2007年02月15日

動物が出てくる冬の本

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これは音楽室である。その証拠に楽聖達もいらっしゃる。

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どうして音楽室かというと・・・・、
それは3・4年生のブックトークをするからであって・・・
単に音楽室が、3・4年の教室から近いからではなく、
この人数が入れる教室は音楽室しかなかったのだ。
先週の1・2年へのブックトークは理科室だった。
理科室の次は、音楽室だ。
図書室に帰れる日はいつだろう。

さて、テーマは「冬の本」にするつもりでずっといたのだが、
最近のこの暖かさである。
冬はどっかへ行ってしまった。
それで急遽テーマをマイナー変更。
動物が出てくる冬の本」にした。

@「しろくまだって」(斉藤洋作 高畠純絵 小峰書店)
冬といえば、なんてったって「シロクマ」だ。
昔“シロクマくん”というクーラーがあったくらいだ。
テレビなんかでクマの映像を見ると、まるで人間が着ぐるみを着てるみたいに思うが、
この表紙もそんな感じがするかもしれない。物語の初めのページを読んで聞かせる。
この本、私がこの学校に来た時、最初に手に取った本なのだ。
面白くていっぺんで気に入ってしまった。
早速コメントをつけて展示したのを覚えている。
しかし、斉藤さんと高畠さんのペアって、なぜかプロレスが出てくるお話が多い気がする・・・。

A「ペンギンじるしれいぞうこ」(竹下文子・作 鈴木まもる・絵 金の星社)
シロクマはクーラーだが、ペンギンの冷蔵庫だってある。
冷蔵庫は不思議だ。パソコンがない家でも、テレビがない家でも、掃除機がない家でも、
冷蔵庫はある!に違いない。
それくらい冷蔵庫の普及率は高いと思われるが、
その普及率に反して、冷蔵庫にはナゾが多い。
まず、広いようで結構狭い。その証拠にどんなに大きい冷蔵庫もすぐに食品でギュウギュウ詰めになってしまう。
また狭いようで結構広い。その証拠に入れたと思ったものがいつの間にかなくなっている。
ひとつだけ残っていたプリン然り、2本残っていたはずのちくわ然り。
あのプリンやちくわは一体どこにいったのだろう?
そして冷蔵庫はいつ開けても、北極のように冷えている。
それはなぜか???
そう、こういったことは全て「冷蔵庫ペンギン」の仕業なのです。

B「火よう日のごちそうはひきがえる」(評論社
冬、冬眠する生きものも紹介しよう。
それは、カエル。カエルは土の中で眠ってばかりいるものと思っていたが、そうではないらしい。
ウォートンとモートンのひきがえるの兄弟は、暖かな土の中の家で仲良く暮らしている。
ある日、モートンの作ったカブトムシの砂糖菓子があまりにおいしかったので、ウォートンは遠くに住むおばさんに届けてあげたくなった。さあ、危険な冒険の始まりだ。
お話は面白いが、このカブトムシの砂糖菓子は、あまり想像したくない代物である。

C「ムーミン谷の冬」(トーベ・ヤンソン 講談社)」
次も、冬眠する動物。といっても、正確には「動物」ではなく、「妖精」である。ムーミンは「カバ」だと思っている子が多いが、カバではない。ムーミントロールなのだから。
この本には、作者トーベ・ヤンソンの国フィンランドの冬の様子が描かれている。
美しいオーロラ、マイナス30度にもなる寒さ。
そして、冬は一日中日が昇らない場所もある、という夜の国。
寒いのもつらいが暗いのはもっとつらい気がする。
しかし、だからこそ、来るべく春は美しく、その到来をみんなが待ちわびている。

D「てぶくろ」(ウクライナ民話 福音館書店)
これはオマケ。話題を変えて、身に着けるもので冬の必需品と言えば・・・、そう手袋。
このお話、私は大好きだ。
最初はおじいさんの落とした手袋に、あんなにたくさんの動物が入るわけはない、と思うのだが、絵本を読み進んでいく内、不思議と納得してしまう。
そういうことも多分あるんだろうな、という具合に。
そして子犬が吠え立てたことで、手袋の中の動物達はいっせいに逃げ出し、また等身大の手袋だけが残っている。
このサイズの伸び縮みは見事!

E「ごめんねがいっぱい」(フォア文庫)から「しましまてぶくろのひみつ」(竹下文子作)
Dを受けて。これは新しい本の紹介も兼ねた。
この本には「ごめんね」という言葉にまつわる短い話がいくつか入っているのだが、
春を待つ気持ちと「ごめんね」と謝る時の気持ちはどこか似ている。
寒さが緩み、雪が溶けると、体も心もほっとする。それと同様、怒っていた相手が「ごめんね」の一言で「いいよ」と許してくれた時、緊張感が解けてほっとするのではないだろうか。

以上を、なんとか15分程で紹介した。
ロングの休み時間を利用した読書活動だが、3年生はこの後
外部講師の方が図工の授業をしに来てくれるのだ。
この間のように時間オーバーというわけにはいかない。

しかし、特別教室でやるのもたまには悪くない。
ガスのゴム管がぐるぐるしている理科室もなかなか趣があったが、楽聖に見下ろされる音楽室もいいものだ。
次は校長室辺りがいいんだけど・・・・。



posted by Helenaヘレナ at 11:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
面白そうな本がいっぱい!
といえるのは、読んだことのない本が多いからなのですが、ここでご紹介の本を見ながら、娘も「ぺんぎんじるしのれいぞうこ、面白そう」と言っています。
毎月本が来るブッククラブというのを利用していますが、最近、書店セレクトの本に今ひとつ興味を示さなくて、毎回別の本でお願いしていたりします。
来月はここから選ぶかもしれません。
斉藤氏は好きなのですが、しろくま、コアラ、ペンギンなどの動物ものは読んでないので、今度読もうと思っています。
(怪談系が好きです)
Posted by kmy at 2007年02月18日 18:02
kmyさま、
ありがとうございます!!
「ぺんぎんじるしのれいぞうこ」面白いですよ!
冷蔵庫という実に日常的な家電製品の奥に広がる不思議で楽しい世界、いいなあ・・・。
我が家の冷蔵庫にも、冷蔵庫ペンギンが住んでるといいのに。そうしたら、もっと綺麗にお掃除するのになあ(ホントか??)
斉藤氏は、実に守備範囲が広い!と感心します!!
ところで、ブッククラブをご利用ということですが、図書室によく来る女の子も利用しているらしく、彼女からよく面白い本を紹介してもらいます。毎回本が届くって、子どもにとって、とても嬉しいことなのでしょうね。
Posted by Helenaヘレナ at 2007年02月19日 09:24
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