2005年08月13日

帰宅

八ヶ岳(車窓から見た八ヶ岳)

 今日故郷を後にした。実家を離れる時は、心細いような寂しさと、清々しさが同居している。母親の腕から解放された幼児の心持ちに似ているかもしれない。
 もういい歳だというのに、父母の許に帰ると、子供に戻ってしまう。今回は東京に暮らす姉も帰省していて、一気に気持ちがタイムスリッフしてしまったようだ。姉と較べる母に必要以上に腹を立てたり、すねてみたり。しかし姉はすっかり大人で、子供帰りした妹を優しくなだめてくれる。そんな自分に最初気まずさを感じつつも、次第に故郷の空気にとろとろと馴染んでくる。
 そうして、すっかり骨ぬきにされてしまった頃、戻る日となる。帰りの電車に乗っても、身体はまだぐにゃぐやしている。真綿のような故郷の空気にすっかり甘やかされてしまったのだ。心もとない感じで、このまま戻ってもやっていけるのかしらん、と不安になる。
 しかし、徐々に生活圏に近づいてくるにつれ、背筋は伸び、ぼんやりかすみがかかっていた頭がクリアになってきた。そして妙にハイになってくる。私はすっかり大人で自由なのだ、と思う。孤独と解放感ーうん、この感じ何かに似ている。昔何度か経験した。・・・そう、男と別れると決意した時。もの凄い孤独の中にいるのだけれど、目の前に一筋の道がスッと伸びていく、あの感覚だった。
posted by Helenaヘレナ at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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