2007年07月24日

夏休み―「かわいい娘には旅をさせろ」

いつのまにか・・夏休み―である。

小学校4年生の娘は、一人で茨城のおじいちゃん、おばあちゃんの家に行っている。
滞在期間は、一週間。
日曜に、東京まで同行し、無事おばあちゃんに引渡してきた。

春休みも同じ様に一週間、一人で行ってきた。
その時は、毎日のように電話が来て、おまけに手紙までくれた。
最初の夜は寝るとき、少し緊張したらしい。

今回は、昨日こちらから電話すると、
「DSのカセットを二つも買ってもらった」と喜んでいた。
今日からお泊り旅行に連れて行ってもらうらしい。
親がどこも連れて行ってやれないので、ありがたい限りである。
・・・が、やっぱりちょっと寂しい(本音)。

夏休み前のブックトークで、6年生に紹介した本の中に、
一人で親と離れ、夏休みを過す子どもの話が二冊あった。

「時計坂の家」と「トムは真夜中の庭で」である。

時計坂の家
高楼 方子 千葉 史子
4897843197



「時計坂の家」は、大好きな本で、夏休みの前になると、
紹介したくなってくる。
ミステリーの要素とファンタジーの要素が入り混じっていて、
読んでいてワクワクするし、汀館(みぎわだて)といった地名も、
謎めいた登場人物達も、魅力的だ。
主人公のフー子が魅せられて、奥深くまでわけいっていった
緑の園と同様、物語の世界に一度足を踏み入れると、
現実に戻ってくるのが億劫になる。
家から遠く離れた土地で過す経験は、子供にとって、大人が考える以上に刺激的で、
謎に満ちた冒険なのだろう。
そういえば、私も子どもの頃、北海道の祖父の家でひと夏を
過したことがあったなあ。
あの時のことは、記憶の中で色褪せることなく、
いつまでも瑞々しいままだ。

トムは真夜中の庭で
フィリパ・ピアス 高杉 一郎 Philippa Pearce
4001108240


「トムは真夜中の庭で」は、すでに古典名作になってしまった感があるが、
今読んでも充分新しいし、面白い。
私は、主人公のトムという少年が、ドアノブをつかむことが出来ず、
身体でゆっくりドアをすりぬける所を読んで、
昔見た映画「ゴースト ニューヨークの幻」を思い出した。

ブックトークをした時、子ども達にも話したのだが、
「時計坂の家」と「トムは真夜中の庭で」は似ている点が
いくつかある。
「子どもが夏休み、家から遠く離れた場所で過す」所もそうだし、
「謎の鍵を握っていると思われる時計」もそうだ。
また、双方に出てくる魅力的な庭(園)の存在。
もしかしたら、高楼方子さんは「トムは真夜中の庭で」を
子どもの頃読んで、強い印象を持ち、そこからインスピレーションを
得て「時計坂の家」を書いたのではないだろうか?
違っていたら、すみません。
もちろん、読んだ印象はそれぞれ異なり、
それぞれが魅力的である。

遠く離れた場所で、夏休みを過している我が娘にも、
この2作のような素晴らしい世界が待っていますように!
ゲームばかりしてるんじゃないぞ!!!









posted by Helenaヘレナ at 14:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おやおや上京されたのでしたら、お会いしたかったです!
いや、こちらから出向くべきでしょかね。久々に、酒持って。
Posted by iza at 2007年07月25日 12:33
izaさま、本当ですねえ!
しかし、夏は私、東京はもう無理です。
この日もあまりの暑さに、吉祥寺のパルコで
(最近はあまり冷房利かさないんですね)
靴を試着中、額から汗がポタリ・・・。
みんな、こんな蒸し暑いところで、
どうしてそんなに涼しい顔をしていられるのか??
すっかり身体が寒冷地仕様になってしまいました。早々に引き上げてまいりました。
久しぶりに、ぜひ今度遊びにおいでませ!!
Posted by Helenaヘレナ at 2007年07月27日 15:12
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