2006年01月25日

「ライオンと魔女」ーおいしい場面!

ライオンと魔女.jpg

昨日展示した“読み始めたら止まらない冒険物語”の中に
「ライオンと魔女」も加えた。
映画化されたことで、予約が殺到している図書館もあるらしいが、
我が校に限ってはそういったブームとは無縁である。
田舎だからか、情報が入ってこないらしい。
たまごっちが流行るのが東京より五年遅かった、という
ウソのような話もあるくらいだから無理ないかもしれない。

「ライオンと魔女」はこの学校に来た4年前
高学年のオリエンテーションで紹介した覚えがある。
どういう風に紹介したかというと、
私が個人的に好きな場面を取り上げて話した。
4人の兄妹がビーバー夫婦の家で夕食をごちそうになる場面。
とりたてのさかなのフライに、たっぷりバターをぬったじゃがいも。
マーマレードのお菓子に熱いお茶。
ビーバーのお父さんはジョッキでビールを飲んでいた。

初めてこの本を読んだとき、あまりにおいしそうで、
後のストーリーは忘れてもここだけはしっかり頭に、というか舌に
残っていた。
カリっとあがったフライ、紅茶のカップから立ち上る湯気。
読んでいるだけで、テーブルに座って一緒にごちそうを食べている
満足感が得られる。
その後、むちゃくちゃお腹がすくのだが・・・。
五年生に紹介した時は、給食前の4校時で、
「おいしそうだよねえ」と言うと、
子ども達も実に嬉しそうな顔で「うん」とうなづいたのだった。
その時、コノ子たちとはうまくやっていけそうな気がした。

私はくいしんぼうなので、本を読むとき、おいしそうなごちそうが
出てくる場面を無意識に探すくせがある。
「ライオンと魔女」もそうだが、
古典的な名作を言われる作品は
直接ストーリーとは関係のない細部にまで神経が行き届いている。
そういったゆとりが私は好きなのだが、
今の子たちにはまどるっこしく感じるのかもしれない。


posted by Helenaヘレナ at 15:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本の中の食べ物に興味がいく事って良くありますよね。私も子どものとき『銀河鉄道の夜』に出てくる鳥の形のチョコレートが食べたくてたまらなかった…。
 西瓜市では、毎月市立図書館と学校図書館が同じテーマで本を掲示しているのですが、二月は『おなかがグ〜ッとなるおはなし』です。小学校では『ヘンゼルとグレーテル』や『ぐりとぐら』『11ぴきのねこ』など絵本を中心に。中学校は『赤毛のアン』『メリ−ポピンズ』『くまのプーさん』『ピーターラビット』などのお料理本がたくさんあったので、その本と原作を並べて展示しました。でも、ヘレナさんのように一冊一冊にコメントを付ける余裕がない(&能力がない)のが一番の問題。一言付けるだけで手に取る子どもの数が増えるんだろうになぁ。
Posted by 紫陽花 at 2006年01月27日 22:13
紫陽花さま、いいですね、その企画。
「おなかがグ〜ッとなるおはなし」なんて。
行って本を借りたいです。
図書館と学校の図書室の活動が連動しているのも、
素晴らしい!
そこまで連携が取れていれば、協力して楽しい企画
ができそうですね。
合併したばかりでその余裕がまだないので、
羨ましいです。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年01月28日 15:39
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