2007年11月30日

最近こわくなったよ

「あっ、先生、すごい老けてる!」

6年生の女の子が掃除に入ってくるなり言った。

「ほんとうだ。先生顔がこわいよ」

すかさずもう一人の子が言う。

何言ってんのよ!とばかりに怒ると、

「先生、最近変わったね」
「うん、こわくなった」

「それは、あなた達が大きくなったから、少し注意するように
なったんじゃない?」

「ううん、違う。昔はもっと優しかったし、若かった」
「最近、すぐ怒るし・・・。年取ったせい?」

えっ・・・

一瞬どきっとした。
(しかし、こういう暴言を吐く人たちに対して、どうやったら優しくできるというのか????)
でも、あなたたちだって、昔とはずいぶん違うけどねえ・・・。

私がこの学校に来たのは、6年と2ヶ月前、だから
今年でこの人たちと同じ6年生ということになる。
小学生というものに免疫がなかったせいか、はじめて見た時は、
まず、あまりの小ささに驚いた。
そしてもう一つ驚いたのがその礼儀正しさ!
職員室や図書室に入るとき、どの子も直立不動で
「失礼します。〇年の〇〇です。これこれの用事で来ました。
入ってもいいですか?」
と言うのだった。
ある時など、誰もいない図書室に向かって言っていた子がいたので、
思わず背後から「だれに言ってんの?」と尋ねたことがある。

そういえば、あの頃は、大人の私でもびびってしまうくらい
こわい先生がたくさんいたなあ。
子ども達がどことなくオドオドして、でもすごく礼儀正しかったのはそのせいだろうか?
もちろんただこわいだけでなくて、褒める時は褒めるし、
ユーモアもたっぷりな先生達だったが、それでも怒るとやっぱり非常に怖かった!

怖ければいいというものではないし、以前に比べて今いる先生達が
どうの、と言うつもりもない。
ただ、以前の子ども達は、厳しさに慣れていた気がする。
ここへ来て一年目に、図書委員の6年の女の子にこう言われたことがあるのだ。
「先生、もっと怒らないとだめだよ。悪いことしたんだから」

うん、でも、人間やっぱり優しくされると嬉しいもんな。
それに、私にも「慣れ」が出てきたのかもしれない。
慣れから来る「甘え」や「怠慢」な態度で、子どもや仕事に対していないだろうか?
初心に返って、学校のオアシスともいうべき図書室になるよう心がけていこう!

「わかった。これからは優しくするわ。〇ちゃん」

精一杯優しくこう言うと、

「げっ、きも!」
「そう、そうしてちょうだいね!」

というリアクションが返って来た。

やっぱり以前のようには、優しくなれないかもしれない・・・・。



posted by Helenaヘレナ at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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