2006年04月28日

ある日の図書室から・・・

毎日が鉛のように重くて、頭に石がつまっているように感じる時は、
身近にあるモノを新しくすると、効果があると聞いたことがある。

そこでー

洗面台jpg.JPG

バラの模様の石鹸トレイと新しい石鹸を、図書室の洗面台に置いた。
校庭から、失敬してきた花も飾ってみた。

なるほど、頭の中の石が・・・なくなりはしないけど、
きれいな色に変わった気がする。
ピンク色の石・・・(コワイ)

休み時間に、図書委員長の女の子が来て少しおしゃべりした。
ゴールデンウィークに、幼馴染の子が遊びにくるんだそうだ。
その子は5年生の時、転校してきたので、
以前住んでいたところの友達なのだろう。

「幼ななじみって、いいよね。すごく久しぶりに会っても、
ぜんぜん緊張しないの。あの頃に戻ってさわげちゃう。
ずっと、一緒にいても、緊張しちゃう友達もいるから」

そうだね。不思議だね。先生にもそんな友達がいるよ。
会わなかった空白の期間を感じさせない友達。

「でも、緊張しちゃうけど、好きな子もいるでしょ」
そういうと、彼女は嬉しそうにうなづいた。

転入生が多い。
名古屋や東京など、ここよりはるかに大きな街から来る子がほとんど。
最初は、都会の子ってやっぱり違うわ。
なんて、思っていても、一ヶ月も経たない内に
他の子と見分けがつかなくなる。

でも、言葉を交わすと、独特な距離感のようなものが彼らにはある。

この3月卒業していった女の子は、
「この学校に親友はいない」と言っていた。
いつもべったりくっついている子はいるのだが、
「彼女は遊び友達。親友と友達は違う。親友ってそんなに簡単にできないんだよ、先生」と言われた。

彼女は4月中学生になった。
卒業に向けたメッセージに、私は、
「中学へ行ったら、親友と呼べる友達ができるといいね」
と書いた。

親友はみつかったかしら・・・?

posted by Helenaヘレナ at 11:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
都会からの転校生、言葉で言い表せない違和感があるはずです。見分けがつかなくなっても、やはり違うのです。難しい問題がたくさん隠れている。担任は地元の人だから判らない違和感。きっとヘレナさんのほうが理解できるはず。力になってあげてください、聞いてあげるだけでいいのですよ。そうだね・・と言ってあげてください、それでちょっと救われること、きっと多いはず。複雑な地域になりつつある、それを理解する地元の教員は残念ながら極めて少ないのですから。
Posted by ミーシャ at 2006年04月28日 21:40
記事にあげた二人は、とても賢くて、
自分の思いを言葉にできる、鋭い感性を
持っています。
転入生は総じて鋭い子が多く、
もともといる子たちは、
新しい友人に飢えているせいか、
いい意味で刺激を受けているようです。
子どもは柔軟でお互い影響したり、されたりが
できるのに・・・。
大人は、どんなに言葉を尽くしても、
理解しようともしない。はなから拒絶している。
理解すると、自分がこれまで信じてきたものが
脅かされるとでもいうかのように。
そんな頭も皮膚も固い大人にはなるまい、
と思っているのですが。


Posted by Helenaヘレナ at 2006年05月01日 09:10
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