2008年05月03日

一ヶ月

昨日、職員室で、
「私、子ども達の名前が全然覚えられなくて・・」と言うと、
同僚の先生がこう励ましてくださった。
「だって、まだ一ヶ月だもの」

一ヶ月・・・なんだ!

その時間の感覚に驚いた。
あの衝撃的な異動宣告からもう何年も経ってしまったような、
もしくはまだ三日も経っていないような・・・。
人間の感覚というものは誠に不思議!


この一ヶ月で気がついたこと。

図書室での子ども達のマナーが素晴らしいこと。

現在の学校は、高原のリゾート地といった前任校から、
6キロ程下ったところにある。
昔ながらの商店街が近く、隣接して大きな工場がある。
いわゆる町場なので、物怖じしない活発な子ども達という印象があった。
確かに、着任早々から「先生は学校にお勤めするの初めて?」
といった大人びた質問を受けたり、早速お手紙をいただいたりもした。
人数が多いせいか、廊下を走る音やはしゃぐ声も前任校の比ではない。
図書室でもさぞかし元気な姿が見られるだろう、と思っていたのだが、
予想に反し、びっくりするほど、大人しい。
本を借りる時は「かります」としっかり言ってから、読書ファイルと借りる本をこちらに見せてくれる。
「返す日がちょっと過ぎてしまいました」と、
こちらが何か言う前に謝ってくれる。

新任の先生だから遠慮しているのだろう、とも思ったが、
見守る内に、その態度はしっかり身についているもののようだ、
とわかった。
男の子達が何人か連れ立って入ってきても、後は静かにそれぞれ
読書している。
あまりに静かで、何かやって盛り上げなければいけないような気になるのは、
前任校でついた悪い癖だろう。
思えば、前任校のプレールームのような騒々しさも、辿れば私が原因だったのか・・・・。
図書室というのは、本来こういった場所なのだ!!!
と愕然とした。

しかし、フォローもしておこう(自分で)。
前任校に在籍している娘の情報では、
彼女達5年生のクラスで現在もっぱら流行っている本が、
ロアルド・ダール、森絵都、他にも「かはたれ」や「春のオルガン」等、6年生や中学生向けのものだという。
これには、在任中の私の努力も多少は影響しているのではないだろうか?と自画自賛で自分を慰めよう・・・・。

現在の図書室で借りられている本を見ると、
圧倒的に「ゾロリ」が多い。
全巻揃っているのだが、いつも書棚に残っているのは4、5冊ほど。
それ以外は「平成の怪談シリーズ」や漫画伝記シリーズなど。

昨年、子ども達の読書の幅を広げる目的で、
教師、司書が選定した課題図書を40冊読ませる「読書マラソン
が実施され、大きな成果を挙げたらしい。
子ども達にも好評だったようで、
「先生、読書マラソンはいつから始めるの?」という質問をこれまでにも何度か受けた。
今年度の教育課程にもすでに入っているので、やらなければならない。
この何週間か、その準備にかかりきりだった。

昨年度のものをそのままやるつもりはない。
良さはそのまま残し、改善すべき点も含めて、私なりのスタイルでやりたいと思っている。

honnmori妖精.jpg

前任校では、毎日2冊貸しだしだったが、
現在の学校では第三金曜日のみ2冊の貸しだし。
すぐ2冊にしてもよかったのだが、しばらくは様子見ということで、
毎週金曜日を2冊貸しだしにした。
おかげで金曜日は満員御礼!!!
子ども達はみんな大喜びである。

金曜日はこのお知らせ板をカウンターに置くのだが、
それを見たある男の子が言った一言。

「ボナちゃん・・・本の森の妖怪だって!」





posted by Helenaヘレナ at 17:11| Comment(6) | TrackBack(0) | 図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「よ・ようかい?!」とはΣ(゚□゚;
思わず ぶぶっ!と笑ってしまいましたが
ボナちゃんは 私物?・・・一緒に転勤?・・・
ぐるぐるっと頭の中が巡ってしまいました。

先日 久々に市立図書館へ行ったとき 図書館員さんから
「借りますか?返しますか?」と先に聞かれてしまった私。
思わず「かります!」(「ま」にアクセント(^^ゞ
Posted by ネコちゃん at 2008年05月06日 09:43
前略 相棒殿
どうしているかと心配していましたが、きちんと自分のペースで前進しているようで何よりほっとしました。
文の中に隠れた言葉を探しながら読むのもまた楽しいこと。
5月病になどかかることなく、のんびり進んでね。
そこは確かに避暑地ではないけれど、決して町でない場所だから・・・
Posted by ミーシャ at 2008年05月07日 21:57
ネコちゃんさま、お久しぶりです!
ボナちゃんと私は一心同体なので(?)
私が行くところ、ボナちゃんもついてくる運命なのです!!
ボナちゃんは私物というかなんというか、
前任校で、ある朝図書室へ行くと、そこにボナちゃんが待っていてくれました。
最初の頃はかわいくて、毎日家に連れ帰っていたほどです。

前任校でも現在の学校でも私物が多いです。
気に入った小物で揃えたくて、ついつい自分で買ってしまうのです。
学校予算ももちろんありますが、カタログや出入りの業者さんの品物はあまりかわいいものが置いていないので・・・。
異動になった時はもう自腹はやめようと思ったのですがね・・・。






Posted by Helenaヘレナ at 2008年05月08日 15:15
ミーシャさま、ご無沙汰してマス!!
一年目はゆっくり!なんて思っていたのですが、読書マラソンが教育課程にも入っているため、のんびり構えていることができなくなりました。
自分の知らないところで計画されたことではありますが、やるなら自分の納得のいくやり方でないと、やる気がしません。
おまけに前任校のPTAの役員でPTA新聞を作っているので、連休中もその作業をしたり、仕事をしたり・・・・。
うう・・・(涙)
昨日も、時間休をとってPTA役員会へ行ってきました。それがまた長くて・・・・。
1日に学校を2軒(2校?)梯子すると、さすがに疲れます。
Posted by Helenaヘレナ at 2008年05月08日 15:21
新任校でもだんだんとお力を発揮なさっているようですね!
「ゾロリ」、人気ですね。
数年前に、修学旅行でポプラ社にうかがったとき
6年生の男の子たちがポプラ社で好きな本はゾロリだと次々答えたのがちょっと恥ずかしかったです。
ぜひ、ヘレナ様のお力で豊かな読書生活を教えてあげてくださいね。
Posted by つぼみ at 2008年05月09日 19:40
つぼみさま、ありがとうございます!!
「ゾロリ」は偉大です!
あんなに長い間続いていて、ぜんっぜん人気が衰えない本は他にありません。
「ハリーポッター」だってかなわない。
ウチの学校も5年生が読者の中心です。
昨日、校長先生が図書室に見えて、ゾロリの棚を見て一言。
「まあ、5年生がこんなにたくさん。これどういうんですか〜」
「いや学年を問わず人気がある本なんです」
と小さな声で答えました。
Posted by Helenaヘレナ at 2008年05月10日 14:57
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/95515100

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。