2007年01月26日

子どもを守る!

昨日、町の小中学校が主催した「地域で守る子どもの安全」講演会に
PTA保護者として参加してきた。

講師は、「子どもの危険回避研究所」所長の横矢真理先生。
こういう研究所があること自体知らなかったのだが、
横矢先生は「極めていらっしゃる」という印象の方だった。
何事も「極める」のは容易ではないが、
極めた人に共通して感じられる「奥深さ」や「謙虚な威厳」が
横矢先生からも伝わってきた。
自分に課せられた人生の課題を、しっかり認識している人を見ると、
いつも羨ましいと思う。


危険と一口にいっても、「犯罪」だけではない。
講演会資料の「子どもをとりまく危険分類図」を見ると、
「事故」「災害」「いじめ・虐待」「環境問題」等、
様々な要因があり、大人はそれらから子どもを守る義務がある。
ではどうやって守るかというと、
・子どもが危険に合わないための環境づくり。
・子どもの危険回避能力を向上させる。
の2つの方法で守るのだ、と先生は仰っていた。

絵を使っての具体的なレクチャーは、面白くわかりやすい
ものだった。
特に、犯罪に関しては、危険な「人」ではなく「場所」に着目し、
そういう場所を作らない、そういう場所に近づかせない、
ということが大切だということだった。
地域安全マップがなぜ必要なのかもわかった。

ただ、例に出されたのが、住宅街の中の狭い道路や、公園、エレベーターといった、私が住んでいる地域の子にはあまり縁のない場所だったのが残念。
我が校は、町内の他の学校とは特に環境が違うので仕方ないのかも
しれない。


終わってみて、他の参加者の反応を見た限り、
「危険」に対して、さほど切実な思いを持っていないかもしれない
という感がぬぐえなかった。
最近の犯罪が「都会」と「田舎」の別なく起きているにしても、
やはり「都会」に比べて、まだまだこの辺りは平和だと思ってしまうのは
ムリもないことだと思う。
私自身講演を聞いていて思ったのは、東京に住んでいた頃出あった様々な「危険」であり、今はあの頃より更に深刻な事態になっているのだろうな、
東京に住んでいる人たちは、まさに一刻も気が抜けない状況なのだろうな、という他人事のような思いだった。
しかし、一度子どもが「危険」に巻き込まれれば、もうここは平和な田舎ではなくなるのだ。
そして、起こってしまってからでは遅いのである。

学校に戻って図書室を探したら、以前購入した
「身近な危険から子どもを守る本」(横矢真理 著 大和書房)があった。
連日報道される子どもの被害。
その事件のひとつひとつを詳しく研究する結果だろうか。
講演する横矢真理先生の顔には、どこか悲しげな表情が刻まれているように見えた。

危険


posted by Helenaヘレナ at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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