2006年06月02日

木の調べ学習は・・辛いっ!

3年生の総合学習が始まった。「木を調べよう」である。
校庭にある木の中から1本選び、それについて調べる。
毎年同じテーマなので、特に疑問にも思わなかったのだが、
自分の娘が3年生になって、このテーマはこの学年に難しいのでは
と思うようになった。
もちろんやり方にもよるのだろうが、昨年まで国語・算数・生活科のカリキュラム
しかやっていなかった人たちが、いきなり木について調べると言う。
「木」は身近なテ−マのように思えるが、
実際は大人ですら、木についてどれだけの知識があるだろうか。

とにかく、最初は調べ方を知ってもらうしかない。
最初の1時間は調べ学習の仕方についてレクチャーした。

木の調べ学習.jpg 百科事典2jpg.JPG 図鑑2.jpg

本来、ここから始めないとダメなのだ。
しかし、今まで3年生が初めての調べ学習に来ても、やったことがなかった。
担任の先生の領域だったから。
今回は、担任の先生からの申し出があったので、ラッキーだった。

自分の選んだ「木」の名前がわからない子が半数いた。
まずは、木の名前を突き止めるところから始めなくてはならない。
そこで、葉もしくは花を取ってくるようにいった。
次の週、みんな手に手に葉っぱをもってやってきた。
2、3年前は「木」に関する本があまりに少なくて難儀したが、
昨年、学校林関係の資料費を特別にいただいたので、
ネットで調べてかなり集めたつもり。それでもまだ数は少ないが。

木の名前がわからない子にはこの本で調べさせた。

原寸図鑑 葉っぱでおぼえる樹木」(柏書房)
「葉形花色でひける 木の名前がわかる事典」(成美堂出版)
「木の花 花色、実形でひける木に咲く花414種類」(成美堂出版)

授業が終わっても、名前がわからない子が3人いた。
先生方に聞いてもわからない。
やっぱり「木」は難しい。

ただ、今までどれをとっても「木」と呼んでいたものが、「マツ」に変わったり
「ミズキ」に変わったりするだけで、調べた意義はある。

周りを森に囲まれ、「木」はあって当然と思っている子どもたちだからこそ、「木」を知ることは大切なのだろう。

さて、タイトルの「辛いっ!」だが、調べ学習が難しいからではない。

葉の感じからたぶんカラマツだと思うが、今ひとつ自信がないという
女の子と一緒に、校庭に木を見に行った時のこと。
風がザッと吹いて、木からふわりと黄色い煙が。
そう、それはまぎれもなく花粉・・・・・それを見た途端、鼻水
花粉症の時期はとうに終わったと世間では思われているようだが、
ここでは、毎朝車のフロントガラスが黄色く染まるくらい飛んでいる。
固めるテンプルを鼻に流しいれたい気分である。

授業が終わり、ライラックを調べている女の子が
「はい、これ先生にあげる」と葉っぱをくれた。
後の処理に困った挙句だろうが、ありがたく頂戴した。

ライラックjpg.JPG

こうやって水を入れたガラス瓶に浮かべると、
梅雨のうっとおしさも、花粉症もしばし忘れ、
爽やかな気分に・・・。


posted by Helenaヘレナ at 10:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 金曜日、ヘレナさんのブログを見て感激と驚きました。同じ時期に同じことをしている人がいた!しかも丁寧で親切に!!!
 この日3年生が6時間目にいきなりやってきて木の調べ学習をさせてほしいと言われました。でも、本の探し方がわからないお子様方は「なーい。載ってなーい」と連呼して私を怒りさせました。そんなハズはありません。ぜったい載っています。君たちの探し方が悪いのです!
 本当に木は難しいですよね。せめて、正しい木のなまえがわかってから調べに来てほしいです。「原寸図鑑〜」ありますが、「こっちもそうかも。これも似てる」となかなか正しい名前を知ることができません。木の本は内容も難しく、大人向けだから当然なのかもしれませんが、難しい漢字をそのままノートに書き写していました。(あ、原寸図鑑〜が難しいといっているのではありません)
 ヘレナさんが紹介してくれた本の購入を考えています。私のお勧め本です。有名なものは省略して、「葉で見わける樹木」小学館「名まえしらべ 木の実・草の実」保育社「ジュニア図鑑28 木のなまえ」保育社「身のまわりの木の図鑑」ポプラ社
  
Posted by 小春ねこ at 2006年06月06日 21:48
小春ねこさん、お怒りよ〜くわかります!
私も何度「な〜い。載ってな〜い。使えな〜い」
のセリフに怒りを爆発させたことか・・・。
大体が、調べ学習とか言って、子どもをただ、
図書室に送り込めばいいと思っている先生が悪いのです。
もちろん、そういう先生ばかりではないと思いますが。
今年の3年生は、そういう意味では、非常にいい!成果を挙げていると思います。
先生もきちんと総合学習の筋道が頭の中に出来ているようなので、安心です。
でも、「木」について、調べている学校って他にもあるのですね。
資料を教えていただき、ありがとうございます。
「ジュニア図鑑木のなまえ」と「名まえしらべ木の実・草の実」は知りませんでした。
早速検索して、購入を考えたいと思います。
私もあの日、ネットで他の資料をみつけました。
「樹木図鑑ー葉・実・樹皮で確実にわかる」(日本文芸社」
確実にわかる、というところに惹かれました。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年06月07日 09:59
 実は、木の調べ学習は毎年しています・・・。
3年生の総合学習で「マイツリー」と称して自分で学校内の好きな木を選び、一年間観察するというものです。だ〜か〜ら〜、わからない木の名前は、今の4年生に聞けばある程度わかると思うんです。学年を超えて交流すればいいのにーって、毎年思ってました。でも、言えない私。ホント、担任がよくわかっていなくてないのが問題なんですよね。
「確実にわかる」すごい、私も惹かれました。購入を考えます。これからも本の情報を交換しましょうね。
Posted by 小春ねこ at 2006年06月07日 23:09
小春ねこさん、ホントにネットで本の情報交換ができるなんてありがたいです!!
昨日ナナカマドだと思っていた木を
木に詳しい先生に尋ねたところ、違うと言われ、
今日「確実にわかる」が届いたので早速調べてみたら「富士桜」と判明しました。
う〜ん、なかなかの優れものかも。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年06月08日 10:01
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