2006年07月04日

あなたの夢の夏休みを教えてください

小学生の頃、夏休みは特別だった。
今でも、あの始まりの朝を覚えいてる。
透明な朝の光に、私の夏休みは、飛び立つ前の小鳥のように、
震え輝いていた。
はるか空のかなたまで、駆け上っていけそうな気分だった。
かけのぼった先にあるのは“永遠”だった。

夏休みと無縁になって久しいが、四年前初めてこの職に就いた年、
終業式を終えたその夜、私は久しぶりにあの夏休みが始まる高揚感を
感じた。子どものようにはしゃぎまわった。

しかし今、夏休みと聞いて、頭に浮かぶのは、
学校と役場に出す夏季休業中のスケジュール。

図書室開館日、蔵書整理、廃棄も進めて、新しい本の発注もしなければならない。研修は、3回。そうそう図書集会の企画を立てなければ・・・。
その間娘は弁当を持たせて学童保育に預ける。
休みは、実家へ帰る。親が長くいてくれ、というから一週間を予定している。そして実家から戻れば、じきに始業式。

思いがけないことは何も起こらないだろう。
夏休みを過ごす前から、どんな風に過ぎていくのかわかっている。
すべては大体予定通りに事が運ぶだろう。
実家に帰った時の、親との会話すら予想がつく。
親が元気であってくれることのほかは特に望むこともない。

そんなどんづまりな気分を晴らしてくれることを願いながら、
3年生の読書の時間に臨んだ。

はちうえはぼくにまかせてpg.JPG ウエズレーの国.JPG

夏休みをテーマにしたこの2冊の本を読み聞かせた。
そして、この感想シートに書いてもらった。

ゆめの夏休み.jpg

1、「はちうえはぼくにまかせて」と「ウエズレーの国」のどちらの夏休みをすごしたいですか?またその理由を書きなさい。

2、あなたがすごしたい夢の夏休みを絵にしてください。

これ実は去年の3年生、4年生にもやってもらった。
ただ、その時は絵ではなくて文章で表現してもらったが。

その時、子ども達のあまりの現実的な志向に愕然としたものだ。
「宿題のない夏休み」
「一日好きなようにしていられる夏休み」
「ゲームしほうだい」

私のようなどんづまりな大人が多いせいで、子どもまでこれほどまでに
現実的でつまらなくなってきているのだろうか?

そこで今回は3年生の得意な絵で表現してもらうとともに、
事前に注意した。
「宿題のない夏休み」とか「ゴロゴロした気ままな夏休み」とかは
絶対に書かないで!「夢」なんだから、一度こんな風に夏休みを
過ごしてみたいと思うことを書いて。現実にはありえない、という風に
思考を縛らないで。思ったことはなんでもうまくいく、という風に
考えて書いてください!!

さあ、出てきたのは・・・

魔法使いになって魔法学校へ行く。
夢のツリーハウスを作る。
家がディズニーランドになっちゃう。
いるかに乗って外国へ行きたい。
温室で植物をいっぱい育てたい。
トトロと友達になりたい。
気球でお散歩。
海に出て海賊をやりたい。
動物とジャングルで暮らす。
空を飛ぶ。

う〜ん、いい!!
土地柄、ツリーハウスが多かったかな。

子ども達の絵は、どんづまりの私の気持ちをほんの少し解放してくれた。

私の夢の夏休みは・・・

カメラを持って雲を捕まえに行きたいな。世界じゅうの空の雲を・・・。

雲4.jpg 雲3.jpg



posted by Helenaヘレナ at 11:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。雲の写真で「きみの友だち」(重松清)を思い出しました。なんだかそれだけで涙ぐみそうになってしまいました。
Posted by 紫陽花 at 2006年07月05日 22:34
紫陽花さん、お久しぶりです。
「きみの友だち」ずっと読みたいと思いながら、
図書館に行ってもいつでも貸し出し中で、
読む機会を逸したままです。
この夏は読むぞ!
コメントありがとうございました。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年07月06日 11:13
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。