2007年12月14日

お気に入りのクリスマスの本

chrisumastokubetsu.jpg

クリスマスの本を展示している。
借りていく子が今いち少ないのは、まだ気分ではないからだろうか?

クリスマスの本をたくさん買った時期があり、
ここに展示した以外にも書棚に何冊かある。

たくさんあっても、お気に入りの本は三冊。
コーギビルのいちばん楽しい日
Tasha Tudor 食野 雅子
484010669X


この本はなんといっても、ターシャ・テユーダーの温かみのある絵が素敵。
それにコーギビルの村のみんながどれだけ、この日を心待ちにしているかが、
彼らの素朴な生活から伝わってくる。

でも、こういう感覚は、クリスマスの意義と歴史を真に理解し、大切にしている欧米人ならでは、という気がする。
私も含めた多くの日本人がクリスマスにするのは、その日限りの消費であって、これほどの気持ちは正直理解できないだろう。
だからなのだろうか。
私には、クリスマスの本は、日本の作家によるものより、
欧米の作家によるものの方がしっくり来る。

おもちゃ屋へいったトムテ (世界傑作童話シリーズ)
エルサ ベスコフ Elsa Beskow 菱木 晃子
4834015696

エルサ・ベスコフのお話はもちろん、大好きなささめやゆきさんの挿絵なので
一段と嬉しい一冊。
人形に間違えられて、家から遠く離れたおもちゃ屋に連れて行かれたトムテのヌッセ。
最初は面白半分、あきらめ半分で、人形の振りをしていたヌッセだが、一人の男の子のために、家に帰る時期を延ばし、人形の振りをもう少し続けようとする。

ミシュカ
マリイ コルモン Marie Colmont Gerard Franquin
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「ミシュカ」はその逆で、持ち主の女の子の扱いに腹を立て、
家出したクマのヌイグルミが主人公。
もう二度とおもちゃなんかにならないぞ!
と決めたけれど、クリスマスの日再びぬいぐるみに戻る決心をする。

自己犠牲という言葉は大嫌いだし、誰もそんなことをやるべきではない、と思う。
トムテの行為もミシュカの決意も、自己犠牲ではなく、
自分の役割に忠実に従っただけだ。
自己犠牲はどことなく自己満足的な匂いがするけれど、
役割に忠実な行為は毅然としていて、何より相手の気持ち
を想像する優しさがないとできない、と思う。


posted by Helenaヘレナ at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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