2009年04月10日

来訪者

新年度の貸しだしは、来週から。
今週は、閉館してるわけではないのだが、誰も来ない。
昨年のこの時期は、どんなヤツが来たか、物珍しさもあってか、
チョロチョロ子供が顔を見せていたものだ。
一年かけて大して面白いヤツでもなさそうだ、と気づいたらしい(笑)

図書室がある北館で、常時機能しているのは、
図書室とパントリーだけだから、子どもが来ないのも無理はない。

来訪者は三人だった。

始業式の翌日の朝。
廊下側の窓をドンドン叩く音。
なんか、怒っている感じ。
怒ン、怒ン、怒ン、怒ン・・・。
ここ何ヶ月かそんな音を聞かなかったのに。
音が止んでしばらくして、ドアがそろっと開いて、
X君が隙間から体を滑り込ませた。
彼とは悪態をつかれたりついたりしながら一年かけていい関係を
築いてきた(?)
珍しくうつむいているので「どうしたの?」と声をかけると
「もう、やってられないよ」目が赤い。
「そうだよね。私だっていやになるもの。毎日」
とは言わずに、
「じゃあ、ちょっと休んでいけば」と言った。
「うん」と素直に(いつも素直なんだけど)ギネスブックなんかを
黙って読んでは、たまにポツリと話しかけてくる。
「ねえ、自転車でフランスを一周するレース知ってる?そのチャンピオンの名前がさ、えっと何だっけ?」
「よく知ってるね。テレビで見たの?」
「ううん、本」「へえー」
30分ほどいて、ほとんど黙って本を読み、また黙って出ていった。


二人目は、オタク派のY君。
とにかく図書室が大好きで、休み時間じゃなくても図書室にいた。
でも、今年度見たのは、今日が初めて。
気配もなくふらっと入ってきたので、
「何?5分休み?」と聞いてしまった。
「ううん、これから体育館に行くから寄った」
「あっ、そっ」と言うと、なんか懐かしそうに見回し、
「ひさしぶりだなあ」
「そうだよ、ずっと来なかったじゃん。・・・まあ、教室が楽しいってことかな」
黙っているので図星かな、と思ったら、ポツンと一言
「〇〇先生、いいよ」と言って、出て行った(やっぱ図星だった)。

三人目はZ君。
彼はよくキャスター付きの椅子に乗って現われたものだ。
が、今日は歩いて来た。しかも昼休み。
「失礼します」と礼儀正しい(いつも礼儀正しかったけど)。
黙ってしばらく本を読み、チャイムとともに急いで帰っていった。

四月最初の展示はこれ。

haruatarashideai.jpg

atarashiideai.jpg

どんな出会いが待っているかな?











posted by Helenaヘレナ at 22:29| Comment(6) | TrackBack(0) | 図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

一年間

新しい春、新しい年度になった。
昨年4月、この学校に転任してきた当初
一年後にこうなっていたことが予想できただろうか?
そう、まさか、赴任して半年も経たない内に校内引越しをするなんて!
町内一大きな学校なのに、町内一小さな図書室。
でも、どんなに狭くても、迷うことはあるんですよね。
狭くても、奥は深いってこともありますから。
だから、新年度早々にやった仕事はこれ。
本当は昨年度の内にやらなければならなかったものだけど・・・。

ehonn.jpg

nihonnnomono.jpg

gaikokuno.jpg

zennsyuu.jpg

サインの下には、前任校で撮りためておいた雲の写真を貼り付けた。
本を置いているだけでは書斎と同じ。
サインや掲示で人と情報を共有しようとしてはじめて、
図書館とか図書室になると思った。

今年度も一年がんばりましょう。

posted by Helenaヘレナ at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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