2006年06月26日

雨がふったら・・・

朝から、ゆらゆら落っこちそうな曇天。
気持ちまで、くすんできそうだ。
天候の優れない日本海側で育ったせいか、
曇り空は嫌いじゃない。
ピーカンに晴れた空より、落ち着くくらいである。
しかし、月曜から曇り空だと・・・。

でも、ひとつだけ、いいことがあった。
1年生の読書の時間に読む本が思い浮かばなくて
困っていたのだ。
しかし、空を見て、心が決まった。
」の本にしよう!!

授業のはじめに読んだのが「へそもち」(こどものとも傑作集 福音館書店)

この本、めずらしい縦向きの本。

へそもちjpg.JPG

「雷が鳴ると、おへそをとられちゃうよ、って言われたことある?」
最近は、こんなこと言わないだろうな、と思いつつ聞いてみたが、
意外にも殆どの子が「聞いたことある」と手を挙げた。
「ウチのお父さんね、お風呂上がった後、パンツいっちょうでいるから
おへそ取られちゃうよ」
お父さん、まさか子どもに学校で、こんなこと言われてるとは
露知らないだろうなあ。

このお話、おしょうさんが五重の塔にやりをたて、鬼をつかまえたところが
面白い。現代の避雷針の始まり、というところか。
「じゃあ、ウチも屋根にやり立てよう」と言った子がいてあせった。

授業の最後で読んだのが「おじさんのかさ」(佐野洋子 作・絵 講談社)
梅雨に読む本の定番というところだろうか。
私の大好きな一冊でもある。

「おじさんは、とっても りっぱなかさを もっていました。
くろくて ほそくて、ぴかぴかひかったつえのようでした」
(本文引用)

おじさんは、雨が降っても自分のお気に入りの傘をぬらしたくない。
最初「意味ないじゃん」と言ってあきれていた子ども達も
その内おじさんと一緒にうっとりし始めた。

おじさんのかさjpg.JPG

とうとうおじさんが傘を開くところは、わくわくする。
傘を広げる音が聞こえそうな絵。

いいなあ、こんなステキな傘があったら、
憂鬱な梅雨もたのしくすごせるんだろうな。
いや、そうじゃないな。
このおじさんがステキなんだ。

大切なモノがある人は、素敵だ。
心が豊かな証拠だから。
以前「大人のための絵本の時間」でモノにまつわる本を紹介したが、
この本をすっかり忘れていた。

「あめがふったら ポンポロロン
あめがふったら ピッチャンチャン」(本文引用)

授業が終わって、教室に戻る時、1年生が口ずさんでいた。









posted by Helenaヘレナ at 15:35| Comment(6) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 「へそもち」って絵が「そうべえ」みたいで面白そうですね。今度探してみようっと。
「おじさんのかさ」私も好きで持ってますが、NHKテレビ絵本でずっとまえにでてたので 「あめがふったらポンポロロン‥」のフレーズが頭に残っててテレビと同じになってしまいます。子供たちもその方が聞き慣れてていいのかな‥?
 うちの娘も小3です。今日誕生日でした。プレゼントは、傘とチーズケーキがいいとリクエストしてきたのでそれにしました。好きな水色にかえるの顔の透明小窓つきの傘が気にいってくれたのですが、「この傘ぜったい使わないからねッ」だそうです。それじゃおじさんの傘とおなじじゃん!こちらの天気予報は明日も雨です。きっと使うぞ〜フフフ‥
 佐野洋子さんの訳でベラB.ウィリアムズ作の「ほんとにほんとにほしいもの」を誕生日にあわせて買ったので読んであげるか読ませようと思ったのですが無視されてしまいました。最近厚めの本を読むようになり今日は、アン・H・ナグダ作「いたずらニャーオ」を読んでました。
うちには居ませんが娘もねこ大好きです。‥すみません余談でした。
 ながながついでに失礼ですが、学校図書館に置きたい地図帳を教えていただけませんか?前回の図鑑・百科とかと一緒に申請したいのでお願いします。
Posted by 田舎の司書もどき at 2006年06月27日 22:02
お嬢さんのお誕生日おめでとうございます!
傘とチーズケーキが欲しいなんて、センスがいい!私「かあさんのいす」が大好きで、「ほんとにほんとにほしいもの」も図書室にあります。
「かあさんのいす」は以前「見えるもの見えないもの」というテーマで読み聞かせたをした時、使いました。「かあさんのいす」は「お金」で見えるもの。「見えないもの」は「じかんがどんどん」でした。

地図帳ですか、うむむ・・・。
ウチには地図帳というものは見当たらないのですが、「世界がみえる地図の絵本」(あすなろ書房)くらいかな。地図帳ではありませんが「21世紀こども地図館」(小学館)も好きです。昔の人が考えた宇宙とか、地図とかが載っていて面白いですよ。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年06月28日 16:02
 雨降りでしたが傘は置いていかれました。‥大事に使って欲しいのに、大切にしまって置くのだそうです。なーにがなにが使いたくなるって!
 地図帳の件教えていただいてありがとうございます。さっそく検討してみます。
 学校のPCが入替えになってバーコード化するそうです。「だれがするんですか?」って聞いたら「夏休みに職員でやります。」ときっぱり‥蔵書が少ないし(必要性があるのかな‥?)校長先生が言いだしっぺなので皆でかかれば出来るでしょう。私も手伝いに行こうっと。地方のド田舎のちいさな小学校、文化的に恵まれない子供たちに愛の手を‥これからも色々と教えて頂きたいのですがよろしくお願いします。
Posted by 田舎の at 2006年06月28日 22:04
えらいなあ、「田舎の司書もどき」さんの学校は。入力作業、職員でやる、と言い切る校長先生もエライし、手伝いに行こうという貴方はもっとえらい!!です。
こちらも、ド田舎の小さな学校で文化的に恵まれていないのは同じだと思いますが、
子ども達のために尽力しようと思う人は、そちらほどいるでしょうか???
もし、バーコード化されたら、入力作業は全て私がやるのでしょう。
何よりも、合併して一年以上経つというのに、
おまけに市内のネットワーク化準備万端というのに、図書館と各学校の図書室のネットワークは全然手付かず。本当は、市役所に専任を置いて、
進めていかなければいけない仕事だと思いますが。かといって、正職員の司書の人が声を上げるでもなし。
まあ、数年経たない内に統合という話もあるので、やってもムダだと思っているのでしょうね。
では、この過渡期に小学校に通っているウチの娘も含めた子ども達はどうなるのでしょう?
もう、自治体に頼る時代ではないのかもしれません。「田舎の司書もどき」さんのような、真摯で情熱あふれる大人が、個人的に尽力するしかないでしょう。腹の立つことも多いと思いますが(腹立ててるのは私の方ですね)がんばってください!!
Posted by Helenaヘレナ at 2006年06月29日 10:10
励ましのお言葉をありがとうございます。その時は他の保護者の方にも声をかけてみます。

 図書館はネットワークで結ばれ、どんな田舎でもあらゆる資料が手に取れる。まだまだ理想でしょうか‥図書館学の先生方と自治体との差は詰まりませんねぇ〜 
ボランティアは頑張りすぎると続かないので、ちょっとずつでも良くなるように「ぼちぼちいこか」です。

『むかつくときは‥』 「はいコレ!」心の特効薬をすぐ処方してくれるこんな先生が欲しい‥です。どこも色々ありますが喜怒哀楽変化があるから楽しいんですよね。ヘレナ先生とこのこども達 
いいな〜〜

投稿に失敗しました。Errorが出たけど大丈夫かな?
Posted by 田舎の司書もどき at 2006年06月29日 22:11
「田舎の司書もどき」さん、届いています。
そうですね。ムリすると続きませんよね。
楽しくやるのが大切だと思います。
ボランティアもお仕事も。
ありがたいお言葉涙が出そうです・・・。
自分の存在意義というか、いる価値があるのか、
時々考えてしまいます。
子ども達のためというより、自分のため、
自分が楽しく仕事することが、結果的に
子どものためになるのかな、と思う今日この頃です。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年06月30日 11:01
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