて笑ってしまうくらい面白い。

最初タイトルを『恋愛小説集』と見間違えていた。
でも岸本佐知子さんがそんなに素直なタイトルの本を出すかしら・・?
と思っていたら、やっぱり「変」だった。
『変愛小説集』は、愛にまつわる物語を集めてあるものの、
その愛はどこか変。

例えば『五月』という作品では、愛の対象が人ではなく「木」。
私は恋愛というと、身もだえするほど切なかったり、嫉妬したり
というような「生っぽい」感情がどうしても先にたってしまって、
“木”のイメージとうまく折り合わない気がしたのだが、
読んでいると木に恋した主人公の気持ちがわかってきた。
木ではないけど、私だって前任校の図書室へ行くと昔の恋人に会ったみたいに心乱れる。

でも、主人公が男性なのか女性なのかはっきりせず、
もしかしたら同性愛者?という小説の訳が岸本佐知子さんは
とても上手い、というか合っている、と思う。
私は翻訳小説は、作家より翻訳者で決めることが多い。
みなさんはどうですか?

今日届いた本はこれ。

イカ干しは日向の匂い
武田 花
4758411093


ああ、表紙の写真を見せられなくて残念。
私は武田花さんのファンなのだ。
写真集というジャンルはもともと好きなのだが、
武田花さんの本は、写真も文章もそれぞれ素敵な上に、
さらにそれがセットになっているところが、また素敵!!
お母さんの武田百合子さんの文章も好きだけど、
花さんの文章は、こんなにフツウに何気ない文章なのに、
なんでこんなにいい味なんだろう、とため息が出てしまう。


この週末は至福の時を過せそうです。


posted by Helenaヘレナ at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

泣かせちゃった!

木曜日は一学期の最終返却日だった。
この日までに、本は全て図書室に集合する!(ハズだ)
来週、夏休みに読む本を各学年ごとに借りに来ることになっている。

といっても、期日を守れない子がいるのはどこの学校も同じ。
この日に全員返せたのは一学年だけだった(1年生ではない)。
まあ、異動早々でもあるし、穏便に行きましょう、と、それでも
一応やんわりと担任の先生に報告した。
その結果、この日一番たくさん聞いた言葉が、
「あの子は平気でウソをつくんですよ」だった。
なるほど。大人だって平気でウソをつくんだから、子どもだってつくだろう。
しかし、信じた結果、毎度毎度そのかわいい顔に騙されてきた担任の先生達の悔しさがにじんでいて、笑えなかった。

だったら正直に言えばいいのか、というとそうでもない。

今日、図書室の掃除に来た2年生の女の子が雑巾を振り回しながらスキップしつつこう言った。

「また、本わすれちゃった〜。ハハハ」

こんなに平気で本当のことを言われたら、黙ってはいられない。

「ん?ミーちゃん、今のは本当ですか?」

「本当だよ。わすれちゃったものはしようがないじゃん」
まだスキップしている。

「ちょっと、こっちへ来てください」
まだニコニコしている。黒い目がクリクリかわいい仔リスちゃんみたいな子なのだ。

「先生は、怒っています!」というとちょっと表情が変わった。スキップも止まった。

「ミーちゃん、忘れたのは良いことですか?・・・そうですね。
悪いことですよね!先生との約束を破ったんだからね。
それなのに、そんなにニコニコしてていいんですか?
ミーちゃんは悪かったなあって全然思ってないでしょ?
でも、悪いと思ってないと、月曜日もまた忘れるかも!
しれませんよね。
だからもっと反省してください。いいですか!」

じーっとこっちを見ていた丸い大きな目が段々潤んできて、
「ごめんなさい」と言った後、俯いてとうとう泣いてしまった。

あーあ、泣かせちゃった。
子どもを泣かせると、どんなにこっちが間違っていないと思っても、
うろたえてしまう。
以前だったら、ここですぐに頭をなでなでしてしまうところだ。
しかし、今回は耐えた。

結局、掃除中、ミーちゃんはそんなに大げさには泣かなかったものの、
ずっと表情が固かった。

箒を掃除道具ロッカーにしまいにきた時、思わず
「ミーちゃん、先生と指きりしよう」と言ってしまった。
「指きりげんまん、ウソついたら・・・給食のおかずをもらうよ」
そこでようやくニッコリ笑ってくれた。

やっぱり負けてしまった。
ウソをつかれても、つかれなくても、大人は必ず負ける。
そういうことになっているらしい。



posted by Helenaヘレナ at 21:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本の森を飾ろう!

水曜日は、第4回図書委員会だった。
年間活動計画の一学期の活動は、おすすめの本の紹介ポスターを
作ることで、もうとっくに終わってしまった。
さあ、何をやろうか?
実は、図書委員の女の子が以前「本の森のあたらしい友だち」を
書いてくれたことから、「本の森の友だちキャラ」を募集している。
キャラクターが集まったところで、図書委員さんがそれぞれの作品に
賞を決めることになっているのだ。
しかし、まだ枚数が集まっていない。

じゃあ、図書委員会でもキャラクターを描こうか、
と相談していたら、5年生の女の子が、
「ねえ、本の森なんだから、森らしく葉っぱとか描いて飾りつけしたい」と呟いた。
それ、いいじゃん、そうしよう!!
と言うと、「ヤッター」と嬉しそうに笑った。

そういうわけで、キャラクターを描くか飾りつけをするか、
各自やりたい方を選んで始めた。
みんなすごい集中力だった。
お喋りもしないで、黙々とイラストを描いたり、色画用紙を切ったり。
委員会の後は集団下校だったので焦ったが、
しっかり後片付けまでしていった。

飾りつけ、一部お目にかけましょう。

futabahonn.jpg
咲いたのは、花ではなく“本”。

tsuta.jpg
本棚に絡みつく蔓が素敵!

suika.jpg
西瓜も転がっている。

kocchiheoide.jpg
みんな「こっちへおいで!」


posted by Helenaヘレナ at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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