2009年04月24日

こんなおばあちゃんになりたいな!

今年も、読書マラソンをやらなければならない。
でも、昨年度と同じやりかたはもういやだ。
40冊という数がまず多すぎる。
5月〜2月までというのも長すぎる。
子ども達は最初こそ乗り気だが、二学期に入るともうマンネリ気味。

それで今年は、春夏編と秋冬編の2回に分けることにした。
これで、「たのしいふゆごもり」を6月に読まなくてよくなるだろう。
冊数も、半分以下に減らす。
昨年度選んだリストを季節ごとに20冊、20冊にわければいいと、のんびりしていたのが間違いだった。
それを選ぶ子供の数が20人以上いるのだから、20冊だと全然足りないのだ。

急遽、本を選びなおす中で、みつけた素敵なおばあちゃんの本。
なんていったって、老いが迫っている。
本を選ぶのだって、自然とそういう視点になる。

たくさんのふしぎ5月号「砂漠のサイーダさん」

サイーダさんは遊牧民。
小さなおばあさんながら、ラクダを連れて砂漠でひとり暮らしている。
まず、その事実にビックリ!!
過酷な自然環境、危険もいっぱい!に違いない。
昼と夜の気温差だけ考えても、適温範囲の狭い私にはとても無理だ!
しかも、サイーダさんはおばあさん。
おばあさんだというのに、なんでも自分でできる。
一人で枯れ枝をかついで来て、ラクダの糞と一緒に火をおこしたり、
パンを焼いたり(砂漠で!)、寝る時だってごろんと砂の上で横になる身軽さ。
独身なんだろうな、と思っていたら、9人も子どもを育てあげて、
夫もいるけれど、家族はみんな定住地に暮らしている。
さびしくなんてないし、一度も退屈なんてしたことがない。
かっこいいなあ、清々しいなあ、こんな風になりたいなあ、
でも、無理だろうなあ。


頼らない生き方のサイーダさんはかっこいいけど、
頼りっぱなしのこのおばあさんも、なかなか素敵。

ひょうのぼんやりおやすみをとる (どうわがいっぱい)
いせ ひでこ
4061978047


お休みをもらってお散歩中の、ひょうの“ぼんやり”を
「まあ、なんてちょうどいいんでしょう」の一言で、
ちゃっかり荷物を運ばせ、家の掃除だの洗濯だのをやらせてしまう。
そして、ラストは本当に素敵。
いいなあ、うらやましいなあ、こんな風にやってみたいなあ、
と思うけど、やっぱり無理かなあ・・・。


「ひょうのぼんやりおやすみをとる」は2年生の春夏編のリストに加えた。
「砂漠のサイーダさん」は、まだ決めていない。
雑誌「たくさんのふしぎ」は、いつも新鮮な驚きに満ちていて、おまけに子供にも理解しやすく作られているので大好きなのだが、
残念ながら、ただ置いておいても子供たちはなかなか手にとってくれない。
直接紹介するのが一番効果があるみたいだ。
敬老の日特集か、なんかで。
「敬老の日」が合うのかどうかはともかく、子供達はきっと驚いてくれるだろう。
驚きって、大切だから。




posted by Helenaヘレナ at 21:05| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月17日

オープン!

今週から、各学年でオリエンテーション(図書室利用案内)と
貸しだしをスタートした。

今年度は教育課程の「図書館利用指導年間計画」に沿って、
全学年毎月1時間ずつ、利用指導をやることになった。

この利用指導年間計画、前任校の教育課程にもあったが、
ずっと絵に描いた餅で終わっていた。
それもおかしいんじゃないかな?と思い、
昨年度末の教育課程検討会の折に、月に一度、時間を持つことを提案した。
高学年は授業時数を確保するのもギリギリの状態だから、
「無理です」という声が出るかと思ったが、すんなりOK!
真面目な先生達なのだ。

1年生〜3年生は週一度の読書の時間。
4年生〜6年生は月一度の読書の時間をとれることになった。

そういうわけで、オリエンテーションも例年ならば、高学年は利用案内+分類番号までやっていたのだけれど、「図書館利用指導年間計画」(長い!)で、5月に「分類」が出てくるので、
4月は利用案内のみ。
こっちもやりやすいし、子供達の方もシンプルな内容でよかったのでは。

ところで昨年のオリエンテーションの時とくらべて、
子供達の成長ぶりにはちょっとびっくりした。
特に2年生は、1年生が大勢入ってきたからか、急におとなっぽくなった。
お話を聞く態度もいいし、「かりていいんですか?」などと敬語を使う。
3月までは「一体、いつになったら成長するんかな〜」
とひそかに思っていたのだが・・・。
以前ある先生が言っていた
「1年生は、入学式に新しい1年生が入ってきたその2、3日で
急に成長するんだ」という言葉を思い出した。なるほど。

今日は、オリエンのラスト、6年生。
6年生相手はやっぱり緊張する。
5年生くらいまでは、ほとんどが聞くことで精一杯。
でも、6年生になると、自分なりの解釈を交えながら聞くから。
そして、6年生も驚くくらい成長した。
昨年のオリエンの時は、こっちが話している間中もずーっと
友達と喋っている子がたくさんいた。
黙って(黙らされているのではなく)、こちらの話に集中している姿は、頼もしく優しかった。


オリエンもすべて終わり、午後は休みをもらって、
娘の学校の授業参観+学年PTA+PTA総会へ行った。
なんだか実家に帰ってきたみたいにほっとした。
同じ学校でも、勤務先と娘の学校では全然違う。
私にとっては、娘の学校=前任校だからか。
と思っていたら、前年度の会長さんが、挨拶で
昨日行ってきた中学の総会のことをこう話していた。
「中学は大勢だし知らない人たちばかり。
でも、ここに来ると、知っている顔ばかりで、
うちに帰ってきたようにほっとします」
ああ、私だけじゃなかったんだ。

娘の教室で娘が座っている小さな椅子に腰掛け、
ふと顔をあげたら、窓の向こうに満開の桜が見えた。

さいごのさくらjpg.JPG
posted by Helenaヘレナ at 18:47| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月10日

来訪者

新年度の貸しだしは、来週から。
今週は、閉館してるわけではないのだが、誰も来ない。
昨年のこの時期は、どんなヤツが来たか、物珍しさもあってか、
チョロチョロ子供が顔を見せていたものだ。
一年かけて大して面白いヤツでもなさそうだ、と気づいたらしい(笑)

図書室がある北館で、常時機能しているのは、
図書室とパントリーだけだから、子どもが来ないのも無理はない。

来訪者は三人だった。

始業式の翌日の朝。
廊下側の窓をドンドン叩く音。
なんか、怒っている感じ。
怒ン、怒ン、怒ン、怒ン・・・。
ここ何ヶ月かそんな音を聞かなかったのに。
音が止んでしばらくして、ドアがそろっと開いて、
X君が隙間から体を滑り込ませた。
彼とは悪態をつかれたりついたりしながら一年かけていい関係を
築いてきた(?)
珍しくうつむいているので「どうしたの?」と声をかけると
「もう、やってられないよ」目が赤い。
「そうだよね。私だっていやになるもの。毎日」
とは言わずに、
「じゃあ、ちょっと休んでいけば」と言った。
「うん」と素直に(いつも素直なんだけど)ギネスブックなんかを
黙って読んでは、たまにポツリと話しかけてくる。
「ねえ、自転車でフランスを一周するレース知ってる?そのチャンピオンの名前がさ、えっと何だっけ?」
「よく知ってるね。テレビで見たの?」
「ううん、本」「へえー」
30分ほどいて、ほとんど黙って本を読み、また黙って出ていった。


二人目は、オタク派のY君。
とにかく図書室が大好きで、休み時間じゃなくても図書室にいた。
でも、今年度見たのは、今日が初めて。
気配もなくふらっと入ってきたので、
「何?5分休み?」と聞いてしまった。
「ううん、これから体育館に行くから寄った」
「あっ、そっ」と言うと、なんか懐かしそうに見回し、
「ひさしぶりだなあ」
「そうだよ、ずっと来なかったじゃん。・・・まあ、教室が楽しいってことかな」
黙っているので図星かな、と思ったら、ポツンと一言
「〇〇先生、いいよ」と言って、出て行った(やっぱ図星だった)。

三人目はZ君。
彼はよくキャスター付きの椅子に乗って現われたものだ。
が、今日は歩いて来た。しかも昼休み。
「失礼します」と礼儀正しい(いつも礼儀正しかったけど)。
黙ってしばらく本を読み、チャイムとともに急いで帰っていった。

四月最初の展示はこれ。

haruatarashideai.jpg

atarashiideai.jpg

どんな出会いが待っているかな?









posted by Helenaヘレナ at 22:29| Comment(6) | TrackBack(0) | 図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一年間

新しい春、新しい年度になった。
昨年4月、この学校に転任してきた当初
一年後にこうなっていたことが予想できただろうか?
そう、まさか、赴任して半年も経たない内に校内引越しをするなんて!
町内一大きな学校なのに、町内一小さな図書室。
でも、どんなに狭くても、迷うことはあるんですよね。
狭くても、奥は深いってこともありますから。
だから、新年度早々にやった仕事はこれ。
本当は昨年度の内にやらなければならなかったものだけど・・・。

ehonn.jpg

nihonnnomono.jpg

gaikokuno.jpg

zennsyuu.jpg

サインの下には、前任校で撮りためておいた雲の写真を貼り付けた。
本を置いているだけでは書斎と同じ。
サインや掲示で人と情報を共有しようとしてはじめて、
図書館とか図書室になると思った。

今年度も一年がんばりましょう。

posted by Helenaヘレナ at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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