2006年09月22日

ぼくせん??

五年生の女の子が
「ねえ、ぼくせん読んだ?」と
話していた。
えっ?ごくせん?図書室には置いてないぞ!?
「ごくせんじゃないよ。ぼ・く・せ・ん」
なに、それ。

ぼくせん「僕と先輩のマジカルライフ」(はやみねかおる 角川書店)「略して僕先じゃん」と言うので、「そんなに略しちゃうわけ?」と言うと、「私は何でも略すよ」らしい。「フェアリーレルム」は「フェアレム」「若おかみは小学生」は「若小」。「図書室」にいたっては「とつ」だそうである。

「僕と先輩のマジカルライフ、面白かった?」と尋ねると、
(私は読んでない。スミマセン)
「うん。面白かった」
「大学生の話でしょ?」
「そう」へー、小学生が大学生の話を読んで面白いのか。
彼女ははやみねかおるさんのファン。
我が校には、はやみねかおるファンがけっこういて、
「夢清シリーズ」「都会のトム&ソーヤ」と来て、「僕先」も買って欲しい
とリクエストされたので買った。

「びっくりしたのはね、主人公の春奈と快人が、夢清シリーズにも
登場してくるの。ほら、この『ミステリー館へ、ようこそ』に

ミステリー
ほんとだ。「おもな登場人物」のページに出ている。こんなことを発見するのなんて、スゴイ。さすが、好きな場所は「本屋さんとブックオフと図書館」という彼女ならでは。
どっちが司書かわからない。
私も読んでみよっかな。と言うと、
「うん、面白いよ。読んでみなよ」と薦められた。




五年生の女の子達は、図書室のお得意様。
本好きな子が多く、放課後などに2,3人連れ立ってきてくれる。
そして「あーあ、やっぱり図書室が1番落ち着く」と言ってくれる。
「えっ、ほんと?うれしいな」(図書室を誉められると、つい自分の
ことを誉められている気がするのは困りものだ)
「うん、やっぱり教室は勉強するところだからさ」
「あと、好きなのはね、授業が終わって、水飲みに出た時の廊下かな」
へーっ、詩的。

最近へこむことが多く、情けない記事ばかり出していたが、
フレディさんが以前言っていた、
「ヘレナの仕事を評価するのは、大人じゃなくて、子ども達だよ」
という言葉を今日も思い出した。
そうだね。子ども達にとって「心地いい場所」である図書室になるよう、
それだけ考えて、仕事していこう。


posted by Helenaヘレナ at 17:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日は少し元気なヘレナさんの日記が読めてよかったです。私も時々ここにお邪魔していて、そのお仕事ぶりに感心している一人です。誰も評価していないなんてこと、全然ないですよ。そして、居心地のいい空間をいちばん楽しんでくれているのは目の前の子どもたちですよね。

でも、頑張っている全国の身分の不安定な司書さんたちの、割に合わなさ過ぎる待遇を思うと、東京で仕事をしている私は、なんとかできないものかとこの頃思います。自分は無理でも、これからの若い人たちが、学校司書を一生の仕事としてやっていけるような待遇改善を・・・。前途は多難ですが。
Posted by 村上@東京 at 2006年09月22日 21:14
今目の前にいる子ども達と、今、楽しむ
という開き直りで仕事している私です。
ヘレナさんも、あまり頑張りすぎないで、休養が必要なときなのだと考えて、ゆったり過ごしてください。
Posted by nora-taka at 2006年09月22日 23:08
村上@東京さま、
お久しぶりです!!
時々見てくださっているとのこと、
嬉しいです。ありがとう!!
本当に、この職種が将来続いていくのか、
不安になることがあります。
学校司書って面白い仕事だよ、ということを
アピールするために、このブログを始めたはずなのに・・、逆に愚痴ってばかりじゃいけませんね。前向きに!やっていきます。
Posted by Helenaヘレナ at 2006年09月25日 09:44
nora-takaさま、
「今目の前にいる子どもと今楽しむ」
いい言葉ですね。
私の前には、100名ほどのお客様がいるのだから、まずそのお客様を満足させることを考えるのが第一だと再確認しました。
そう、あせらず、ゆったりとね。
ありがとうございました!!
Posted by Helenaヘレナ at 2006年09月25日 09:47
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