2006年05月12日

だってだって・・・

むか〜し、むかし、おおむかし、
花の東京で、OLをしていた時のこと。
思わず口から出た一言に、上司は
頭を抱えてこう言いました。

「だって・・・かあ?」

敬愛するO課長の、困ったような苦笑い、今でも目に浮かびます。

そう、私の口癖は「だって・・」。
要は、言い訳が多いってことね、わかってます。

だから、この本のタイトルを見たとき、
思わず親近感から手に取ってしまった。

「だって だってのおばあさん」(さのようこ作・絵 フレーベル館)

だってだってのおばあさんjpg.JPG

この本を3年生に読み聞かせた。

「おばあさんは とても おばあさんで 98さいでした」(本文引用)

という一文を読んだところで、子ども達の口から
「ひえ〜」と驚きの声があがる。

無理もない。彼らはまだ8歳。
98歳なんて、とてつもない年の人が、
いることすら想像できないのかもしれない。

おばあさんは一緒に住んでいる5歳のネコに、
「つりにいこうよ」と誘われると、こういうのだ。

だって わたしは 98だもの、98の おばあさんが さかなつりを したら にあわないわ」
(本文引用)

でも、99歳の誕生日。
ネコが94本分のロウソクを落としてしまったので、
おばあさんは、5歳になってしまった。

「だって わたしは 5さいだもの・・・、あら そうね!5さいだから」

とおばあさんは、今までできなかったことが、次々できるように。

おばあさんが、川をとびこえるところでは、笑いが起こった。

しかし、どちらかというとこの本は、
大人の方が共感できるのかもしれない。
そう、私のような大人の方が・・・。

子ども達には、もう一冊の方が、より共感を誘ったようだ。

ちゃんとたべなさいjpg.JPG

「ちゃんと たべなさい」(小峰書店)

デイジーに大嫌いなお豆をなんとか、食べさせようと、
ママはあの手この手で口説こうとするけれど・・・。

最後に、メキャベツがキライなママに向かって、
「ほら、自分だって」と、子ども達もデイジーと口をそろえて
言っていた。

このディジーが主人公の本は、もう一冊あって、
2冊とも、子どもに大人気。

だめだめ、デイジー」は、
「だめだめ、デイジー、はなをほじくっちゃ」とママがいうと、
だって、ママだって(やってたでしょ)」デイジーが反撃する。
そうすると、ママも「だって、あれは・・・」と言い訳する。

最後には、ママが
「だってだって、っていうんじゃありません」。

みんなそれぞれ事情があるんだよね、と優しく許してくれる本。

なつかしのO課長、お元気ですか?
苦労したおかげで、私もずいぶん成長し、
「だって病」も少しは良くなりました。

と言いたいなあ、いつか。


posted by Helenaヘレナ at 09:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
…伝えておきました。
こちらはみんな、とりあえず元気です。
Posted by iza at 2006年05月12日 12:22
ありがとうございます。
O課長は、私の中ではいつまでも
ステキなお兄さまです、とお伝えください。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年05月12日 12:28
Oです。大変ご無沙汰しています。かなり誉めすぎ!!恥ずかしいです。素敵なブログですね。今後もぜひ続けてください。
Posted by at 2006年05月13日 10:54
お久しぶりです!
コメントありがとうございます!!
嬉しいです!!!
阿佐ヶ谷の会社でがんばった年月が、
今の私を支えています。
社会人としての私の故郷だと思っています。
また、のぞいてくださると嬉しいです。
皆様によろしくお伝えください。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年05月14日 14:05
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