2006年05月18日

今日も元気で「あたまにかきのき」

木曜日の朝読書は、1年生の教室に読み聞かせの出前に行く日。
今日読む本はコレ。

あたまにjpg.JPG 「あたまにかきのき」(フレーベル館)

この本は1年生の早い時期に、読み聞かせることにしている。
ワケのわからない話は、ワケのわからない人たちに読むに限る。
彼らなら、この世界を理解しうる。

思ったとおり、あんにゃの頭に柿の実が落ちて、
あら、不思議!頭から芽が出て、みるみる柿がどっさりなっても、
子ども達に特に驚いた様子はない。
無関心なわけではない。どの顔も真剣にお話を聞き入っている。
ただ、うんうん、よくあるよね。と、今後の成り行きを見守っているのだ。

その証拠に、ねたんだ町の柿売りたちが、あんにゃに酒を飲ませて
寝たスキに木を切り倒す場面では、思わず
「なんだ、このやろ、いじわるして」と憤りの声があがった。

しかし、何度読んでも不思議な話だ。
昔話というのは、不思議な話が多いが、
最後、野原になった自分の頭にぴょんと飛び乗って、
自分の頭を耕し、米を作る場面など、
シュールというほかない。

読み終わって、
「みんなは、頭に何の木を生やしたい?」と聞いた。
何の疑問もなく「ぶどう!」「なし!」と答える子ども達もシュールだ。

「オレ、がいいな!」と元気よく答えた男の子。

そうね、そしたら君の頭でお花見をさせてもらおうかな。

朝1番でこんなにイキのいい人たちにヘンな本を読ませてもらって、
私も自分の頭を耕した気分。

今日も、元気で「あたまにかきのき」だぜ!!

posted by Helenaヘレナ at 10:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
甲府市宝2ー3−7 宝商会 というところから
「山梨のむかしばなし」という手で綴じられた装丁っぽい本が出ています。

その8番目に、「目ん玉待ちろ」(中巨摩郡)というはなしがあって
頭に柿の木! と いうお話の山梨版というか
「お話のモチーフ」がどこか共通しています。

中身をお知りになりたい方は、mailをくだされば教えます。
Posted by 佐藤 美智代 at 2006年05月22日 07:23
佐藤さま、情報ありがとうございます!
「目ん玉持ちろ」とはなんとも変わった名前
ですね。
「あたまにかきのき」というけったいな話が
山梨にもあるなんて。
面白いです。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年05月22日 08:55
このお話は古典落語「頭山・あたまやま」が元ネタだと思います。私は未見ですが、頭山はアニメにもなって、アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされたそうです。頭山は、カキのタネではなく、さくらんぼのタネで、最後は頭にできた池に飛び込んで死んでしまうそうです。って、えらそうに書きましたが、この情報はラジオを聞いて知りました。ちょっと調べたみたら、宮城県でも似たようなお話があるみたいで、田島征三の絵本もありました。私も読み聞かせをして、六年生の頭に?マークを、はやしてみようと思いました。
Posted by 小春ねこ at 2006年05月22日 23:50
小春ねこさん、情報ありがとうございます!!
いやあ、スゴイですね。
さくらんぼですか。でも最後自分の頭に飛び込んで死んでしまうのは、悲しい。まさに自殺!
6年生の頭に?マークをはやすのは、とっても楽しそう!ぜひやってください!!
Posted by Helenaヘレナ at 2006年05月23日 17:22
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