2006年04月27日

名作を読もう!−「赤毛のアン」に挑戦

「都会のトム&ソーヤ」は読んだけど、
「トム・ソーヤの冒険」は読んだことがない(お恥ずかしい)
私は、今年度決意した。

古典名作と言われる本を毎月一冊ずつ
子ども達と読んでいこう!と。

それで、考えた企画が、「今月の 名作を読もう」

四月は「赤毛のアン」にした。
私は、この名作を、2月に読んだ(お恥ずかしい)。
大変面白かった。
読んでいる間は、古いとか、世界的な名作なんだ、といったことを全く忘れていた。

春休み中に早速、作戦を開始した。

アン掲ヲjpg.JPG

「登場人物の紹介」と「アン語録」を廊下に張り出した。

赤毛のアン.jpg アンのお料理ノートjpg.JPG

展示した本は、掛川恭子さん訳の「赤毛のアン」(講談社)。
このシリーズを選んだのは、憧れの山本容子さんの銅板画が挿絵としてのっているから。
また関連本として
「赤毛のアンのお料理ノート」(文化出版局編)
「赤毛のアンの贈り物」(講談社)「草原につづく赤い道」(金の星社)
もあわせて展示。

5年生と6年生のオリエンテーションの最後で、
「赤毛のアン」の紹介をした。

なぜ、名作といわれるこの本を読んで欲しいかー
@長い年月読み継がれてきた本というのは、面白いから。
(実際に面白い!)
A一般教養として。例えば、「秘密の花園」という歌があったが、
あれは作詞家が「秘密の花園」という物語を知っていたからだし、
「あしながおじさん基金」は「あしながおじさん」という物語が
由来になっているし、みんなの好きな「都会のトム&ソーヤ」の作者
はやみねかおるさんは、少年の頃「トム・ソーヤの冒険」が好きだったのだろう。
こんな風に、名作といわれる物語は図書館の中だけでなく、
社会のあらゆるところに影響を及ぼしている。

「赤毛のアン」の面白さは、なんといっても、主人公アンの魅力にある。

@つまらない現実でも、想像の力でたちまち素晴らしい世界に変える
 不思議な才能。

A名前をつけるのがうまい。
 ただの「並木道」は「よろこびの白い道」に「サクラ」は「雪の女王」に
 「親友」は「さだめの友」「あいよぶ魂」に生まれ変わるのだ。
B失敗してもくじけない。
 アンのしでかした失敗はダイナミック。そのたびにアンは大げさなくらい
 泣いたり反省したりするのだが、やがて持ち前の明るさで、失敗する前
 よりさらに元気になるのだ。

ここまで説明して、私は、アンを初めて見たレイチェル・リンドが
アンの容貌をけなし、怒りくるったアンが、レイチェルにくってかかる
場面を読んで聞かせた。
そして、その後アンがいかに楽しみながらレイチェルにあやまったかを話して聞かせた。

子ども達の中から笑いがおきた。

この後、3冊用意した「赤毛のアン」(2冊は掛川恭子訳、1冊は村岡花子訳)は、6年生の女の子二人と5年生の女の子が借りていった。

「先生、もうだいぶ読んだよ」「おもしろいね」と報告してくれる。

5年生のオリエンの後、借りる人が誰もいなかったので、
敗北感を味わったが、今はほっと胸をなでおろしている。

古典名作を読むことは、子ども達にとって
「読書」というより「チャレンジ」だと思う。
もってまわったような文章に、古めかしい絵。

そして、私にとっても、子ども達をその気にさせ、
読ませることができるかどうかの「チャレンジ」なのだ。









posted by Helenaヘレナ at 14:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 私も今、名作に挑戦中です。西瓜市で『西瓜市のおすすめ100選』が選ばれたのだけど、これが古典(?)のオンパレード。特に中学校向けの20冊は訳者まで限定された昔からの名作。題名を聞けばほとんどが知っているものばかりだけれど、完訳もの(しかも訳者限定)となると意外と読めていない。赤毛のアンも小学校の頃大好きだったけど、司書になって読み直し、また3月に掛川さんの訳で読み直しました。掛川さん訳の本は、どんな調子か借りてみようと思って図書館で最初ちょっと読んだらはまってしまって図書館で立ったまま最後まで読んでしまいました。(こういうことしてるから、図書館へ一度足を入れると帰れなくなっちゃうんだよね。)現在は『海底二万海里』に挑戦中ですが、これは一気にというわけにはいきません(ちょっぴり苦しんでます)。
 『今月の名作』ってすてきな紹介の仕方ですよね。西瓜中でも真似させて貰おうかな?
Posted by 紫陽花 at 2006年04月27日 21:41
紫陽花さん、コメントありがとうございます!
私は、今来月用にと「トム・ソーヤの冒険」を
読んでいます。(いまさらお恥ずかしい)
「赤毛のアン」といい「トム・ソーヤ」といい、
昔の主人公達って、型破りな子が多いのですね。
パワーもすごいし。
昔の人のパワーってやはり、現代人とは
比べ物にならないのでしょうか。
でも、紫陽花さんもスゴイパワー!
「赤毛のアン」の立ち読みなんて、私には
できません。足ががくがくしちゃうだろうな。
その情熱がステキです!!
Posted by Helenaヘレナ at 2006年04月28日 08:53
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