2006年05月02日

ゆるすということー3年生に読み聞かせ

あくたれラルフjpg.JPG

「あくたれねこの ラルフは、セイラのねこでした。
あくたれでも、セイラは、ラルフが すきでした。」(本文引用)

この文章で始まる「あくたれラルフ」(童話館出版)が
私は好きで、よく読み聞かせに使う。
特に「あくたれ」がたくさんいるクラスに。

今日の「あくたれ」は3年生。
「あくたれぶり」は学校でも有名だ。
しかし、さすがの3年生も、ラルフのあくたれぶりには
度肝を抜かれたらしく、読んでいる最中、一言もしゃべらなかった。

セイラのパーティをめちゃめちゃにする。
お父さんの大事にしているパイプでしゃぼんだまを吹く。
しょくどうに飛び込んできて、テーブルのケーキに頭から突っ込む。
おかあさんがかわいがっている鳥を追い回す。

ある日、家族でサーカスに行った時、
ラルフはそこでもあくたれて、とうとう
サーカスに置き去りにされてしまう。
さあ、それからラルフの受難が始まる。
セイラの家では大切にされても、
外に出ればただのあくたれ
みんな容赦しない。

この本を読んで感じたのは、
愛するということは、許すことなのだなということ。
何度となく悪さされても、セイラとその家族が結局は、
ラルフを許したように、子ども達にも私にも許してくれる人が
いるって、なんて幸福なことだろう。

読み終わって、
「このラルフみたいな人や動物が、みんなのウチにもいるかな?」
と尋ねたところ、「いる!」といっせいに答える。
まさか、それは僕、なんていわないよね。
「それは誰?」と聞くと、
二人の男の子が手をあげ、「妹!」。
なるほど。
「ウチのアスカがテーブルに乗ってね、ごはんをぐちゃぐちゃにした」
「ウチはね・・」
みんな口々に我が家のラルフのことをしゃべり出し、止まらない。

みんな、そうとう怒っているみたい。
でも、日々愛して、許してるんだね。




posted by Helenaヘレナ at 11:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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