2006年01月13日

連句への挑戦@資料編

毎週1時間授業をさせてもらっている4年生の担任の先生から、
連句をやりたいんだけど、という話があった。
昨年他県の付属小学校の公開研究会に行った時、
国語の授業で連句をやっていたのを見たのだという。

一昨年、今の6年生が4年生の頃、俳句の授業をしたことがある。
大体こんな感じだった。
@俳句がどんなものか知ってもらうための入門書「どうぶつ句会」(あべ弘士 学研)のペープサードをつくり、読み聞かせを行った。
A俳句の決まりの説明
B季語クイズ
C「チューリップ」という季語で、一人一句作る。
Dその句の人気投票

昨年は、全校で大きな行事(運動会や遠足、夏休み、冬休みなど)があるごとに、
それをテーマにした俳句を作ってもらい、毎回人気投票をした。
全児童分の短冊を担任の先生に渡し俳句を作らせ、回収。
廊下に貼りだし、数日後に、全作品を載せた投票用紙を児童に配布、集計。
作業が大変だったし、担任の先生の協力なしではできなかった。
今年もやろうかな、とも思ったが、やめた。
段々子供の作る作品に、生気がなくなってきたからだった。
慣れてきて適当に作っている感じだった。

他校がやったという資料を見たが、かなり難しそうである。
5・7・5→7・7→5・7・5→7・7とつなげていく連句は、
ただ俳句を作るのとはわけが違う。
他の人が作った句にどうつなげるか。
連続性を出そうとすると、どうしてもベタベタになり、
その内同じ情景の中をぐるぐる廻るはめになってしまいそうだ。
とりあえずは、連句に行く前の段階の計画をたてた。
担任の先生が、季語にこだわりたくはない、ということなので、
俳句、川柳ではなく、“ショートポエム”とした。

方法は、
@ショートポエムの鑑賞・・5・7・5のリズムを楽しもう。
言葉遊びに着目したショートポエムを読み、どんな面白さ、特徴があるか?
同じようなショートポエムを作ってみよう。

Aショートポエムの鑑賞・・・「短さ」から喚起されるイメージを楽しもう。
「冬」をテーマにしたショートポエムを読む。
「冬」という言葉を使わないで「冬」を歌った作品について。
私だったら、最初の五文字の後、どうつなげるか考えてみよう。

B「冬」をテーマにしたショートポエムを作ろう。
Cチェーンポエムに挑戦。
二人組みになり、相手の作品の最後の言葉を、
冒頭の言葉に持ってくる、しりとり形式で交互に作る。

月曜日は、まず@をやってみることになった。
そのための参考資料。

はいく資料jpg.JPG

「どうぶつ句会」(あめ弘士 学研)は、
どうぶつたちが句会を開いているという設定の会話形式の本。
各動物が作った俳句も載っているが、
「ネコヤナギ 春の陽あびて ニャーとなく」(本文引用)
「桜鱒 虹鱒 姫鱒 いただき鱒」(本文引用)
といった言葉遊び的なものが多く、子供にもとっつきやすい俳句入門書。
それでいて、しっかり季語の説明や例も載っている。

「そしたら そしたら」(谷川俊太郎 ぶん 福音館書店)は、
公開研究会をやった学校が教材で使っていた。
「そしたら、そしたら、どうなった?」という風に、
絵と言葉で、どんどん場面が展開していく。
連句でつい同じ場面の繰り返しになりそうな時、どんな風に場面を展開させるか、
前進させるか、参考にするものらしいが、
ウチでどう使うかは未定。

「子ども版 声に出して読みたい日本語2俳句」(草思社)は、この中の俳句をいくつか例に使った。

最近子どもの発想が硬直しているように感じる。
「子どもの発想は奇想天外で面白い」とか
「大人には思いも寄らない独創的な発想をしている」
というのは実は大人の幻想にすぎないのかもしれない。
でも、「詩」や「ことわざ」や「創作文」といった、
言葉遊びに関する試みを何度かやっていくと、
言葉がほぐれるにつれて、発想もほぐれていくようだった。
今回もそういった成果があることを願っている。






posted by Helenaヘレナ at 17:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 アニマシオン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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