2008年02月01日

“動物”は難しい

ロングの休み時間を利用しての読書活動、
1・2年生のブックトークは昨日無事終わったが、
次は3・4年生が待っている。
再来週なので、時間的には余裕があるのだが、
その後5年生、6年生と続くため、
構成だけでも早めに作っておかなければならない。

3・4年生のテーマは「動物」にしようかなあ、
と漠然とは考えていた。
動物といってもいろいろあって、児童書の世界では
ファンタジーからドキュメントまでとにかくやたらに
動物が登場する。
人間より動物が出てくる本の方が多いくらいだ。

でも、3・4年生だからただカワイイ動物ではなくて、
少しは問題意識を混ぜ込みたいなあ、と考えて、
4年ほど前にやった「助け合う人と動物」の線で行くことにした。

まず「星空のシロ」の読み聞かせをする。

星空のシロ
井上 夕香
4337023011


有名な本なのでご存知の方も多いと思う。
病院の実験動物だった犬の話で、事実を基に書かれている。
この時の事件がマスコミに取り上げられたことから、
病院への抗議が殺到し、それが署名活動にまで発展して、
東京都では動物の実験機関への払い下げが廃止された、という。

4年前に書いたブックトークの構成原稿を読むと、
私はかなり強い口調で、こうした動物実験を責めている。
「私たちの国では、こうした野蛮な行いをしていることを知っておいてほしいと思います。」と最後を締めくくっている。

今回インターネットで「動物実験」のことを色々調べてみた。
動物実験に反対している団体のホームページを見ると、
その酷い実態が明らかになっていて、
う〜ん、やっぱり動物実験は非道な行為だ!と強く思うのだが、
一方で「日本実験動物協会」なるホームページもあって、
それを見ると、動物福祉という言葉も出てくる。
実験動物にも愛情を注いでいるのだ、という文脈もあるし、
そういう写真もある。

まあ、それぞれがそれぞれの立場と見解を持って作っているので、
事実が食い違っているように見えるのは仕方ないことだろう。
動物実験は動物側から観れば、非道な行いであることは
間違いない。
でも、例えば自分やその家族が病気で苦しんでいる時、
もし動物実験によってもたらされる薬でその苦しみが和らぐのだと
したら・・・・。
動物実験が酷いから、という理由で、治る可能性をあきらめられる
だろうか?
もちろんこれも、動物実験が真に有効なものかどうか、という
議論が前提にあるわけだけど、現在の医療はどうやらこれまでの
動物実験の上に成り立っているものらしいので、
それを無視するわけにはいかない。

大人になって、世の中に複雑な事情があることを知ると、
単純に白黒つけられる問題はきわめて少ないことに行き当たる。

この本も今回紹介しようか、と考えているのだが、

ぼくのクジラ
キャサリン スコウルズ Katherine Scholes 百々 佑利子
4580812824


これも、また最近ニュースになっている
日本の調査捕鯨に対する、外国の過激な保護団体の攻撃といった
事件に行き当たってしまう。
私個人としては、別に無理してクジラを食べたいとは思わないけど、
そういう考え方は浅はかなんだろうな。
クジラを食することは日本の文化みたいだし、それで生計を立てている人にとっては死活問題なわけだし、大体クジラだけ特別扱いというのはおかしいじゃないか・・・と様々な見解があって、
人の考えに流されやすい私などは、「ああ、もうわかんない」と投げ出したくなる。

こうなると、このテーマはやっぱりやめようかな?
というズルイ逃げが頭をもたげるが、
それでもやっぱりこのテーマに沿って本の紹介をしよう、と思う。

世の中にはこういう複雑な事情があって、
みんなはそんな世の中に出て行かなければならないんだよ。
自分なりに考えて、自分に出来る最良の道を選んで欲しいなあ、
という無責任な問いかけを、それでも子ども達にしてみたい、
と思っている。





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2008年01月31日

とろ〜り!とろけるおいしい本

今日は、1.2年生へのブックトーク。
昨年と同様、教室から一番近い理科室を会場にした。

テーマは「とろ〜り!とろけるおいしい本」

とろりとろけるjpg.JPG

先週選書したモノに何点か加えたリスト。

torokeruhonn.jpg

@「ぐりとぐら」「ぐりとぐらとすみれちゃん」
A「ばばばあちゃん」のシリーズ
B「バムとケロのにちようび」
C「11ぴきのねことあほうどり」
D「ぶうぶういうのはだあれ くまの子ウーフの絵本」
E「おしゃべりなたまごやき」
F「ひみつのフライパン 王さまシリーズ」
G「なまずの駄菓子屋」
H「ヘンゼルとグレーテル」
I「ゼラルダと人喰い鬼」
J「オオカミと石のスープ」
K「ちびくろ・さんぼ」
L「ぶたのチェリーのおはなし」
M「ネコが手をかすレストラン」
N「ねずみの福引 ねこじゃらしの野原」
O「おまたせクッキー」

よく知っている本もたくさんあったようだが、子ども達は
楽しんで聞いてくれた。
最後に「おまたせクッキー」を読み聞かせた。
クッキーを食べようとすると次々にお客様が現れ、
食べる分が減っていくという展開に、
「ああ、まただ」「もうないよ」と悲鳴があがった。

おまたせクッキー
パット ハッチンス 乾 侑美子
4032024006


“おいしい本たち”を側に置いていたここ何日か
お腹が空いてついつい食べすぎてしまった私。
今日からは減量しなくっちゃ!

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2008年01月28日

鬼びいき

節分が近いので、鬼の本を展示した。

onitennji.jpg

23setsubunn.jpg

大学の卒論が「上田秋成の鬼」の研究だったからか、
もしくは、坂口安吾の「青鬼の褌を洗う女」に憧れているからか
私は鬼びいきである。

鬼といってもいろいろいるが、できれば、虎の褌をきりりとしめた
古風な鬼が良い。
つのは、1本より2本が好みである。

最近優しい鬼が流行っている。
「ないたあかおに」とか「島ひきおに」とか、話としてはよくできていると思うけれど、
やはり鬼は昔ながらの野蛮で非道なのがいいと思う。
大体、そうじゃないと、節分が盛り上がらない。

それで、2年生の読書の時間にはスタンダードタイプで行くことにした。「ももたろう」である。


読んだのはこの本。

ももたろう
松谷 みよ子 瀬川 康男
4577025493


「ももたろう」にも色々あるが、これは、絵も綺麗だし、
ももたろうが鬼が島へ行くまでのエピソードも丁寧に書かれていて、
ももたろうのキャラクターがよくわかって、いいと思った。

鬼が島の鬼をやっつけた英雄なのだが、この本に描かれているのは、
どちらかというと正義の味方というより、ものぐさな天才というイメージ。
食っちゃ寝ばかりで、てんで働かないと思っていたら、
ある日むっくり起き上がり、唐突に
「鬼退治に行くから、団子を作れ」と言う。
その言い草も横柄で、お話を聞いていた2年生の男の子が
思わず「えらそうに!」呟くくらいである。
でも、そういう変人ぶりがいいのであって、
こんな奴なら、鬼も退治するだろう、納得する。

誰もが知っている「ももたろう」だが、子ども達は思いのほか
楽しんで聞いていた。

読み終わって、ああ、ももたろうこそ、鬼のようだ、
と思ったのであった。
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2008年01月25日

おいしい本

tabemono.jpg

来週のロング休みを利用した読書活動は、司書によるブックトーク。
対象者は、1・2年生。
昨年も同じことをやったのだが、テーマは「イヌとネコのなまえ」だった。
今年は「おいしい本」。
つまりは、おいしい食べ物がでてくる本。

このテーマに決めた時、食べ物が出てくる本はたくさんあるし、
楽勝!楽勝!と思っていた。
これがいけなかったらしい。
確かに本はたくさんある。
例えば「ぐりとぐら」や「バムとケロ」「ばばばあちゃん」といった人気シリーズを見ただけでも、
かすてらやドーナツやよもぎだんごといった風に、すぐに頭に浮かぶ。

しかし、たくさんあるだけに、それらをどう分類して、
全体の話をどう展開させるか、というとわけがわからなくなってくる。
おまけに、みんなが知っている絵本ばかり用意しても、
パンチ力に欠ける。

というわけで、この本を参考にして、

e mook『絵本からうまれたおいしいレシピ ~絵本とお菓子の幸せな関係~』 (e‐MOOK)
きむら かよ 晶子 鳥越 美希
4796646051


新たに本を探した。
見つかったのは「ネコが手をかすレストラン」

ネコが手をかすレストラン
茂市 久美子 武富 まさえ
4477009291


図書館で借りて読んだところなかなか面白かった。
文字も大きいし、1、2年生にも読めそうだ。
ちょっと気になったのは、ブイヤーベースやラング・ドゥ・シャと
いった子どもがあまり聞いたことがなさそうな料理の名前が出てくるところ。
でも、この本を読んで「いつか食べてみたいなあ」と思ってくれればいいか。
作者の茂市久美子さんの本には、他にもお菓子が出てくる本なんかが多いが、ご本人もやはり料理上手なのだろうか?

安房直子さんの「ねこじゃらしの野原」は、「雨降り木曜日」で紹介されていたので借りてきた。
安房さんの本はとにかく大好きだし、おいしそうなお菓子や料理もたくさん出てくる。
この本も「とうふ屋さんの話」なので、いいかな、
と思ったのだが、もしかしたら、1・2年生には少し難しいかな、
と思いつつ、読むのをやめられない。

ねこじゃらしの野原―とうふ屋さんの話 (子どもの文学傑作選)
安房 直子
406261152X


ああ、しかし、こんなおいしい本ばかり読んでいると、
お腹が空いて仕方ないのだった・・・。
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2008年01月24日

ミンケパットさん―ミニおはなし会第二弾

先週に引き続き、ボランティアの朗読サークルの方が来校してくださった。
前回は1・2・3年が対象だったが、今日は、4・5・6年の高学年対象。
人数が低学年に比べると若干多い上、身体が大きいので、
低学年の時には余裕だった会場がやたらに狭く感じる。

プログラムは前回とほぼ同じで、参加型の絵本「林の中から」から始まった。
しかし、相手は高学年。
1、2年生が大はしゃぎで手遊びをしていたのに比べると、
なんとなく恥ずかしげで、ノリもいまいち。
それが読み聞かせになると、うってかわって、実に集中して聞き入っている。
大体一人や二人は、気もそぞろな子がいるものだが、
驚くことに全員が忘我状態でお話の世界に入り込んでいるのだ。
最後の挨拶をしようとした時、「林の中から」をやってくださった男性が、
「予定になかったんですが、もうひとついいですか?」
と言って、まどみちおさんの短い詩を朗読してくださった。
高学年向けということで、考えてくださったのだろう。

お話会が終わった後、図書室で少しお話をした。
朗読サークルの3人の方も私も、本やお話会のこととなると
夢中になってしまい、話題は尽きることがなかった。

「今回、高学年の子の集中力にはびっくりしました。
やっぱりみなさんのひきつける力というか、物語の世界に引き込む技術力というのは、
あるんでしょうね」というようなことを言うと、

「それもあると思いますけど、定期的にお話会をしていると子どもの方も慣れるというか、お話を聞く姿勢が自然にできてくるんですよね」とおっしゃった。

朝読などで、定期的に読み聞かせに行っている学校が何校かあり、
最初の頃とは明らかに態度が違ってきているらしい。
また、夏休みの図書室開館日に、プールに来た子ども達にも
お話会をしているというのを聞いて、ピンときた。
ここも近くに放課後児童クラブがあり、夏休みはそこの子達が暇をもてあまして、
しょっちゅう遊びに来るのだ。
そうだ!来年度は、夏休み中にもやろう!
宣伝のチラシを作って、児童クラブにも呼びかけて。

う〜ん、いつもは忙しいからとかなんとか言って、こういったお喋りをサボりがちな私であったが、やはり色々お話すると、いいことがいっぱいあるのだ。
その後、今日読み聞かせてくださった本の話でまた盛り上がった。

今日、高学年用に新たに読んでもらった本はこれ。

ミンケパットさんと小鳥たち
ウルスラ ジェナジーノ Ursula Genagino J´ozef Wilk´on
4883301303


お話もいいし、ヨゼフ・ウィルコンの絵も素敵だ。
「全然知りませんでした。もうひとつの
『八方にらみねこ』も知らなかったし。勉強不足ですけど」
と言うと、
「私たちも、サークルで集まると、全然知らない本をたくさん
発見しますよ。本当に、こんな本があったなんて、っていうくらい」
とおっしゃった。

うん、今日は本当にたくさんお喋りできてよかったなあ。


posted by Helenaヘレナ at 16:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月21日

雪の日

yuki.jpg

昨日の夕方遅く舞い始めた雪。
粒が細かく、結晶の形が見えるくらいさらさらした雪だった。
夜、外灯の下で見ると、闇の中を輝きながら降ってくる。

朝起きると、7、8センチほど積もっていた。
気温が低いので、つららができている。

tsurara.jpg


一校時は1年生の読書の時間なのだが、子ども達がなかなか来ない。
ふと外を見ると。校庭に格別小さな子どもの姿が。
なるほど。読書の時間は急遽雪遊びの時間になったのだな、と納得。
それもいいよね。
子犬のように駆け回る姿を見てそう思う。

2年生の読書の時間は、そうもいかないようだ。
担任の先生から頼まれ、読み聞かせの本を選ぶ。
雪の日にちなんだ話にするか、それとも子年にちなんでネズミの話にするか。
書架を回っていて目に入ったのがこの本。

あかちゃんのゆりかご (世界の絵本)
レベッカ ボンド Rebecca Bond さくま ゆみこ
4032026203


そういえば、春に妹が生まれる男の子がいたなあ。
この本はずいぶん気に入って買ったのだけど、まだ一度も読み聞かせたことがなかった。

決めたものの実は、直前まで迷いがあった。
2年生はとびきりパワフルな学年。
いい本だけど、ビックリする展開があるわけではないし、
大笑いする場面もない。
聞いてくれるかなあ、とちょっと心配しながら読んだ。

ゆりかごを揺らすように、ゆっくりと読みながら、
時折ちらちらと子ども達の表情を窺った。
いつもはにぎやかな子ども達が、ひっそりと静まって、
夢みるような表情でお話に聞き入っている。

読み終わって
「あかちゃんを寝かせる、こんなベッドを見たことがある人?」
と聞くと、ほぼ全員が手を挙げた。
「弟が生まれた時」「お姉ちゃんのベッドが今もあるよ」
「あのね、ぼくが小さい時の写真にうつってた」
みんな愛された記憶を持っているんだね。

そういえば、この本、文章の中で特に触れてはないけれど、
絵を見ると、窓枠に降り積もった雪や庭の木の枝を覆う雪で、
冬なのだ、とわかる。

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musumenotsukutta.jpg 娘が作った雪いぬ(?)急遽編んだお手製のマフラーをしてます。
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2008年01月15日

ネズミおみくじ

11日の始業式は、胃腸炎のためお休みしてしまったので、
久々の学校。
子ども達に会うのは、今年初めてだ。
久々に会うせいか、どの子もかわいく見える。
どうか、心穏やかな日々がずっと続きますように!

さて、8日に仕掛けていった「ネズミおみくじ」。

ネズミおみくじ.jpg

ウラをみてね.jpg 好きなカードを一枚選び、ウラを見ると

ma-sa大吉.jpg boukennsya大吉.jpg nezuakane大吉.jpg

大吉だの中吉だの吉だの小吉だの末吉だの、がわかり、
この一年あなたを幸せに導くオススメの本がわかる、という仕掛け。

久々の自信作だったのだが、みんなやってくれてるのかな。

ちょうど3年生の読書の時間があったので、宣伝がてら反応を窺うと
「あっ、それぼく引いてみたらね、大吉だった」
と実に嬉しそうに言ってくれた。

よかった〜!
みんな見てくれてるのね。
今年も「大吉」だな!!


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2008年01月04日

仕事始め

まず、遅ればせながら、新年のご挨拶を・・・

今年も、よろしくお願いします。
図書室も、よろしくお願いします。



今日は仕事始めであった。
学校が始まるのは、11日(金)からだし、
(寒冷地なので、冬休みが若干長い。代わりに夏休みは短い。8月なのに2学期が始まってしまう)
私たち臨時職員は「子どもが来ない日はなるべくお休みしてください」と言われているので、こんなに早く来る必要もなかったのだが・・・。

でも、仕事に来て良かった。
家にいると、ずっと飲み続け、食べ続けで、空腹という感覚すら
忘れてしまう有様だし、人間ぼやっとしていると碌なことを考えない。

やっぱり図書室は落ち着くわ!
と思いながら、まずは廊下の掲示をクリスマスバージョンから、
年始の干支バージョンに切り替え作業。

???x.jpg???x?J.jpg

しかし、冬休み中の学校はすっかり冷え切っており、
廊下の気温はおよそ4度。
寒かった!!

次に、年の始めに読みたい本の展示。

toshinohajimeni.jpg

昼近くになったので、近くの図書館へ。
ここには娘のクラスメートのお母さんが司書として働いている。
非常に有能な方なので、いつも頼りにさせていただいている。
担任の先生から「点字の絵本がないでしょうか?」と言われれば、
探してもらい「宮沢賢治の本をなるべくたくさん欲しい」と言われれば集めてもらい、こうして何度助けてもらったことか・・・。
「今年もまたよろしくお願いします」と深く頭を下げた。

さあ、本も探せたし、コンビニでお昼ごはんを買って学校に帰ろう、
と思った時、あれっ?財布がない。
どうやら、学校に忘れてきてしまったらしい。
一回帰ってまた買いに出るのは時間がかかるし、
家に帰るのもなあ・・・、
と悩んでいる時に、彼女が本を書架へ戻しに通りかかった。
咄嗟に「あの、お願いがあるんだけど・・・・」
つい借りてしまった。千円札。
普段から頼りにしているといっても、まさかお金まで借りてしまうとは、自分でも情けない・・・。
それも仕事始めに・・・。

また、いろいろな方にお世話になる一年になりそうです。

今年も、よろしくお願いします!!!!!


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2007年12月21日

主役の評判

今日で2学期も終わり。
終業式も無事終わり、子ども達もみんな帰った。
一年前に転校してきた女の子が言うには、
「この学校、変!だって終業式の日が午前中で終わらないんだもん」
う〜ん、確かに私が子どもの頃も式が終わったら、通知表をもらって
すぐに帰った。
「給食だってあるんだよ」
まあまあ、親は助かるじゃありませんか。
「前の学校は朝も、終業式の時間までに来ればよかった」
へえ、それはすごい。
フレックスタイム制か・・・。


そういうわけで子ども達が、給食を食べ2時に帰った後、
来年のお仕事にかかることにした。
来年のことを言うと、鬼が笑うというけれど、
来年まで2週間ないし、3学期もまだクリスマスの展示という
わけにはいかないのだ。

来年の干支は子、ねずみであるので、その関連の本を展示する。
今年のイノシシと比べると、本は格段に多い。
ねずみは、絵本やメルヘンになくてはならない存在なのだ。
例えば、誰もが知っている「ぐりとぐら」はねずみである。
「ねずみくんのチョッキ」も言うまでも無くねずみである。
この二つは、「かわいいねずみ」だ。
なんだか実際の生き物としてのネズミより断然かわいく書かれている。

子.jpg

私がまず思いついたのは
番ねずみのヤカちゃん (世界傑作童話シリーズ)
リチャード ウィルバー Richard Wilbour 松岡 享子
4834010996


以前お話ボランティアの方が来て読み聞かせてくださったのが
印象に残っている。
声の大きいヤカちゃんは、こそこそしていなければならないネズミの宿命を考えると、失格なのだが、それゆえ人間の役に立った。
いわば人間にとって有益なねずみである。
有益なねずみはまだ他にもいる。

ねずみのアナトール
タイタス はまだ みちこ たがや たえこ
4580805291


アナトールはすごい!喪われたネズミの尊厳と誇りを回復するために
危険を顧みず、人間の仕事の手助けをするのである。

「やどなしねずみのマーサ」は、使命感というよりも、むしろ
好きな人のために役に立ちたいという女心がいじらしい。

やどなしねずみのマーサ
アーノルド・ローベル 三木 卓
4579401069


以上は、いいイメージのネズミ像だが、
ダークなイメージもないわけではない。

「くるみわり人形」はネズミの化け物が出てくる。

また「ツェねずみ」等読むと、宮沢賢治のねずみ観もかなり厳しい。

もっぱら猫派なうちの娘は「十二支のおはなし」を読んで、
「ネズミっていやだ!」とすっかり印象を悪くした様子。
ネコを騙して、猫年をなくしたのが許せないようだ。
なのにハムスターは別らしく、
「ハムスターいいなあ。飼いたい〜」と言っている。
ハムスター飼ったら、一番喜ぶのはうちのミュータントだろうなあ。

十二支のおはなし (えほんのマーチ)
内田 麟太郎
4265034810

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2007年12月20日

お宝

tomutenn.jpg

2年生の先生が用事で立ち寄りしなに、ふと棚の上の本に目がいったらしく、
「この本ちょっと貸してください。子ども達に読んであげたいので」
と持っていった。
30分後「すごく、いいお話だったわ、せんせい」と言って返しに来られた。

クリスマス・トムテン―スウェーデンのサンタクロース
ヴィクトール・リュードベリィ ハーラルド・ヴィベリィ おかもと はまえ
4841601864


昭和59年に寄贈された本で、現在は絶版。
本には定価880円と書いてあるが、Amazonのユーズド価格は4500円。まさにお宝。
かなり年季が入っているが、挿絵の美しさと日本や西欧とはまた違ったクリスマス観が伺える内容に魅かれて、廃棄できずにいた。
捨てないでよかった!
子ども達は古い本というだけで、手にとらないので、
今回のように先生が読み聞かせてくれると有難い。
見る目のある先生に感謝!


さて、大掃除も終わり、後は忘年会を残すのみ。
とはいえ例え、“地球最後の日が来ても終わらない”仕事。
まだまだすることはたくさんあるのだが、とりあえず来年の
ブックトークのために“読書”という仕事をする。
(この仕事を自宅でやる司書さんも多いと聞くけれど・・)
6年生のブックトークのテーマは「知らない町に旅に出よう」
それで選んだのがこの本。

黒い兄弟〈上〉
リザ テツナー Lisa Tetzner 酒寄 進一
4751521241


ずいぶん前に買ったのにまだ読んでいなかった。
今回のテーマのおかげで“宝の持ち腐れ”にならずに済んで
ほっとした。

また今日届いた本のカタログの中に気になる本を発見。

マキの廃墟伝説―ホーンテッド・シティー物語
山中 恒 スカイエマ
4652007620


廃墟というタイトルにひかれるのだけど、内容はどうなのだろう?
山中恒さん作ということで信頼できそうだけど・・・。
誰か読んだ人いませんか?










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2007年12月19日

不器用

card.jpg

司書友だちに教わった、クリスマスカードを作ってみた。
同じ町内の小学校司書さんなのだが、元保育士でとにかく器用。
絵も上手だし、クラフトワークもお手のもの。センスもいい。
彼女はこの他に2種類カードを作っていたが、その中で一番簡単なのをひとつ作ってみた。

ところどころ糊の痕が残っていたり、細いパーツが切れてしまったり、彼女が作ったのに比べると仕上がりは今一つだが、
とりあえず形になって嬉しかった。

図書室に飾っておいたら、子どもや先生方から
「本当に、先生は器用だねー」といわれてビックリした。
どうやら飾りつけだのなんだのをよくやるせいで、そう思われているらしい。

不器用は生まれつきといっても、仕事で必要となればやるしかない。
最近わかったのは、不器用でも、お手本があれば、
根気強くやっていくとなんとか形になるということだ。
「なせばなる」ということだろうか。
「やらなければいけない」という状態に追い込まれることが必要で、
仕事以外では絶対にやらないだろう。


ところで今日は冬休み用の本を2冊、学年毎に貸し出す日だった。

貸し出した後の書棚を見ると、人気がある本がわかる。

1位は「こそあどの森の物語」シリーズ。

ふしぎな木の実の料理法―こそあどの森の物語 (こそあどの森の物語)
岡田 淳
465200611X


岡田淳さんの本は他の本も、人気がある。
特徴的なのは、4年生の男子が多いということ。

「黒ねこサンゴロウ」シリーズも人気だ。
これも読者層は4年生の男子。

「ブンダバー」も、今年度購入して以来ずっと人気が続いている。
ブンダバー (ポプラの木かげ)
くぼしま りお
4591068307


黒いネコが流行りなのだろうか?
娘によると、タンスのタンちゃんがカワイイ!と評判らしい。

エミリー・ロッダの「ローワン」シリーズも全部借りられた。
いつもはさほどでもないのだが、夏休みや冬休みなどの長期休暇前になると人気が出る。
じっくり読もう、ということだろう。

意外だったのは、一世を風靡した「レインボーマジック」が今ひとつ
だったこと。
多分、ファンの子はもう全部読んでしまったのだろう。
もしくは「すぐに読めちゃう」から、冬休みの本で借りるのはちょっと、ということかもしれない。

また「かいけつゾロリ」も、ほとんど借りられなかった。
これは、担任の先生の指導が入ったものと思われる。
別にゾロリが悪いわけではなくて、
「いつもとは違った本を読んでみましょう」ということなのだ。

高学年に人気があったのは、森絵都さんの本やはやみねかおるさんの本。
また梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」や森絵都さんの「ダイブ」「カラフル」は、「何度でも読みたい」というリピーターが多い。

やっぱり、何度でも読みたくなる本って、いいよね。




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2007年12月14日

お気に入りのクリスマスの本

chrisumastokubetsu.jpg

クリスマスの本を展示している。
借りていく子が今いち少ないのは、まだ気分ではないからだろうか?

クリスマスの本をたくさん買った時期があり、
ここに展示した以外にも書棚に何冊かある。

たくさんあっても、お気に入りの本は三冊。続きを読む
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2007年12月12日

全校参加おすすめの本クリスマスバージョン完成!!

“全校参加おすすめの本クリスマスバージョン”がついに完成した。
昨日、あの後、すぐに校長先生が持ってきてくださったのだ。
みなさん、感謝!!です。

全校オススメの本.jpg

osusumenoannnaibann.jpg

1年生は、サンタクロース・2年生は雪だるま・
3年生はトナカイ・4年生はもみのき
5年生は天使・6年生は星
と、それぞれのカードに「オススメの本の題名」「名前」「一言!」
と書いてもらった。

yukiだるま.jpg

雪だるまには顔を書いてもらい、もみのきには飾りつけをしてもらった。

天shi.jpg

天使や星もきれいに彩色された。

ようやく完成!!
みんな、結構見てくれている。
やっぱり友達がどんな本をおすすめしているか興味があるのだろう。

さて、次は図書室もちょっと綺麗にしないと・・・。
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2007年12月11日

図書室の七不思議

chirisumasukaunntajpg.JPG

ようやく、クリスマスの展示を始めた。
学校も残すところあと、二週間弱。焦る、焦る。
「クリスマス全校参加おすすめの本掲示」も実はとっくに
できているのだが、写真に撮れない事情がある。
子ども達のおすすめの本のカードは全員揃った!
しかし、先生のが、特に掲示のメインの場所に来るはずの
校長先生のカードが・・・・。
もう、2回も催促しているので、これ以上は・・・
いくら私が強気な司書でもムリ。

さて、話は変わるが、今日5年生が
「先生、インタビューさせてください」と来た。

ん?インタビュー?私も有名になったものだ、と思っていたら、

「学校の不思議を取材しているんです」とのこと。
「不思議って?何?私の美しさのナゾに迫る、とか?」
「全然違います!」と辛口の女子。
「うちの学校の七不思議を教えて欲しいんです」
どうやら、古い先生に
聞いてまわっているらしい。

「なんか、ないんですか?怖い話でもいいです」
どうやら怖い話を期待しているらしい。
「ふ〜ん、例えば、朝図書室に来たら見たことの無い新品の本が書棚にぎっしり並んでた、とか?」と言うと、
「こわ〜い」と悲鳴を上げる。
怖くないよ、嬉しいよ、と思いながら、声色をオカルト用に変えた。

「図書室にあるぬいぐるみはほとんど私が家から持ってきたんだけど、ふた〜つだけ、どこから来たのかわからないのがあるの〜。」
「え〜、こわ〜い」と悲鳴の後で、
「先生、それ嘘って丸わかりですけど・・・」
「嘘じゃないよ。本当だよ」

そう、以前にこのブログでも紹介したことがあるのだが、
図書室のマスコット「ボナちゃん」は、ある朝突然
図書室の住人になっていたのだ。

?{?i??????.jpg

そして、このカメも、気がついたらぬいぐるみの中に
まぎれこんでいた。

かめ

「先生、それ学校の誰かが持ってきたんじゃないんですか?」
「証拠はあるんですか?例えば、ボナちゃんが入ってた箱とか」

話にケチをつけながらも、子どもはノートに
「ぬいぐるみが増えていた」
「ボナちゃんは、誰かからのおくりもの?」と書いている。

「それと、図書室から見えるあの松の木は学校の守り神らしいよ」
「守り神、へえ〜」
「あっ、もしかしたら枝を切ったら呪いが〜とかですか?」
「守り神だから、みんなを守ってくれてるの!呪いではない」

実は、そういう話も無きにしもあらず、なのだが、
子どもを無闇にキャーキャー喜ばせる、じゃなくて怖がらせる話を
するわけにはいかない。
それに、松の木に対する子ども達のイメージを落としたくない。

大きな木というのは、どこの学校にも一本はあるものだ。
そして、子ども達を見守っている。
木は喋ったり動き回ったりすることがないので、モノと同じように
思われがちだが、私たちと同じ生き物であり、気持ちもあるに違いない、と私は思っている。
大きな木は神々しい。その姿は人に畏敬の念を抱かせる。
最近は、不審者対策として、見通しを良くするため
木が切られることが多いようだ。
この学校でも、昨年はそういう理由でずいぶん沢山の木が
根元の方からばっさりと切られてしまった。
仕方ないことかもしれないが、私は無闇に木を切る行為が
すきではない。

図書室から見える松の木は子ども達だけでなく、
四苦八苦しながら仕事している私をも見守ってくれている気がして、
嬉しい気持ちになる。
子ども達にも、松の木に対する愛着と敬意が生まれればいいな、
と思って、七不思議のひとつに挙げたのだ。


ところで、先ほど校長先生が、おすすめの本のカードを書くため、
図書室を訪問された。
「ここにない本をかいても仕方ないしねえ」
と言って、本の題名を仰ったのだが、あいにくその本はなかった。
2日前にも、同じことがあった。
その時も、校長先生が子ども達に勧めたいと思う本は図書室になかったのである。
結局今回もそのまま帰っていかれた。
それだけ真剣に考えてくださっていたのだ!
校長先生、ごめんなさい〜。でも、明日にはきっとください〜。

sannta.jpg








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2007年12月04日

理詰めには、理屈で対抗

科学の時代に生まれたからか、どうかはわからないが、
理屈が通らないことは信じないという子が多い。

口癖は「ありえねー」

以前、ある男の子が
「ミッキーマウスなんて、ネズミだし。ネズミが服着て喋ったりするなんて、ありえねーし」
と言っていたのを聞いて「なるほど」と妙に感心したのを覚えている。
確かに。おまけにネズミが犬を飼っているなんて言語道断であろう。
(プルートのこと)

じゃあ、あんた達の好きな「ハリーポッター」はどうなのよ?
と聞きたくなるが、よくよく読めばハリーポッターはファンタジーではあるものの、
あのディティールの細かさからわかるように、理屈もしっかり通るように作られているのだ。

そんな理詰めの人たちに「サンタクロースはいるんだよ!」
なんて言っても「ありえねーし」と言われてしまうのがオチだ。
試しに図書室に来る子ども達に「サンタ」のことを尋ねてみると、
高学年になればなる程、ほとんど信じていない。

「先生、サンタクロースって、本当は親なんだよ」
「どうして?」と聞くと
「私、お父さんが押入れからプレゼント出してくるの見ちゃったもん」
なるほど・・・。

「空飛んだりとかできないよ、普通。それにウチには煙突ないしね」
「そう?サンタさんは壁抜けの術ができるんだよ」
と言ったら馬鹿にされた。

こうなったら、理詰めには理屈で対抗するしかない!!

ということで、今回図書室だよりで紹介したのが、この本。

クリスマス・クリスマス (たくさんのふしぎ傑作集)
角野 栄子
4834011402


この本には、セント・ニコラスという司教がサンタクロースである、
ということや、スウェーデンやフィンランドに現在あるサンタの家のことが、
絵や写真入りで詳しく紹介されている。
写真というのは実に説得力があるもので、サンタなんぞいないと言う子どもにも、
「ほらー、写真見てみぃー」と見せると、すっかり信じてしまうのだ。

図書室だよりの中で
「サンタクロースはいます!」と言い切った上で、
―でも、彼は妖精でも魔法使いでもなく、私たちと同じ人間で、
子ども好きな初代のセントニコラスが亡くなった後は、
彼の意志を継いだサンタクロースが世界中で、子ども達のために活躍しているのです。

というようなことを書いた。
私たちと同じ人間―と書いてよかったのかどうか、少々迷うところだが、
でもサンタクロースが人間なのは間違いないだろう。
超人的ではあるけれど・・・。

ちなみにウチの娘にこの話をしたところ、どこで聞いたんだか、
「うん、知ってるよ。教会の司教だったんだよね。
それで今は、日本支部とかいろいろあって、今のサンタクロースは
第〇〇〇(数字を忘れた)代目なんだよね」という返事が返って来た・・・。

ところで、そんな理詰めの彼らにぜひ読ませたい本がある。

クリスマスの奇跡
キャスリーン メドウズ 宇佐 和通 Kathleen Meadows
4054013635


nora-takaさんが紹介してくださっているので、内容には触れないが、
この奇跡としか言いようのない実話を彼らはどう読むだろうか?






posted by Helenaヘレナ at 16:23| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月29日

見知らぬ国のステキな町へ行こう―「マジックツリーハウス」

友だちのもーりーからのアドバイスで、来年2月の6年生へのブックトークのテーマは
「見知らぬ国のステキな町へ行こう」に決めた。
6年生の社会に「世界の人々とのつながりを広めよう」という単元があるし、
中学にも巣立つことだし、ピッタリ!と思った。
しかしテーマは素晴らしいが、紹介する本が見つからない。

と思っていたら、今日ふと眼に入ったのが、

ベネチアと金のライオン (マジック・ツリーハウス 19)
メアリー・ポープ・オズボーン 食野 雅子
4840117977


子どものリクエストで、19巻〜21巻まで購入したのだ。

このシリーズは、3月に卒業した6年生を中心に一時ブームになったのだが、
彼らが卒業した途端、パタリと貸し出しが止まっていた。
最近また、3、4年生の男の子達に人気が出始めていたところだ。

私自身1巻目を読んで、悪くない内容だと思ったものの、
続きを読む気にはなれなかった。
しかし、このタイトルに惹かれ、久しぶりに手にとってみた。

1時間ほどで読み終え、う〜ん、なかなか面白いじゃん!
本の中の世界へ行くことができるマジックツリーハウスという設定自体、
図書館向けだと思っていたが、
世界じゅうの優れた本を集めている魔法使いや、
マスター・ライブラリアンといった言葉はまさにうってつけ。
図書室に置け!と言われているようなものである。

ストーリー自体は、1時間の枠内でトラブル発生から問題解決まで
やってしまう連続ドラマのような、強引な感じがなくもないが、
まあ、この文字の大きさとページ数では仕方ないだろう。

いいな、と思ったのが、様々な時代と国を冒険するという設定
で、その時代と国のことが正確にかなり詳しい部分まで書かれ
ているところ。
タイタニック号やアーサー王伝説、ギリシャ神話のことまでわかる、
という優れものなのだ。
あとがきに、アメリカでは学校の教材としても使われている、
と書いてあったが、それも頷ける気がする。
巻末にあるお話のふろくで、その国の歴史のことが記述されているの
もいい、と思った。

さあ、じゃあこれを、6年生に、と思うと、ためらわれる。
6年生がこの本を読むのは決しておかしくはないと思うが、
ウチの6年生はどうだろうか?

以前、ぱらぱらとページをめくり、
「わっ、文字でか!」と言っていたのを思い出した。
読書家で、もう図書室にはすすめる本がない!
という子も何人かいる。

う〜ん、どうしようかな・・・。
相変わらず悩みは続くのだった。
posted by Helenaヘレナ at 11:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月16日

ミステリー入門?

misuteri-.jpg

図書集会にちなんで、古今東西のミステリーを集めた。
ほんの2、3年前までは、ミステリーは結構人気のジャンルだった。
偕成社の『ミステリーがいっぱい』シリーズ・『だいすきミステリー』シリーズが高学年の女の子を中心にたくさん借りられていたし、
『名探偵シャーロック・ホームズ』シリーズを全巻28冊読破した男の子もいた。
しかし、最近はめっきり流行らなくなってしまった。

私自身、ミステリーはあまり読まない。
学生の頃、エドガー・アラン・ポーぐらいは読んだが、
シャーロック・ホームズだって、名前だけしか知らなかった。

だから、怪人二十面相も怪盗ルパンも読むのは今回が初めて。

江戸川乱歩は新潮文庫の江戸川乱歩傑作選
江戸川 乱歩
4101149011

を大昔に読んだことがあったが、版画のような黒<ノワール>
のイメージが好きだった。
特に『芋虫』は、エログロっぽい感じが鮮明に記憶に残っている。

『少年探偵』シリーズも、子ども向けに書かれた作品とはいえ、
乱歩らしい“暗黒”の部分が濃く出ていて、好きになれそうである。

『怪盗ルパン』シリーズは、江戸川乱歩が「怪人二十面相」を書くに
あたり参考にしたということである。
確かに「ルパン」と「二十面相」は、似ているところがたくさんある。
しかし、不思議なのは、それだけ似ている点があるにも関わらず、
二人の怪盗が全く異なったキャラクターに仕上がっているところだ。
それぞれの作者の個性が如実に出た結果だろう。

私は読んだことがなかったのだが、同年代の友人で、
「子どもの頃怪盗ルパンを読んで、すっかり痺れてしまった」という人が何人かいた。
ルパンは小学生にはちょっと難しいなあ、と思っていたのだが、
昔の小学生は読めたのだなあ、とちょっと考えさせられた。

ちょうど、個別懇談で学校に来ていた友人が、
図書集会の掲示を見て、もらした感想は、

「怪人対怪盗、なんて、アルセーヌ・ルパンの方がかっこいいに
決まってるじゃん。だって、怪盗紳士なんだよ、ルパンは。二十面相は紳士じゃないもんね」

まあ、確かに、頭が良くてかっこよくておまけにフランス人で、
盗むのは悪い政治家や欲張りの金持ちから、
盗んだものは恵まれない人たちに寄付する義賊なんて、
かっこよすぎるよねえ。

そういえば、現代には義賊っていないなあ。

私は、今回ミステリーの面白さに出会い、
新しい読書の扉を開くことができて、大いいに満足!している。
この魅力的な扉が子ども達にも、開かれますように・・・。
posted by Helenaヘレナ at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月13日

読書の秋、ミステリーを読もう!

今日は、図書集会だった。
テーマは「読書の秋、ミステリーを読もう!」

プログラムは・・・

・『ぬすまれたらこまるもの』(『どろぼうたちのよる』より)
 ペープサード

どろぼうたちのよる
佐々木 マキ
487110110X


nusumaretara.jpg

・クイズ“怪盗VS怪人1回目”

怪盗対怪人.jpg

・『どろぼうがっこう』パネルシアター

どろぼうがっこう
加古 里子
4032060401


・クイズ“怪盗VS怪人2回目”

・『くまさぶろう』拡大投影機による読み聞かせ

くまさぶろう
もり ひさし ユノ セイイチ
4772100598



最初は「どろぼう」のテーマでやろうと思っていた。
以前、このテーマでブックトークをやったことがあるので、
その拡大版という風に考えていたのだが、
やはり、学校で「どろぼう」は、ちょっと・・・・、
ということで、「ミステリー」に変えた。
モーリス・ルブランの「ルパン」と、江戸川乱歩の「二十面相」を
持ってくれば、高学年の興味もひくかもしれない。
以前、6年生から
「図書集会の出し物は低学年向けのものばかりでつまんない」
という耳の痛いお言葉をいただいていたのだ。

二学期は、運動会から始まって、合唱だの持久走だの、
とにかく次から次へと行事が目白押しで、練習もままならなかった。

こんな盛り沢山のメニューを組まなければ良かったかな・・・
と思ったことも。

でも、図書委員さんががんばってくれたおかげで、
集会は大成功!!

今回はとにかく評判が良く、子どもからも先生方からも
「面白かった」と声をかけてもらった。
何より、当の図書委員さんたちが、楽しんでやってくれていたことが嬉しかった。

4年生の女の子が、二日前に
「ああ、早く集会の日にならないかな」と言うので、
練習がきつくていやなんだろうか・・・と思ったら、
「だって、楽しみなんだもん」という返事。
やっぱり、何より演じる方が楽しまないとね!

集会終了後、図書委員会さん全員で記念撮影をした。
怪人と怪盗の衣装、シルクハットとマントをつけて。

shirukuhatto.jpg


ところで、怪盗対怪人のクイズの答えは、これでした!

kotae.jpg










posted by Helenaヘレナ at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月08日

怪盗対怪人

来週の火曜日は図書集会。
準備は万端だけど、仕上がりは75%というところだろうか・・。

今年のテーマは「読書の秋、ミステリーをよもう!」

ミステリーをよもう.jpg

ペープサード・パネルシアター・拡大投影機での読み聞かせ
の合間に、クイズを2回する。

題して・・・・

怪盗対怪人.jpg

怪盗とは、モーリス・ルブラン作の「怪盗ルパン」シリーズの
アルセーヌ・ルパン
怪人は、、江戸川乱歩作の「少年探偵」シリーズの
怪人二十面相

最初は、

怪盗ルパンの作者は次の誰でしょう?
@モンキーパンチ Aコナン・ドイル Bモーリス・ルブラン

みたいな問題を考えていたが、それじゃあんまり子どもだましなので、本をよく読んで熟考した。

例えば「怪人二十面相」のクイズの一問目は・・・

「少年探偵団」の本の中で、怪人二十面相は時計店から
黄金の五重塔をぬすむことにしました。
二十面相は新聞の広告で予告状を出し、その後毎日、
「犯行まで後何日」と知らせてきました。

五億の塔.jpg

8日前には「8」という字だけ書かれたハガキがきました。
7日前には「あと七日だぜ」と電話がかかってきました。
6日前には時計店のショーウィンドウに「6」とチョークで
書かれていました。
そして、4日前になると黄金の塔が置いてある部屋の戸に「4」
という字が書いてありました。
3日前には、時計店の主人が朝起きると掌に「3」と墨で書かれて
ありました。

さて、5日前には「5」という数字をどうやって知らせたでしょう?

@オムライス.jpg 出前のオムライスにケチャップで「5」と
書いてあった。








A主人の頭に.jpg 主人が朝起きると、ひたいに「5」と書いてあった。







B5時.jpg 店の時計がすべて「5時」をさしていた。







さあ、わかったかな?

答えは、この本の中にあります。

少年探偵団 (少年探偵・江戸川乱歩)
江戸川 乱歩
4591058220




posted by Helenaヘレナ at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月01日

本と図書館がすきな人に・・・

ハロウィンが終わった。
仮装大会の様子を、B49枚でポスター印刷し、
廊下の壁に貼り付けた。
見れば見るほど、みんな楽しそうないい顔をしている。

1031.jpg

今日から11月。
読書の秋本番!ということで、展示も変えた。
テーマは、
「本と図書館を愛する人へ・・・」
しかし、小学生相手なので、

「本と図書館がすきな人に・・・」にした。

honntotosyokannga.jpg

展示した本は・・・

ルリユールおじさん
いせ ひでこ
4652040504


バスラの図書館員―イラクで本当にあった話
ジャネット・ウィンター 長田 弘
4794920423


きょうりゅうが図書館にやってきた (フォア文庫 (B175))
A・フォーサイス 熊谷 鉱司 むかい ながまさ
4323019718


図書室のルパン (あかね・新読み物シリーズ)
河原 潤子
4251041518


としょかんライオン (海外秀作絵本 17)
ミシェル・ヌードセン ケビン・ホークス 福本 友美子
4265068170


どれも、本や図書館をこよなく愛する人や動物が出てくる。

さあ、みんな、図書室にこもって読書しようよ!!
posted by Helenaヘレナ at 00:00| Comment(7) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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