2006年01月08日

アンソニーブラウンのキング・コング

「アンソニー・ブラウンのキングコング」を買った。
今上映中の映画の監督、ピーター・ジャクソンにインスピレーションを
与えたといわれている本だ。

「亡き父を思いながら
私自身と原作のコングに捧げる」(本から引用)

訳者あとがきによると、
アンソニーブラウンは、彼が17歳の時に急逝した
お父さんのイメージをゴリラに重ねているらしい。
そうか、それで「すきですゴリラ」に登場するゴリラは、
お父さんのコートと帽子を被っているのだな。
主人公の女の子のお父さんはいつも忙しい。
彼女は無類のゴリラ好きだが、本当に求めているのは、
お父さんなのかもしれない。
そして、アンソニー・ブラウンも。
とても素晴らしいお父さんだったのだろうな。
男の子と父親の関係って難しい、とも聞くけど、
こういう親子関係を築けるって、すごい。

絵本というより、アートブックという感じ。
ホッパーやウォーホールなどのアメリカンアートを思わせる。
挿絵が映画のシーンと重なる部分がかなりある。
アンソニー・ブラウンならではの遊び心もたっぷりで、
時折開いては、絵の細部を見て楽しむ、というのもいいかもしれない。

胸をドラミングして、咆哮するコングもいいけど、
私は、ちょっと困ったような戸惑いの表情を浮かべるコングが好きです。
ちなみに私の父は似てませんが・・・。

posted by Helenaヘレナ at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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