2007年11月25日

最近虜になったもの

最近、虜になったもの、といえばコレである。

モルフォヘレナ モルフォレティノール

アマゾン河流域に生息し、そのメタリックブルーで有名な蝶。
モルフォ・ヘレナ」と「モルフォ・レテノール」。

私が初めてこの蝶の存在を知ったのは、何かのテレビ番組かコマーシャルかだった。
「ある外国車のボディカラーはモルフォ蝶のブルーからとった」
当時、車にも蝶にも興味がなかった私は、特に図鑑を引くでもなく、
記憶もそのまま置き去られていたのだが。

虫はどちらかというと苦手だったのだった。
でもこの仕事を始めて、
「先生、名前調べていいですか?」と言って
子ども達が次々持ち込んでくる青虫だの蛾だのを、
一緒に図鑑で調べる内、好きとは行かないまでも興味を持ち始めた。
知れば知るほど(といっても、さほど詳しくはないが)
虫というのは実によく出来た興味深い生き物である。

折りしも、同じ町内に、市営の昆虫博物館があり、
先日県民の日で入場料が無料なのをいいことに行って来た。

いやあ、感動!
閑散とした館内には、マニアも(たぶん)ビックリの
珍しい世界の昆虫の標本がずらり。
更に驚いたのが、その標本が、箪笥の引き出しを利用したケースに
収まっていたことだ。

例えば、引き出しに「世界一小さいトンボ」とラベルが貼ってある。
どれどれ、と引き出しを開けると、標本ケースに蚊ほどの
小さい、しかし確かにトンボの形をした虫が入っている。
次は、「世界一大きなトンボ」だ。
これもどれどれとまた引き出しを開ける、といった感じ。
開けたり、閉めたり、をくり返している内に、なんだか
他所様の家の箪笥を漁っている気がしてくる。
防虫剤が入っているので、尚更雰囲気が出る。

気になったのが、標本ケースが引き出しの底板にガムテープで貼り付けてあるだけだということ。
監視カメラも防犯ブザーもなさそうだし、これはその気になれば、
持っていけちゃうのでは???
もちろん、私は実行に移さなかった。
ちょっと心は動いたけど・・・・。

この抽斗を使った展示方法というのは、昆虫博物館では、
ごく普通のことなのだろうか?
初心者にはわからないが、実にユニークだった。

以来、すっかりモルフォ蝶の美しさに惑わされた私は、
図書館に行けば虫の図鑑ばかり求めて借りるようになった。
分厚い図鑑を何冊も抱えた私を見て娘が、
「ママは、いつから昆虫マニアになったの?」と尋ねてきたが、
本人も気がつかない内に魅入られてしまったようである。

三連休でもまた昆虫の本を求めて図書館をうろついていたら
見つけた本がこれ。

楽しき熱帯
奥本 大三郎
4087741494


奥本大三郎さんには、もともとそそられるものがあったのだが、
今までは昆虫に興味がなかったので読んだことがなかった。
今回初めて著作を読んだが、面白くて仕方ない。
特にこの本には、モルフォ蝶をはじめ、アマゾン河流域で
奥本さんが出会った美しい蝶のことがたくさん書かれている。
虫の標本を売って生計を立てている標本商なる人たちや、
標本商に自分が採った虫を売っている採り子という人たちの存在も
面白かった。

ジャングルで採ってきたモルフォ蝶を宿の部屋で放したまま、
いつのまにか眠ってしまい、朝目覚めると、モルフォ蝶が
肩に止まって自分の汗を吸っていた、なんて経験はそう誰もが
できるものではないだろう。

いいなあ。私も肩乗りや手乗りは無理でも自分の部屋に放して
飛ぶところを眺めてみたい、と思ったのだった。
でも、ジャングルはちょっと怖い・・・・。
posted by Helenaヘレナ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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