2006年09月21日

今、こんな気分です・・・

夏休み明けあたりから、ウツ症状に悩まされている。
最初は単に休みボケだろうから、生活のリズムが戻れば治ると思っていた。
ところが、思ったより長引いている。
症状は、朝起きられない(これは、いつもと同じか)、
食欲不振???と、色々あるが、
1番困るのが、仕事への意欲の減退である。
今まで、次は何やろうかな、とワクワクしながらこの仕事をやってきた。
腹の立つこともあったし、やめてやる!なんて思ったこともあったけど、
それもひとえに、仕事への情熱があればこそ。

子どもはかわいい。
でも、仕事に対する評価がゼロというのは、やっぱりむなしい。
悪い評価でもいい。関心をもって評価してほしい、というのは
ゼイタクなのだろうか。
こんなことを言ったら、同じ立場で、それでもがんばって
仕事している全国の同業の方に申し訳ないが、でも・・。

元気が出る本ないかな、と探したけれど、みつからない。
目についたのが、この本。

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「そらとぶこくばん」(ねじめ正一さく 山口マオえ 福音館書店)
巻いてある帯は、3年生が国語の授業で作ったもの。
我が娘の作品なので、親の勝手で載せた。
帯の紹介文には「ほかのことをしたくても、ほんとうのよさがわからない。それがよくわかるみじかいおはなしです」とある。
う〜ん、難解だ。1文目の意味がわからなくて、娘に聞いたのだが、書いた本人もよくわかっていなかった。
たぶん、「今の仕事の本当のよさがわからない、だから他のことをしたいんだけど・・」という意味かな???

本文を引用させていただくと、

2年一組の黒板は、本当は王さまの食卓になりたい。
それでも我慢して黒板をやっているのに、
子ども達は、そんな黒板の気持ちをよそに騒いでばかりいて
黒板の方を見てもくれない。
先生だってチョークで書かないで、しゃべってばかり。

「にねんいちくみの こくばんは なにも やることがありません」(本文引用)
「もう いやだいやだ おうさまの しょくたくに なってやるぞと」(本文引用)

ついに、黒板は学校を脱出するのだ。それも空を飛んで・・・

う〜ん、この発想、すごいですね。
しかも、王さまの食卓になりたがっているものがあんなにいるなんて
知らなかった。
電光掲示板や得点ボードまでなりたがっているのだから。

まさに私は、今こんな気分なのかも、と思った。
どこか遠くへ行ってしまいたい、新天地めざして。

でもー「ほかのことをしたくても、ほんとうのそのよさがわからない」
あっ、そうか。他のことをしたくても、今の仕事が黒板には合っているのだから、そんな気持ちでは他の仕事のよさはわからない」と言う意味なんだ、この紹介文は。

この黒板が一体どういう運命をたどるかは、読んでのお楽しみ。
私も気持ちを立て直して、この仕事の本当の良さを再確認する
必要がありそうだ。



posted by Helenaヘレナ at 11:29| Comment(8) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんとなく、心境がわかる気がします。好きではじめたことなのに、このごろ意欲がわかなくて「飽きちゃったのかな」なんて思ったりもしますが、それを肯定したくはないし、まだまだいろいろやろうとは思うのだけど、重い腰がなかなか上がらない、そういうときがあります。『そらとぶこくばん』変わったタイトルの絵本ですね。結末は読んでみてからのお楽しみ、と思っています。わたし自身、元気がないときに眺めるのが『どんなきぶん?』(福音館書店)です。 

 「ながーく まって まちわびても
  さいごに じぶんの こころが
  わかってもらえたとき
  それは さいこうの きぶん」

という文を目にするたびに、きっとそういうときがくるという気持ちをもらえるような気がします。「しんせんなきぶん」になれますように。
Posted by kmy at 2006年09月21日 14:28
「仕事への意欲の減退」――昨日に引き続きなんだか今の私にぴったりの話題が続きます。今、西瓜市では10月から配属される協力員のことでちょっと司書に不満が出ています。私たち司書は一人で3,4校兼任しているのに、協力員は一人一校で週3日勤務できます。それなのに司書として責任ある仕事は私たち司書がやるべきで、時給は全く変わらず、しかもその協力者の指導までやれといわれてはあまりの理不尽さに開いた口もふさがらない。現司書3人はみんな残業したり持ち帰り仕事をして必死で多校勤務をこなしているというのに……。こういう事があると以前教育委員会の上の人が私たちの勤務形態を棚に上げて「山形の朝暘小は素晴らしいからそれを目指せ。」といったこととか、中学校の図書担当の先生に仕事の相談に行ったら「私は分からないから勝手にやって!」と言い放たれたこととか、やな事ばかりが浮かんできて頑張る気力がどんどん低下…。
 ヘレナさんkmyさんの紹介してくれた本が今、手元にないのが何とも悲しい。明日こどもたちの顔見たら元気が出るかな……。
Posted by 紫陽花 at 2006年09月21日 22:08
ヘレナ先生は学校司書のエキスパート‥です。
毎回目を惹くキャッチコピー付きの展示は素晴らしいです。センスとひらめきおまけに仕事が早い!季節や行事に合わせたディスプレイも子供達にとってとても魅力的な図書室だと思います。
少なくともブログを見ている人はみんな 展示だけでなく、本の紹介や心のケア他諸々の沢山の仕事をこなしている姿を高く評価しています。そして自分の図書室も負けないよう参考にして頑張っていると思います。
私なんかがナマいきですが、きっと次のアイディアをだすための生みの苦しみの状態なんじゃないですか?
好きな仕事だから一生懸命になれる‥その気持ちがひらめきの元になるのでしょうね。
 私はボランティアですがヘレナ先生のブログから沢山ヒントをもらっています。うちの学校の先生にも紹介しています。

お礼‥
前に図鑑や百科辞典など紹介していただきましたが、先月補助金の申請が通り今日全部届きました。ポプラディア・セット図鑑4種・大図鑑3種・国語辞典・漢字字典・ことわざ辞典・(各15冊)・英和・和英辞典です。子供達も先生方も大喜びでした。これでまた一つ図書室らしくなりました。ありがとうございました。
夏休みに先生方が頑張ってバーコード入力してくださいました。よそに比べると蔵書が少ないですが、めずらしいのと貸出しが簡単になって子供達もよろこんでいます。みんなのおかげで読書環境が少しずつよくなっていきます。
Posted by 田舎の司書もどき at 2006年09月21日 23:22
kmyさま、
そう、まさにそんな気分なのです。
うまく言い表せない私の気持ちを代弁して
もらったみたい。
ありがとうございます。
知人にそれとなく愚痴ったところ、
「そういうことって、どんな仕事でもあるから」
と言われました。
きっと、みんなそんな気持ちを抱えながら、
それでも日々仕事しているんだろうな。
私にとって「仕事=楽しいこと」という条件
があって、お金だけではない、と思っているのですが、最近楽しいだけでは続かないことが
段々わかってきました。もちろん、それを補うのはお金だけではありませんが・・・。
いかん、また愚痴っぽくなってしまいました。
kmyさんが紹介してくれた本、ステキですね。
今日、図書館へ行って探してみようと思います。
魔法の言葉をプレゼントしてもらった気分。
ありがとう!!
Posted by Helenaヘレナ at 2006年09月22日 09:30
紫陽花さま、
私の情けない記事のせいで、苦悩が深くなったみたいで、申し訳ないです。
しかし、ウチの市もひどいと思っていたけれど、
まだまだ上(下?)があったとは・・・。
3、4校も掛け持ちだなんて、ちょっと信じられません。それでも残業したり家に持ち帰って仕事している紫陽花さん達はエライ!!
司書って、いい仕事なのに、日本ではあまりに社会的に認められていなくて、くやしいです。
こんな風では、若い人でなり手がいなくなってしまうのでは、と心配です。
以前、夫から「君の仕事を評価するのは、教育委員会でも先生でもない。子ども達じゃないのかな」と言われたことがあります。
その時は、そうだそうだ、と納得していたのですが、忘れてしまった私・・・。
かわいい子ども達のために、やりましょう!
仕事!!
Posted by Helenaヘレナ at 2006年09月22日 09:39
田舎の司書もどきさま、
嬉しい励ましの言葉、ありがとうございます!!
なんだか、元気がなくなるといつも励ましていただいているようで・・。嬉しいです!
図鑑や百科事典が入ってよかったですね。
おめでとうございます!!
田舎の司書もどきさんの学校は、先生や保護者やボランティアの方々が、子ども達のために一生懸命になっていて、いいなあ、と思います。
きっと素敵な図書室なんでしょうね。
楽しそうだな。遊びに行きたいです。
今回も元気をもらいました。
ありがとう!!
Posted by Helenaヘレナ at 2006年09月22日 09:45
確かにヘレナさんの働いている場所では、あなたは評価されません。だっていい人を装う人が都合のよい人として評価され、いい気分でおだてられているだけの場所ですよ。あとはお互い何をしようが何を考えようが知らぬ振りして無難に定年まで通うだけの場所です。そんな人たちに評価してもらう必要は本当はありません。しないでもらっていい!構わないでいてくることに感謝してもいいくらい、ヘレナさんの働いている場所は全国の中でも異常にひどい社会の中にあるのです。
もし評価されたいのであれば、それは子供達がしてくれているはず。いい人を装おっていた人は辞めればそれで終わりです。子供たちはあっさり忘れて新しい人に懐くでしょう。でも、ヘレナさんは違います。子供達の記憶に必ず残って、若者になった子供達が懐かしく学校を思い出すときに、図書館にいたヘレナさんと本の出会いが必ずその思い出の中にあるはずです。虚しいかもしれませんが、それがこの腐った社会ではただ唯一の正しい評価です。へたな教員の名前や顔は思い出さなくても図書館にいたヘレナさんと本の関わりを覚えていてくれるに違いありません。
名前をどこかに残すことが評価だと思う人もいるかもしれませんが、人の心に残ることのほうがいいと思いませんか?でも、もう無理はしないほうがいいでしょう。続けていかれるとも限らない場所でしょうから。その場を去ってみることで、得ることもあります。子供と本との関わりは、その場だけではなくほかの場所でも可能なはずですから。そこにいなくてもこのブログは続けられるはず。本当に子供達のためであるなら、そこに縛られる必要はありません。
Posted by ミーシャ at 2006年09月29日 22:07
ミーシャさま、
ありがとう!
きっと私の気持ちは、ミーシャさんが実感として
一番よくわかってくれているのだと思います。
そうですね。こんな気持ちでここにい続けることが子ども達のためになるとはとても思えない。
人の心に残ることを考えたいと思います。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年10月03日 15:33
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