2008年02月22日

ここではないどこかへ―

来週は6年生のブックトーク。
テーマは「見知らぬ国のすてきな町へいこう!」

そういえば私はいつも、どこか遠くへ行きたいなあ
と、ぼんやり夢想している子どもだった。
小学生の時から、自分は大人になったらここにはいない。
こいつら(クラスの同級生)とは違うところへ行くんだ。
と、生意気に思っていた。
どこへというはっきりとした目的地はなかったけど、
ただここではないどこかへ行きたい!知らない人たちがいるところへ行きたい!
私にとって生まれた土地にいることは、
ふりだしからずっと動かないことのように思えたのだった。

東京にいた頃の夢は、家財道具一切合切売り飛ばして、
イタリアへ放浪の旅に行くことだった。
目的地もはっきりして、自分としては随分現実的になったと思った。

ところがなぜか、イタリアならぬ、日本のスイス???
に来てしまった。


4035404209不思議を売る男
ジェラルディン マコーリアン Geraldine McCaughrean 金原 瑞人
偕成社 1998-06

by G-Tools


ブックトークの最初に紹介する本はこれにした。
古道具屋を営む、エイルサ母娘のもとに、不思議な男が現れる。
この男、本ばかり読んでちっとも働かないのだが、
古道具にまつわる物語を、アランビアナイトのシエラザードの如く
たくみに語ってみせ、次々に客に品物を売っていくのだった。
導入としてはいいかな?と思った。

他にも物語を4冊。
でも、時間があれば、こっちもぜひ紹介したい。

たくさんのふしぎjpg.JPG

福音館の雑誌「たくさんのふしぎ」。
観光旅行では決して行けないような、でもとても魅惑的な場所が
たくさん載っている。

世界を知ることは難しい。
ただ学校と家の往復をしているだけでは、何もわからないけれど、
とはいえ、そうそう外国旅行ができるわけではないし。

でも、一番大切なのは、好奇心で、それさえあれば、
ここにいながらにして、少しは世界のことを知ることができる
気がする。



posted by Helenaヘレナ at 16:05| Comment(6) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうね、確かに行かれる場所なんか限られているわね。でも好奇心があればどこにだって行かれる。違うものをみようとする気持ちあがない場所だから、子供達にそういう気持ちを持たせて欲しい!場所だけでなく時間だって旅できるわ。世界をしることで、自分の居る場所、生まれた場所の本当の姿も見えることができるし、歴史は未来を語っているもの。
たくさんのふしぎ・・大好き!!!
Posted by モーリー at 2008年02月22日 21:17
最近、今の子どもに一番必要なのは好奇心かな?
と思うことがあります。
文科省が言っている「心を豊かにする」という
意味はよくわかりませんが、本を読んで人生を豊かにすることはできます。
お勉強って、自分がいかに何も知らないかを知ることだと思うけど、大人でお勉強している人、少ないよね〜。
「たくさんのふしぎ」は本当に感動します。
こういう仕事をしていなければ、巡り会えなかったと思うので、ラッキーだったと思っています。
Posted by Helenaヘレナ at 2008年02月25日 08:56
「たくさんのふしぎ」はほとんど読んだ事がありません。「シュバルの郵便夫」だけは興味があってみた事があります。ああいう実話は面白いと思います。
10月号、12月号らしい写真の本は、表紙の雰囲気でそそられます。
図書館で見てきます♪
Posted by kmy at 2008年02月25日 19:05
kmyさま、「シュバルの郵便夫」のような、マニアックな変な人、いいですよね!
12月号のデロールもいいですよ。
パリにあるお店らしいのですが、動物の剥製や昆虫の標本、化石などがあります。
剥製はレンタル、その他のものは売っているそうですよ。パリに行く機会があれば(いつの日か)
行ってみたいなあ、と思いました。
そしてアンモナイトの化石を買いたい!!!
Posted by Helenaヘレナ at 2008年02月26日 13:57
過去ログ記事へのコメントになります。
昨日、図書館へ行って、この「たくさんのふしぎ」の12月号を借りてこようと思ったのです。
「12月」というのだけ覚えていたので、書庫にある12月号を出してくださいと頼んだのですが、出してもらったのがどれも違っていました。
まとめて持ってきますね、と2004〜2006年のものを全部出して来てくれたのですがなくて、記憶違いだったかな?と気になり、とりあえずどこまでさかのぼるか分からなくなったので、ここでヘレナさんに聞いてみようと思いコメント入れます。
そういえば「シュバル」もかなり前のだった気がします。
この12月号、タイトルは「デロール」でしょうか。
教えていただけるとありがたいです。
次回借りに行きます。
Posted by kmy at 2008年04月20日 11:00
kmyさま、遅くなりすみませんでした!
デロールは、2003年12月号(第225号)で、
「好奇心の部屋デロール」でした。
図書館にあるといいですね。
Posted by Helenaヘレナ at 2008年04月21日 14:02
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