2007年02月22日

異界

いかいな本jpg.JPG

ここは、図書室である。
よかった!ようやくホームに帰ってこられた。
今日は読書活動で、5年生を対象にしたミニブックトーク。
理科室音楽室、と遍歴した末に故郷に帰ってきた気分。
しかし、私を待っていたのは、鼻水攻撃!!
まだ病院へは行っていないので、急遽市販のクスリを飲む。
集中できるだろうか・・・。

今日のテーマは「異界
いかいjpg.JPG

大辞林によれば、「人類学や民俗学での用語。疎遠で不気味な世界のこと。亡霊や鬼が生きる世界」

こう言った途端、席に座った子ども達がシーンと静まりかえった。
いや、もともと人の話を聞く時、集中する子たちなんだけど。

@「おとうさんがいっぱい」(三田村信行=作 フォア文庫)
この本は、「雨降り木曜日」のkmyさんの記事で知った。
面白そうだな、と思っていたら、図書室にもあった。ラッキー!
この本には、鬼も亡霊も出てこない。出てくるのは、ごく普通の人たちばかり。そのごく普通の人たちがある日、突然不思議な世界に迷い込んでしまう。それも出口のない・・・。
そこが怖い。

A「ぼっこ」(富安陽子=作)
友人に教えてもらった本。
読みはじめたら、面白くて、はまってしまった。
「おれがついてるってゆうたやろ」大阪弁でしゃべる「ぼっこ」
がなんとも魅力的に描かれている。
私はこの主人公の茂のように子どもではないから、
「ぼっこ」は助けてくれない、とわかっていても、
時々、ふっと思う。「あー、こんな時、ぼっこがいてくれたら」

B「山猫軒の怪事件」
これは、「おばちゃんらいぶらりあん日記」のnora-takaさんの記事で知った。
本が入った時から、子ども達に目をつけられ、
「読みたい、先生、早く貸してよ」と言われていた。
ごめんなさい。5年生が優先になっちゃった。

C「ふたりのイーダ」(松谷みよ子=作 フォア文庫)
昨年図書室だよりで保護者アンケートを行った。
「心に残る一冊を教えてください」その時、あるお母さんが選んでくれた本。
読み始めると、止まらなくなり、読み終わってからも心をつかんで離さない、という本である。

D「りかさん」(梨木香歩=作)
これは、以前紹介した
私の人形恐怖症が治ったのは、この本のおかげ。
以来、毎晩お雛様と言葉を交わし、おまけに最近は
市松人形が欲しくなってきた。
人形って大事な役割を持ってるんだなあ。知らなかった。

りかさんタイトルjpg.JPG

クスリのおかげで、なんとか鼻水も垂らさず無事
5冊の本を紹介することができた。
ほっと一息。

読書活動の「ミニミニブックトーク」もあと6年生を残すのみ。
う〜ん、これが一番の難関なのだ。
どこでやろうかな?
いよいよ校長室か??


posted by Helenaヘレナ at 12:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「異界」というテーマ、わくわくします♪
『りかさん』は読んでますが、あとは読んだことのない本なので早速探しにいきたくなりました。
テーマに沿って本を選ぶというのは難しいですね。
自分の思いつくテーマで分類してみようかと思いましたが、意外と浮かばないもので、同じ作者の本ばかりになってしまうと面白みに欠けますし、実際に紹介するというのは大変なのだろうと思いました。
「異界」でといわれると、何冊くらい思い当たれるか、自分で考えてしまいました。
(なかなか思い浮かびません)
Posted by kmy at 2007年02月23日 19:37
kmyさんは、「異界」の大家、オーソリティではありませんか。ブログにお邪魔しては、
おお、こんなに不気味な話もあったのかあ、
と感動しています!
テーマに沿って本を読むなんて、
こんな仕事でもしていなければ、私はしないだろうなあ、と思います。
こじつけっぽいなあ、と思うこともしばしばですが、やったものがちという感じです。
Posted by Helenaヘレナ at 2007年02月26日 09:12
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