2007年05月25日

今年度の課題図書

課題図書が入荷したので、読んでいる。
毎年、夏休み前のブックトークで課題図書を紹介しているので、
メモをとりながら、せっせと読む。

低学年は、全部クリア。
中身は深いが、ページ数は薄いので、さっと読むことができる。

中学年も2冊読んだ。
その中の「りんごあげるね」を手に取った時、
その文字の大きさに、一瞬
ん?これは、低学年の部だっけ?
と思ったが、間違いなく中学年の部であった。

りんごあげるね
さえぐさ ひろこ いしい つとむ
4494010936


読み終わって、また「う〜ん」と唸ってしまった。
先日、5年生のクラスで飼っていたハムスターが死んでしまった。
その日調べ学習で図書室にやってきた子ども達は、
全員真っ赤に泣きはらした目をしていた。
子ども達は校庭のナナカマドの木の下にお墓を作り、
朝来ると、すぐお墓のところに行く。
見ると鮮やかなピンク色のツツジがお墓を丸く囲っていた。
私も、子どもの頃飼っていた鳥が死んだ時は悲しくて泣いた。
犬が死んだ時も、泣いた。
ペットの死を経験した子はけっこういるだろう、と思う。
だからこのお話も決して珍しい話ではないと思っていたのだが・・。
内容は重いが、その重さゆえにどんどん引き込まれていく。
命の本質について考えるには、とてもいい本だと思う。
主人公の女の子の境地に達することができるかどうかは
別として・・。

あきらめないこと、それが冒険だ―エベレストに登るのも冒険、ゴミ拾いも冒険!
あきらめないこと、それが冒険だ―エベレストに登るのも冒険、ゴミ拾いも冒険!



これは、高学年の部で読んだ本。
個人的には、こういった本は苦手だったのだが、
読んでみて非常に好感を持った。

子どもの頃「落ちこぼれ」だった野口健さんが、
コンプレックスや迷いを乗り越え、
「冒険家」になるまでが描かれているのだが、
その課程が非常にわかりやすい。
世界七大陸最高峰登頂を果たした野口健さんは、
危険と困難に満ちた頂上までの道を何度も
辿ってきたはずなのに、読んでいる私達は、
野口さんが導いてくれる何の障害もない真っ直ぐな道を
最後まで迷うことなく、読み進んでいくことができるのである。
そして、読後感も爽やか。
これは、ひとえに野口さんの頭の良さと、人柄の良さを表しているに違いない。
きっと心根が真っ直な方なのだろうなあ。

またいいと思ったのは、生きていく上で大切な知恵を
経験から獲得していっているところ。
実感が伴っているので、読んでいても説得力がある。
お父さんの影響が大きかったようだが、
そのキーワードともいうべく、
「勉強は進んでするものだ。
勉強したくなる時が必ずくるから、
その時に一生懸命すればいいんだよ」
という言葉を、しかしあまりクローズアップするわけには
いかないかもなあ、と思った。


今年度の課題図書は、総じて読みやすいものが多い気がする。
今とりかかっている「七草小屋のふしぎなわすれもの」
も面白そうだ。
お仕事で全部読んで紹介文を考えなければならない私にとっても、
嬉しいことである。





posted by Helenaヘレナ at 12:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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