
11月4日からスタートした「これ、なんの葉っぱ?クイズ」。
葉っぱなんかに興味を示してくれるかしら?
と今ひとつ不安だったが、思った以上に大盛況だった。
でも、子ども達がわかったのは「銀杏」と「もみじ」くらい。
中廊下の「学校の周りの木マップ」も見たことがないようだった。
「先生、わかんないよ〜、何これ?」と言うので、
「ほら、そこにある本で調べるんだよ」と答えると、
「えっ?本見ていいの?」と早速ページを繰り、目についた名前をめくらめっぽう言ってくる。
「もっと、ちゃんと見て。葉っぱの形が全然違うでしょ」
なんて、あきれていたのだが、毎日葉っぱを少しずつ足しながら、
二日目、三日目になると、図鑑の繰り方にも慣れてきた感じで、
またたくうちに、言い当てられて葉っぱはなくなっていった。
結局、予定していた日より早く用意していた栞が全部なくなって終了。
「え〜、もう終わっちゃたの?」
「先生、今度いつやる?」
こんなに評判がいいとは思わなかった。
「じゃあ、図書室の引越しが終わったら、新しいとこでまたやろうか」
と答えると、
「え〜、図書室、引っ越すの?どこに?」
と、そっちの話でまた盛り上がったのだった。

栞の裏には、その葉っぱの名前のシールを貼った。
名前を覚えてもらえるように。
そして、それをあてた子の名前のシールも横に貼ってプレゼント。
やっぱり自分の名前が貼ってあると嬉しいみたいだ。
「ありがとう。大切にします」と言ってくれた女の子。
うん、大事にしてね。
でも、名前があるから、今度は挟んだまま本を返してもわかるよ。
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