2008年02月14日

助け合う人と動物―3、4年生にブックトーク

今日は、3、4年生へのブックトーク。
テーマは「助け合う人と動物」。
“動物は難しいなあ”と思いつつ、
集めた本は結局こうなった。

助け合う人と動物.jpg

@「星空のシロ」読み聞かせ
A「泣くなツイ」
B「名なしのこねこ」
C「ねこの船」
D「ぼくのクジラ」
E「クジラの超能力」
F「魔法のゆび」
G「すばらしき父さん狐」
H「ダニーは世界チャンピオン」

今回のブックトークのために「泣くなツイ」と「名なしのこねこ」
を急遽購入した。

4580816013泣くなツイ (文研ブックランド)
長谷川 集平
文研出版 2006-11

by G-Tools


「泣くなツイ」は、「はせがわくんきらいや」の長谷川集平さんの作だが、
「はせがわくんきらいや」があまりに衝撃的だったので、
その後の作品を読んでいなかった。

今回この本に出会えて良かった。

犬を拾うという誰にでもおこり得る日常を描きながら、新鮮で、
古臭くなく、ところどころ泣かせるけれど、カラリと明るい。
児童書というのは、書いているのが大人なので、どうしても主人公の子どもに
ちょっぴり“大人”が混じってしまう。
読んでいて子どもがこんなこと考えるかあ?と不自然に思うこともしばしばなのだが、
「泣くなツイ」の龍次君は目線が実に小学生らしい。
そして何より、犬のかわいらしさ、いじらしさが手に取るように
描かれているのがいい。

4752003481名なしのこねこ
とりごえ まり
アリス館 2006-10

by G-Tools


とりごえまりさんの絵本はかわいいものが多いので、
この「名なしのこねこ」もただかわいいだけの絵本かと思っていた。
でも、そうではなく、生きものに関わる姿勢みたいなものがきちんと
描かれた絵本だった。
関わりをもった動物には責任を負う、という言葉が痛い。
動物は人間の慰みのために生きているわけではない。
私たちと同じように自分の命をまっとうしようと必死に生きているのだ。
むしろ生きることに純粋なのは、人間よりも動物の方だとも言える。

最後に、
「この100年ぐらいの間に、人間は地球をガラリと変えてしまいました。
100年前は、ジェット機も新幹線もガソリンで走る車も、テレビだって、電話だってありませんでした。
そういうものを作る際、人間は地球に一緒に暮らす動物達に許可を求めたことは一度もありません。
要するに無断勝手にいろんなものを作って、ものすごく便利になったけど、
結果的に地球を汚したり、傷つけたりしてしまいました。
人間は人間以外の動物にも、もう少し気を遣った方がいいんじゃやないかな?と思います。
難しい問題ですが、将来の地球を担っていくみなさんには、そういう
こともちょっとだけ頭に置いて、
楽しく本を読んでもらいたいです。」と言った。

実は「助け合う人と動物」というタイトルには少々抵抗があった。
だって、助けてもらっているのは人間ばかり・・だから。




posted by Helenaヘレナ at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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