
こういってはなんだが、私は鬼好きである。
大学の卒論が“上田秋成「雨月物語」「春雨物語」に見る鬼観”だったくらいである。
(一昔前のことなのでタイトルは定かではないが)
『青頭巾』と『ハンカイ』(スミマセン字が出てこないので後で調べます)
を見る限り、上田秋成は“鬼”という存在をむしろ肯定的に捉えていた、と思う。
今回展示した本は「たくさんのふしぎ傑作集」の「鬼が出た」と「オニの生活図鑑」。
あえて、民俗学的な本をとりあげた。
「オニの生活図鑑」はとっても楽しい本。
この著者もオニが好きなのだなあ。
まるで、ついこの間までオニと一緒に暮らしていて、
「今でも彼らとはレンラクを取り合ってるんですよ」みたいな感じだもの。
「海オニ族」と「山オニ族」は交流があるのだろうか?
「ないたあかおに」は山オニ族で、「島ひきおに」は海オニ族だろうか?
“節分”の説明ボードも作った。

しかし、私が子どもの頃、節分は2月2日だと思っていたけど・・・。
思い違いかなあ・・・。
“おにオニクイズ”も計画中。これは来週貼る予定です。
鬼といえば、坂口安吾の「青鬼の褌を洗う女」も大好き。
最近、厳しい現実に直面し、あまりにしんどいと、つい
ああ、私も鬼の褌を洗っていたいわ、と思ってしまう。
ゴリラでもいいけどさ・・・・。