2007年01月29日

節分にいり豆をまくワケ

節分にちなんだ本の展示をした。

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1年生の授業で読んだ本がこれ。

????¢¨????.jpg 「鬼といりまめ」(谷真介・文 赤坂三好・絵 佼成出版社)行事むかしむかしシリーズの二月の本。今まで節分には、単純に鬼が出てくる本(「おにのくび」や「ソメコとオニ」など)を読んでいたのだが、こういう本があったとは・・・。勉強不足でした。
これは図書館から借りてきたので、貸し出しができない。来年度に12か月分買おうかしらん。


このお話、いりまめをまく理由はよっくわかるのだが、読後感がよくない。
オニがかわいそうになってくるのだ。
オニはおふくの母さんとの約束通り、雨を降らせて、おふくをお嫁にもらった。
ところが、雪が降ってやることがなかったから、酒ばかり飲んでいたら、
おふくが実家に帰ってしまった。
急いで、連れ戻しにいくと、いりまめを投げつけられて、それを植えて育てて花を咲かせてみろ、と言われる。
それは約束が違うだろう。と言えばいいのに、けなげにもオニはせっせといり豆を土に埋めるのだ。

オニがかわいそうだと思うんだけどな、と言ったら、
1年生の男の子が「そんなことない」と猛然と反発してきた。
「だってオニは悪いことしたんだから、やっつけられていいんだよ」
かわいい小鬼みたいなくせして、人間の味方かよ〜、と思った。
悪いことって、お酒ばかり飲んでたってこと?
「いり豆をまくワケ」じゃなくて「嫁が実家に帰ったワケ」という
記事タイトルになりそうなので、深入りしないが、そんなことで
いちいち実家に帰られちゃかなわない、とオニも思っただろうな。

まあ、おふくの母さんの気持ちもわからないではないけど。
もともと気に入らない婿だったんだろう。
「おまえは、さけばかりのんでよ、よっぱらっているというではないか。
そんなものに かわいいむすめはやれぬ」(本文引用)
私も将来そう言うかもしれないな・・・。

しかし、1年生はかわいい。
“本の感想カード”というのを書かされていて、今日は出張した担任の先生の代わりに見せてもらった。

「オバケちゃんとむわむわむう」(松谷みよこ 作 いとうひろし 絵)の上手な絵が書いてあり、感想のところに、
「この本にでてくるかぞくは、三人でさみしそうでした。かわいそうです」というようなことが書かれていた。
この子は五人家族。自分の生活体験を基にしながら、物語を理解しようとしているんだな、と思った。
もう一人の女の子は森絵都さんの「にんきものをめざせ」を読んで、
「バレンタインデーにふじしろけいたにチョコレートをあげたら、みんなにへんじんといわれた」と書いていた。
もしや、これも体験に基づいているのか・・・?

全員見せてもらったけれど、どの子も絵が上手い。
全学年共通でいえることだが、最近の子は本当に器用だ。
私なんか、「へのへのもへじ」と「アンパンマン」がやっとです。

PS.「アンパンマン」は、絵というものが到底かけない私にも、
かけるように工夫してある素晴らしいキャラクターだと思います。





posted by Helenaヘレナ at 16:27| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そう、この本はなんだかオニが気の毒になります^^;。
おなじ、おふくの話でも、紙芝居の「なぜ、せつぶんに豆をまくの?」(童心社)だと、おふくが苦労する様子が描かれるので、鬼は悪役に思えますよ。

ところで、以前、Helenaさんがやった、ネッドくんを鮫から助けよう!というお絵かきゲーム(?)。今度、うちの学校でやらせていただいてもいいでしょうか?
Posted by 森クマ at 2007年01月29日 18:31
森クマさま、
共感していただけて嬉しいです。
紙芝居探してみよう!
ネッドくん、ぜひやってみてください。
子ども達のアイデアは、目からウロコもので
楽しいですよ〜!!
Posted by Helenaヘレナ at 2007年01月30日 10:52
私もこの本は鬼が気の毒に思えて、読みきかせはやめてしまいました。かわりに定番の「ソメコとオニ」にしましたが、これは喜んでくれました。
このシリーズの本の「十二支のはじまり」は絵が好きなので、1月に読み聞かせしました。毎月、その月の本を飾る時にこのシリーズは便利なので重宝してはいるのですが、うちの学校のはかなり古ぼけてしまっていて借りてくれる子は少ないですね。
Posted by 紫陽花 at 2007年01月31日 20:44
紫陽花さま、
共感していただいて嬉しいです。
「ソメコとオニ」は、昨年2年生に読んで、好評でした。担任の先生から、この本を読んで欲しいと言われたのですが、その後ちょっと声をひそめて、「こんな時代だから、知らない人(オニ)についていく話はどうかと思ったんだけど、いいよねえ」と相談がありました。
学校の先生としては、そういうところまで気を配らなければならないんだろうな、とちょっと気の毒に思いました。
12か月のシリーズは、季節感を出すにはいい小道具ですね。
Posted by Helenaヘレナ at 2007年02月01日 11:28
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