2005年08月03日

司書のお仕事 1.パネルシアター作製

パネルシアター1.jpg

 今日は、図書室開館日ではないので、一日こもってお仕事をしています。
パネルシアターの作製である。
 パネルシアターとは、ネルの布(パネル)でできた舞台(ステージ)に、専用のパネルペパーという張り付く紙で作った登場人物などを貼りながら、物語を展開していくもの。パネルは表が白、裏が黒になっていて、黒を使う時はブラックシアターと呼ぶ。ブラックライトという青い蛍光灯を使うと、蛍光絵の具などで塗った部分がライトに照らされ、妖しく光るのです。

 今作っているのは、秋の図書集会に上演する「3びきのくま」(トルストイ 作 バスネツォフ 絵 福音館書店)ブラックシアターでやることにした。
 パネルペーパーは透けるので、絵本を拡大コピーしたものを下に敷いて線をなぞる。絵が下手な私でも上手に描けるのが嬉しい。
 福音館の絵になるべく忠実にと思い、ポスターカラーなどではなく、普通の絵の具を使う。渋い色調なので、絵の具を混ぜて色を作っていくのが難しい。塗っている内に絵の具がなくなるので、作り直すのだが、そうすると微妙に違う色になってしまう。あまりに渋い色だとパネルの黒に沈んでしまうので、蛍光絵の具も多少混ぜなくては。

このお話、なんとなく筋は知っていたけれど、今回絵本を読み返してみて、改めて不思議な話だと思った。
 森でまよった女の子が家をみつけて入っていくのだが、実はそこは、くま一家のウチだった。
 食堂へ行くと、スープのはいったおわんが三つ。女の子は全部味見してから、結局一番小さいおわんのスープがおいしいと思い、それを飲み干す。疑問@三つのおわんにはそれぞれ違った種類のスープが入っていたのだろうか?同じ種類だと、同じ味がするだろうから。
 次に三つの椅子にそれぞれ座ってみて、やはり小さい椅子が気に入るが、遊んでいる内に、椅子をこわしてしまう。子どもというのは、なんでもすぐにこわす。大事なものは貸したくない。(本は別よ)
 次に寝室へ行き、三つの大きさの違うベットを試してみる。一番小さいベットがあまりに心地よかったので、つい眠ってしまった。子どもは体力がない。どこでも寝てしまう。誰の家かわからない場所でもリラックスして眠れるんだから羨ましい。そこへ、家のオーナーである、くまファミリーが帰ってくるのだけれど、ここで、疑問Aなぜくま親子は飲みかけのスープをそのままに散歩へ行ったのか?
 
くま達は自分達の留守に、誰かがスープを飲んだり、椅子に座ってこわしたり、ベットに寝てシーツをしわくちゃにした、と怒る。一番小さなベットで眠っていた女の子を発見し、追いかけるが、結局女の子をつかまえることはできなかった。

 う〜ん、なんだかよくわからない話だ。よくわからない話は、怖い。このくまも怖い。童話に出てくるくまは優しくて、主人公の子どもとお友達になるような気がするけれど、そんなことは全然ない。家を荒らされたと言って怒り、追いかけてくる。でも無理はないと思う。勝手に家に入られ、スープを飲まれて、椅子をこわされたら、私だってやっぱり怒るもんね。
 わからない話は素敵だと思う。物語にはひとつかふたつ解けない謎があった方がいい。その方が物語の完成度が高い気がするけれど、そう感じるのは私だけ・・・?

パネルシアター2.jpg
posted by Helenaヘレナ at 17:22| Comment(1) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、こんにちは。
手作りってステキ!
こういうの作るの大好きなんだ。
喜ぶ子供の顔を思い浮かべると、次々作りたくなっちゃう。
♪いいないいな先生っていいな♪
また、立ち寄らせていただきますね。
Posted by ☆アルビレオ☆ at 2005年08月04日 08:36
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