2008年06月23日

お試し期間中!

新しい本

朝、図書室に出勤し、ピカピカの新しい本が目に入った途端、
気が滅入ってしまった。
学校図書館では、せっかくの粋のいい新鮮な本も子ども達の手に取られなければ、
存在価値がないのだ。

どうしようかな〜、と悩んでいたところへ、
授業が早く終わった3年生がみんなで遊びに来てくれた。
顔見知りの男の子を捕まえて
「〇〇くん、新しい本が入ったんだけど、ちょっと立ち読みしていかない?」(立ち読みは冗談だけど)
と、声をかけた。

すると、「あっ、ホントだ」「鬼太郎の本もある!」「僕はファーブル!」
と言いながら、わらわらと子ども達が寄ってきた。
みんな本はすでに「本の森たんけん(読書マラソン)」の本を借りているので、借りないで、図書室で熱心に読んでいる。

そこで、急遽、
「新しい本お試し期間中につき、現在本を借りているで人も
新しい本をもう1冊借りられます!」と宣言した。

最初からこううすれば良かったのだろうが、新しい本の冊数に限りがあったため、躊躇っていたのだ。

こうして新しい本は目出度く日の目を、ではなく子ども達の目に
止まったのだった。

しかし、ファーブル昆虫記を借りていく子がけっこういるのには
驚いた。
図書室には古くて難しいファーブルしかなかったので、
今回新しくひさかたチャイルドの絵本を買ったのだ。

ファーブル昆虫記 (たまころがし) (科学絵本ライブラリー)
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本を借りていく子にカウンターから
「読書マラソン以外の本もかりてみてね」と言うと、
「読書マラソンの本を借りろ、って言うんじゃなくて、
違う本にしろ、って言う先生は珍しい」と言われた。

これは誉め言葉かな?うん、きっと誉め言葉に違いない。




posted by Helenaヘレナ at 20:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なかなか苦労されている様子が伺えます。
新しい本の動向や、子どもたちの傾向、先生方のかかわりなど、前任校とは違ったことが多いご様子。
人数の多い学校というのもやはりよしあしなのかな、と思ったりしています。
本をオススメして読んでもらう、気に入ってもらうって大変ですよね。
うちの娘はわたしの勧める本はあまり読んでくれません。岩波の少年文庫は雰囲気が嫌いらしいし、ハリーも途中でやめたし、なんて思うとめげます。
それが学校全体を取り仕切る司書さんだと、苦労も何十、何百倍ですよね。

読書探検の本を読みたいというのも素敵だと思います。探検初心者がきっと多い学校なのでしょうね。それの一歩先を目指す子どもはきっとこれから出てくるのかな、なんて、この記事を読みながら思いました。
探検しながら、いろいろな本の楽しさに気づくことを祈っております♪
Posted by kmy at 2008年06月24日 14:27
ヘレナさん、こんにちは。
そちらの学校は徹底してますね〜^^;。
でも、他人事ではありません。
うちでも、今年「きみへのおくりもの」として、低・中・高学年用にそれぞれ30冊のおすすめリストを作りました。
中・高学年は自分の読みたい本と交互に借りるなど、リストをうまく使っている子が多いのですが(リストを全く気にしてない子も多数)、1・2年はリスト持参で必死でリスト本を探す子が多くて・・・。
たぶん、リストそのものが原因というより、○○の指導の仕方だと思います。

これからも、子どもたちを正しい道へ導いてあげてください^^。


Posted by 森クマ at 2008年06月24日 19:33
kmyさま、ありがとうございます〜。
前任校でも「この本面白いよ」と薦めても、
「ううん、いい」なんてつれなくされたことはしょっちゅうでした。
でも、子どもって反応が遅れて出てくるというか、紹介したずいぶん後になってブームに火がついたり、しますものね。
どんな本でもいいと思うのですが、本そのものにときめきを持っているか、どうかだと思うのですよね〜。
まあ、前の学校はテレビがない家がけっこうあったりして、「家に帰っても本読むしかないから」
といいながら、それが読書の習慣づけになってる子もいましたね。
新しい学校の子達は賢いし、面白い子もけっこういるし、素直でいい子達が多いのです。
でも、住んでいる環境で雰囲気は変わるのかなあ、なんて思うこの頃です。
Posted by Helenaヘレナ at 2008年06月25日 08:59
森クマさま、ありがとうございます〜。
おすすめリストの本を読むのは、昨年から始まった試みなのですが、校長先生の一言から始まったらしいので(今はもうその先生はいませんが)全校的にかなり熱心に取り組んでいたようなのです。
昨年の図書だよりを見ると「この機会にポイントをかせぎましょう」とか「○年生が一番がんばっていますよ」とか「もうゴールした人が何人もいます」とか、そういった文章ばかりです。
司書もかなり追い詰められていたというか、はたまた使命感に燃えていたのでしょう。
子どもの話では、昨年はリストの本以外借りようとすると「ダメ」と言われたらしいです。
おまけに「○年生は感想は何行以上書く」と決まっていて、それ以下だと突き返されたり。
でも、先生方のアンケートに目を通すと、「成果があった」とか「この学校の伝統にしてほしい」という言葉があるのですが、その割りに今年はトップが変わったからか、一転「そんなのあったっけ?」という感じ。う〜ん、と唸ってしまいましたよ。
高学年は比較的、きちんと読んでくれる子が多いのですが、低学年はポイント欲しさにその場でささっと目を通してすぐに返しにくる子も多いですね。私は子どもの感想に対してとやかく言いたくないのですが、明らかに読んでいない子に対しては、いろいろ内容を質問して「もう一度じっくり読んでごらん」なんて言ってしまうことも。
「自分の知らない本が図書室にあることを知る」というスタンスでやっているので、基本的にページを開いたら、それでOKにしたいのですが。

教育課程に入っているとはいえ、自分のポリシーに合わないことをするのは苦しいですね。
ついナガナガと愚痴ってしまいました。
またよろしくお願いします。
Posted by Helenaヘレナ at 2008年06月25日 09:12
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