2008年05月10日

“本の森たんけん”へでかけましょう

昨年、子ども達の読書の幅を広げる目的で、
“読書マラソン”なるものが実施されたらしい。
教師、司書が学年ごとに40冊の課題図書を選定し、
子供はそれを読んでいく。
1冊読めば、スタンプを1つ押してもらえる。
20冊でプレゼントがもらえる。
40冊読んでゴールしたら、賞状がもらえる。
しかし、ただ読めばいいというものではなくて、
1冊につき感想を書かなくてはいけない。
子ども達は今までになくはりきって読書し、この試みは大きな成果を挙げたらしい。

この話を聞いた時、正直ちょっとやだなあ、という感じがした。
読書推進活動としては素晴らしい企画なのだろうし、
前任の司書の方の努力は認められるべきものだが・・・。
つまりは私の趣味に合わなかったのである。

読むのが早い子は2ヶ月程でゴールしたらしいが、
そうでない子は期間の2月ギリギリまでかかったという。
図書室便りには「がんばりましょう」とか「ポイントを稼ぎましょう」という言葉が幾度となく出てくる。

この活動に抵抗のある子もいたようだが、
しかし多くの子は(特に低学年の子は)楽しんでいたらしく、
「先生、読書マラソンいつからですか?」と何度も尋ねられた。
それに今年度の教育課程にも入っているので、とにかくやらければならない。

しかし、前年度のやり方、書式すべてそのままやる気はしなかったので、
私なりのやり方に変更させていただいた。
発案者である校長先生はこの4月異動されたので、その点は大目に見てもらえるだろう。
前任の方が3月に児童、職員にとってくれたアンケートを基に、
改善点を洗い出し、自分の考えを加えて変更案を提案した。

・まずタイトルを「読書マラソン」から「本の森たんけん」にした。
マラソンもいいが、ゆっくり、時には立ち止まって、周囲の風景や足元に咲く野の花を楽しむ余裕を持って読書してほしい。

・40冊ゴールが大変な子にはその手前の30冊ゴールも用意した。
30冊ゴールでは賞状を、40冊ゴールでは「本の森マスター認定書」がもらえる。
「本の森マスター認定書」とはいかなるものか?
それは、ゴールしてからのお楽しみ!(というか、私にもまだよくわからない・・・・)

・4年〜6年生は、テーマが似た2冊の本から選択できるコースを何冊か設けた。

・3年生以上は「あなたのお気に入りの本」を1、2冊リストに加えることができるようにした。

・「感想」を書かせるか、という点は相当悩んだが、これを無しにしては提案が通らないだろうことが予想されたし、最後に製本してあげたら子ども達は大喜びだった、という話も聞いたので、
上手に書けなくても記念になればいい、というぐらいの気持ちで続けることにした。

提案は案外すんなり通った。

8日から2年生が探検に出発した。
私の手元にはすでに20通ものかわいい感想が届いている。

来週になれば他の学年も次々出発するだろう。

子ども達の探検がワクワク、ドキドキする楽しいものになりますように!
それは、子ども達自身と、そして案内人である私にかかっている。

るーるやりかた.jpg

感想用紙.jpg スタンプ用紙.jpg

2ねんせいはちょう.jpg






posted by Helenaヘレナ at 16:28| Comment(6) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「本の森たんけん」、「読書マラソン」よりもずっとワクワクするタイトルですね。
たしかに、マラソンだととにかく走り続けなきゃいけないけど、たんけんだったらひとりひとりのペースで立ち止まって何か見つけたり、思いがけないことに出遭ったり…なんてことがありそうですね!選択肢もあるなんて、いいな。
感想は、1冊についてこれだけ書くとなるとたいへんかな?とも思うのですが、苦にならなければだんだん文章力もつくでしょうし・・
ウチのところは読書記録カードに1、2行だけ書くスペースが設けられていますが、「おもしろかった」だけだったりするし。それでも埋まっていくと満足感というか達成感があるみたい。
Posted by Yoshiko at 2008年05月11日 11:38
Yoshikoさま、ありがとうございます!!
感想用紙、確かに多いですよね。
昨年度は、感想を3通り書かなければならず、
「おもしろかった」だけだったりすると、「ちゃんと読んでないでしょ」と突き返されたそうです。さすがに、それはちょっとなあ・・・、
と思い、1行でも2行でも書いてあればOKにしています。
ただ低学年だと、誤字脱字が多いので、そこは指摘して直してもらうようにしています。
大人でも、「この本を読め」と言われて、その後感想を書けと言われたら、読む気がしなくなるのに、子ども達は素直です。
でも、あんまり無理強いしたくないな、と思います。
Posted by Helenaヘレナ at 2008年05月13日 16:49
ヘレナ風の森が出来上がっている様子がとてもよく判ります。
頑張れ〜しか言えないアホな教員が多いことは事実、私も一度教頭が3学期の始業式のお話しで何回『がんばれ〜』を言うか数えたことがあります。頑張れを他の言葉に置き換えるとなると、なかなか難しい・・・楽なのがなんでも頑張れで終わりにすること。子供達も耳にタコですね。頑張ろうなんて思わないでしょう。おはようっていうのと同じ感覚だと。
頑張ろうの少ない図書室を目指して〜
Posted by ミーシャ at 2008年05月15日 20:48
ミーシャさま!
「頑張る」という言葉、外国にはないらしいですね。非常に曖昧な言葉だと思います。
今度の学校は、そういった言葉の形骸化が気になります。
例えば昼の放送の時「とても楽しい放送なのでぜひ聞いてください」と版で押したように言っていますが、内容はというと、毎回音楽を流しているだけ。「楽しい」ってどういうことかわかっているのかしら???
とりあえず体裁を整える、そんな空気が感じられます。
Posted by Helenaヘレナ at 2008年05月17日 18:51
新しい学校での図書室作り、大変かと思います。
前任の方のやり方もあるでしょうし、ヘレナさん流の楽しみ方を伝えたいというのもあるでしょうし。
何かとお忙しいかと思います。

コメント欄で失礼しますが、28日はヘレナさんのお誕生日でしたよね、おめでとうございます♪
そういえば、と思っていたのですが、1日過ぎてしまいました。
忙しい中、ほっとつけるようなお誕生日を家族でお祝いされていたのかな、と思っております。
また素敵な本にめぐり合うことを楽しみにしています。
Posted by kmy at 2008年05月29日 15:07
kmyさま、ありがとうございます!!!!!
誕生日を覚えていてくださったなんて、
感謝!!感激!!感動!!です。
なかなか記事も更新できず、ご心配をおかけしました。
先週までかなりウツ状態で、おまけに何やかにやと忙しく・・・。
でも今日、ようやく更新できそうですので。
また、見てやってください!!!
Posted by Helenaヘレナ at 2008年05月31日 14:43
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