2006年01月19日

読み聞かせの必須アイテム

読み聞かせは司書の大切な仕事。
しかし、私には弱点があった。
それは・・・訛り、いや違う、イントネーションの壁だった。
もともとは富山出身。
訛りというほどのものはないが、イントネーションが違う。
例えば「橋」と「箸」、「雨」と「飴」では
標準語の場合イントネーションが違うが、
富山ではどちらも同じなのである。
おまけに、ずっと東京にいたならともかく、山梨に来てしまった。
山梨は東京とさほど違いはないのだが、
やはり微妙に異なる部分もあって、
当然住んでいる内にいつの間にか染まっている感じがする。
おまけのおまけに、関西系の友人が多い。
関西系は明らかに違う。

それらがごちゃまぜになって、普段話していてもうすうす
間違ってるなと思うのだが、どこが違うのか、またこれは
富山なのか山梨なのか関西なのかわからない状態である。
訛りが悪いとは思わないが、やはり読み聞かせをするときは、
標準語がいいと思う。特に司書が読む場合。
そこで、強い味方の登場。
「明解日本語アクセント辞典 第二版」(三省堂)

アクセントォ典.jpg

これ実は、学生の頃東京で一緒に暮らしていた姉のもの。
姉はその頃劇団にいたので、セリフを言うのに必要だったのだ。
姉が結婚して別々に住むことになった時、紛れ込んだものだと思うが、
よくわからない。
でも、江戸っ子と結婚してもうすっかりネイティブなった姉には必要ないだろう。
捨てずに山梨まで持ってきたということは、いつか必要になる日が来ると
うすうす感づいていたのかもしれない。運命だわ。

今日はアンデルセンの「あかいくつ」を2年生に読み聞かせた。
ひさしぶりに読み聞かせると、録音しなくても自分の読み方が変だと
わかる。以前朗読教室に行かせてもらった時、本当は録音して一度聞いた
方がいいと言われたが、恐ろしくてまだやっていない。

しかし、来週読む予定の斎藤隆介「猫山」(岩崎書店)の場合は、
むしろ少し訛りがあった方がいいのかもしれない。
どこの訛りなのかわからないが。
以前研究会で宮沢賢治をやった時、宮沢作品は本当は岩手の訛りで
読んだ方がいいという話が出たが、そうするとその地方の人以外
読み聞かせできないことになってしまう。難しい。
独特のリズムを持った宮沢作品はやはり彼の話していた
リズムで語るのが一番伝わるのだろうが・・・。


posted by Helenaヘレナ at 18:04| Comment(3) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by e-アフィリ at 2006年01月19日 18:28
 「訛り」が無いのが全て良いとは限らないですよね。昔「ほるぷ」の方が、「田舎育ちだから『なんげぇはなしっこしがぇかな』の絵本も自然な感じで読めるの。」と言ってらしたけど、あの本は標準語で育ったモノにはどう読んだもんだかうまくいかないです。斎藤隆介さんの絵本も方言ぽい表現になっているから、訛り言葉を知っている人の方が強いですよね。
 中学校の教科書に載っていた「はるでぇむん…」で始まる詩もどうにも読み方が分からなかった…。方言のアクセントはむずかしい!!
Posted by 紫陽花 at 2006年01月19日 23:27
そうですね。
適当に、それっぽく読むとかえってそらぞらしく聞こえるし、難しいです。
だから私は宮沢作品の中では「注文の多い料理店」を読むのが一番好きです。
あれは、二人の東京者の会話なので。
読み聞かせって、自分の解釈が出るので、
ただ、読めばいい、というものではないんですよね。奥が深いなあ・・・。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年01月20日 08:54
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