2006年09月11日

運動会練習でおつかれのあなたに

学校というところは、子ども達にとってどんな場所なのだろう?
〇十年前、小学生だった私にとって、学校は巨大な宇宙空間だった。
大きな建物にたくさんの人がいて、必ず集団で動いている。
自分の意志とは無関係に、いろいろな事を次々やらなければならない。
今国語の授業をやっていたと思ったら、次は算数。
息つくヒマもなく、体操着に着替えて外へ。
先生の指示で、みんなと同じように動かなければいけない。
一人でぼんやりしていたら、あっというまに置いていかれてしまう。

まったりぼんやりしているのが好きな私にとって、(にぶいともいう)
学校は息苦しい場所だった。
早くここを出て自由な世界へ行きたい、といつも思っていたものだ。
(なぜか、戻ってきてしまったけれど)

特に、運動会シーズンは苦手だった。
運動がキライだったこともあったかもしれないけれど、
全員が同じ方向を向いて何かを一生懸命やる、
ということがなんとなくうっとうしかったのだと思う。

だから、今でも来る日も来る日も運動会の練習に
明け暮れる子ども達を見ていると、
喉元が締め付けられるような閉塞感を覚える。

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「運動会でおつかれのあなたに」ということで、図書室の入り口にオススメの本を紹介した。
授業で子ども達に接することのできない私からのメッセージである。

「菜の子先生は大いそがし!」(富安陽子作 福音館書店)
の中に『秋晴れのキテレツ運動会』というお話がある。
山から下りてきたアマノジャクがデタラメの術をかけて、
運動会を文字通りデタラメにするお話だ。
菜の子先生がアマノジャクをつかまえて一件落着、となるわけだけど、
アマノジャクに負けず劣らずひねくれモノの私など、
こんなデタラメな運動会も面白いじゃん、と思ってしまった。
そう思ったのは私だけではなかったようで、
お話の中で唯一アマノジャクの術にかからなかった「さやか」という女の子も、菜の子先生からへんてこなことはもう起こらない、と言われ、
少し残念に思うのだった。

作者の富安陽子さんも、私と似たりよったりの子供だったようで、
「一九七〇年の私への手紙ーあとがきにそえて」を読むと、
運動会の前日にてるてるぼうずを逆さにつるして雨乞いしたり、
ちゃんとした大人になれるのか不安におののく姿が浮かび上がってくる。

「学校じゅうのどこにもいないけど、学校のどこかにいるという。
だれでも会うことはできないけど、運がよければ会えるという」
(本文引用)

そんな不思議な菜の子先生がどこかにいるかもしれない、
そう思うと、息苦しい学校生活にスッと風が通るような
開放感を覚える。

私も会いたいなあ。
めったに会えないけれど、でもどの学校にも必ずいる
菜の子先生に。









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2006年09月08日

新しい本?

廃棄作業した本で、比較的新しいものを
どこかの学級で引き取ってくれないかなあ、
でも、昨年大量にプレゼントしたから、
どこももうスペースがないかもしれない。

悩んでいるところへ、
「せんせい、教室の本棚まだ空いてるよ。もらってあげようか」
と、3年生の女の子が救いの手を差し伸べてくれた。

早速教室を訪れると、おお、確かにわずかながらスペースが・・・。
担任の先生に許可を得て早速プレゼントさせていただいた。

本を手に廊下を歩いていると、
「その本、どこ持っていくの?」と3年生の男の子。
「君の教室だよ」と言うと、「やったー!」と喜びの声。

教室に持っていくと、掃除中の子がわらわら集まってきた。
「やったー、新しい本だ」「こんなにもらえるの?」「うれしいな」
いやー、そんなに喜んでもらうと、ちょっと良心が・・・。

本は空きスペースにぴったり収まった。
あら、まるでこの教室に来る運命だったみたい、なんて。

3年生は図書室のお得意様。本当に本を読むのが好きなんだな。
ありがとう!本も君たちに読まれて喜んでるよ。
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2006年09月06日

魔法の言葉

つらいことがあった時、くじけそうになった時、
この言葉を唱えれば、なんとか持ちこたえて
また元気に生きていける、というような
「魔法の言葉」
ないだろうか?

今日図書室で一人の子どもが泣いていた。
複雑な家庭環境の子で、そのことで友人達から
からかわれたらしい。
我慢強い子で、涙など見せたことがなかったのだが、
さすがにこたえたのだろう。

かける言葉もみつからなくて、ただ肩を抱いて、
よく今まで我慢してきたなあ、と思った。

家族や友人に囲まれていても、
はたまたいい年をした大人でも、
不安や孤独に苛まれることがある。
なのに、この子はまだ十代に突入したばかりで、
おまけに過酷な孤独を抱えているのだ。

やりきれない。
私には、この子の現実に対して何の手を打つこともできない。
今はまだ見守ることぐらいはできる。
でも卒業してしまえば、どうしようもない。

せめて、図書の先生らしく、読めば元気が出る、勇気がわいてくる本を
紹介できたら、と思い書架をウロウロしてみたが、
さっぱり見つからない。

その時、なんとなく足を止めて読んだ本。

ずっと

宮西達也さんの「ティラノサウルスシリーズ」は
「おまえうまそうだな」を毎年1年生に読み聞かせている。
それですっかり人気が出てしまい、4冊ともそろえた。

個人的な好みで言うと、絵は好きだが、お話はちょっとストレートすぎて
気恥ずかしい。私がひねくれているせいかもしれない。
しかし、この時は「あなたをずっとずっとあいしてる」が
ズンと胸に響いた。

心優しいマイラサウルスのお母さんに育てられたティラノサウルスの
ハートは、自分をマイラサウルスだと信じ込んでいた。
ところが、ある日自分が恐ろしいティラノサウルスだと知ってしまう。
かわいそうなハート。

でも、本当はハートはかわいそうじゃない。
おかあさんに愛されて育って、別れた後も愛されているんだから。
思いっきり愛された記憶があれば、孤独になっても人間(恐竜も)
強く生きていけるんじゃないだろうか。

最後にマイノサウルスのお母さんがこう言う。

「あなたが どこにいても いつまでも あなたを あいしてる。
ずっと ずっと あいしてる」(本文引用)

こんな風に言ってくれる人が、あの子にいればいいんだけど。
もし、いなかったら、これから出会えますように。
大人になってからでもいいから。







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2006年09月05日

ちょっぴり

本格的に運動会練習が始まった。
今日から二週間、学校は運動会一色。
ロングの休み時間も、昼休みも運動会の練習で潰れるので、
子ども達は図書室に殆ど来なくなる。
この仕事に就いて始めの頃は、
運動会のシーズンになると何をしていいかわからず、ウロウロしていた。

初年度は、全校練習全てに参加していた。
しかし、司書が参加して一体何の意味があるのか。
子ども達が図書室から遠のいている間こそ、
やらなければならない仕事がある。
練習の合間のほんの一瞬でも、訪れた子ども達が
ほっと安らげる図書室にするために、
また運動会が終わったら「あれ、なんか新鮮」と
思えるような図書室であるように、
今年はせっせと、廃棄し新しい本を入れ、環境作りに心がけている。

今日は、新しい本が来たので昨日作った『秋のひきだし』スペースに
配架した。といっても、たった42冊。
「あたらしい本がはいりました!!」のポスターを作ったものの、
ちょっと気がひけるので「ちょっぴり」をつけた。

ちょっぴり2 ちょっぴり

校庭でリレーの練習をする子ども達を横目で見ながら、
ちょっぴり淋しい気持ちの一日だった。



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2006年09月04日

秋の引き出しをつくる

先週から整理づいている私。
週末は物置きと化していた2階ロフト部分を片付けた。
夏休み実家に帰った時、持たされた母の若い頃の洋服や
夏季研修の時もらった資料、衝動買いしてまだ読んでいない本などを
夏の思い出と伴に、戸棚の奥へと閉まった。
また、サイズが小さくなった娘の服や、
もう着そうもない夏服を処分し、
今後購入する予定の(?)秋物のためのスペースを確保した。

図書室でも先週末から、大規模な廃棄作業にかかっている。
夏休みに発注した本がそろそろ入荷してくる。
そのためには、どうしても書架のスペースを確保しなければならない。

この四年間どうしても捨てられなかった本の廃棄にも、着手した。
平成5、6年頃購入、「〇×創作童話シリーズ」といった名称の
様々な作家によって書かれた、全10冊〜20冊ほどのシリーズ本。
まだ新しいが、明らかにページをめくられたことが一度もない、
といった感じ。しかしそれもムリないだろうな、と思ってしまう。

こういう全集を購入する時は、選書した側によほどの覚悟が必要だ。
「責任を持って子どもに読ませる!書架の肥やしにしない!」覚悟だ。
先生方から、シリーズ本を買って欲しいという依頼を受けた場合、
私は「図書室だよりや授業で、子ども達に紹介していただけるのなら
買います」と言ってきた。
ちょっとキツイかもしれないが、そうでないとムダな買物を
してしまうことになる。

廃棄の手続きが済んだ本は、リサイクルに出すため
5,6冊ずつまとめて紐で縛る。
この縛る作業が私は苦手。
で今回、福音館書店の「生活図鑑『生きる力』を楽しくみがく」
を参考にやってみた。
ひもを輪にして、その上に本をのせて十字にしばる。
最初はコツがつかめなかったが、
数をこなすうちに手早くできるようになった。

生活図鑑 ひも
はいき

一人黙々と縛っていると、6年生の図書委員の男の子が覗き込んできた。
「ああ、そのやり方知ってる。輪にした上に載せるんだろ」
「やったことある?」
「ない。でもばあちゃんがいつもやってる。新聞紙縛る時」
さすが!おばあちゃん。でもこれからは見てないで手伝ってあげなさい、
と言って、縛り方を教え、手伝わせた。
しかし、最近の子は紐の縛り方知らないんだねえ。
(自分も知らなかったくせに・・・)
こういう生きる知恵こそ身につけて欲しいけど。
完璧に紐を縛れる小学生なんて、カッコイイのに。

できた束を何十個も、一階倉庫まで運ばなければならない。
最近腰痛に悩まされている私。
なかなか覚悟ができないでいると、五年生の心優しい女の子達が
束でやってきた。ラッキー!よろしくお願いします。

「ああ、重い」
「なんかご褒美くれるんでしょう」
「せんせい、私達がいてよかったね」
「他に誰もいないよ。手伝ってくれる人」

ぶつぶつ言いながらも、全部運んでくれた。ありがとう!!

さあ、秋の棚ができたぞ。いつでもどうぞ。








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2006年08月30日

しあわせになる方法

昨日友人の家に遊びに行った。
彼女の家に行くと、命の洗濯になるというか、
人間性を回復できるというか、とにかくリフレッシュできるのだが、
と同時に、羨ましくもなる。

なぜなら、自分の好きなことをして、好きなものに囲まれて、
そういう優雅ともいえる暮らしをムリなく自然にやっているからだ。
こういうと、普通「私だっていろいろ苦労はあるのよ」なんて
怒られそうだが、彼女の場合は違う。
「そう、とっても楽しいよ」とスンナリ答えが返ってくる。

どうしたら、こんな風に生きられるのかしら。
私なんかいつも疲れて、文句タラタラで、それでいて、
こうなりたい、ああもなりたいと、希望ばかりが満載で。
身体も心もギリギリギリギリ軋む音がする。

そしたら彼女は一言
「私はしあわせになりたいから」

はっとした。
私はずっと、幸せになるためには、努力して今の自分を変えなければ
ならないのだと思い込んでいた。
自分に足りないものは何か見極め、自分の限界にチャレンジして
はじめて幸せはやってくる。

でも、今の自分のままでも幸せになれるらしい。

そんな主人公が登場する本。

¨????????????jpg.JPG「おはなのすきなおおかみくん」(講談社)のおおかみくんは、オオカミのくせして狩りがキライ。「大きくなったらお花やさんになる」と言ってパパを悩ませている。あの手この手のパパの説得、作戦をものともせず、自分らしく生きることを大切にしている。小さいう内から、ここまで確固とした自分を持っていれば、幸せになれること間違いなし。
「みにくいシュレック」(ウィリアム・スタイグ セーラー出版)は、自分の醜さを恥じることなく、堂々と自分自身を生きるシュレックが、それゆえに幸せをつかんだお話。他人の価値観にこだわらず、どうすれば自分が心地よいか、を考えそれを実践していく姿は神々しくさえ見える。

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この2冊は同じ作者によるもので、ひそかにブレイクしているらしい。
「カクレンボジャクソン」(ディヴィッド・ルーカスさく 偕成社)は、とってもはずかしがりやで目立つのがキライな男の子ジャクソンが、ある日お城に招待される。
でもはずかしがりやだからとても行けそうにないなあ、
と思っていたけれど・・・。
はずかしがりやな性格ゆえにしたことが、新しい出会いや幸運を呼び込んだ、という展開がすごい。恥ずかしがりやさん、はどこの教室にもいるが、
自分を主張しオープンであることを求められるこの頃では、
ネガティブに捉えられがちだ。
そのままの君でいいんだよ。
自分を大切にすれば、認めてくれる人はいつか必ず現われる、
というメッセージに救われる子は何人もいそうだ。

そうか、自分らしく無理なく生きればいいんだ、
そのことで誰も私を責めたりはしない。
そう思って同じディヴィット・ルーカスの「ナツメグとまほうのスプーン」を読んだのだが、う〜ん、と考えてしまった。
自分らしくムリしない、というのは、ダラダラ惰性で毎日を送ることではないのだ。幸運を呼び込むには、時に過激な一振り、決断が必要。
ほんの少し勇気を出して、自分を信じてー。












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2006年08月29日

いつも心にユーモアを!

昨日は、「すっかり秋」だったのに、
今日は「また夏」になる、と天気予報が言っていった。
おりしも、一校時から校庭の全校草むしり。
陽はさほど照り付けていないが、むしむしと不快な暑さに汗がにじむ。

その後が、3年生の読書の時間だった。
来週からは一挙に運動会モードになるため、
読書の時間をもてるのも、今日だけ。

何かしようかとも思ったが、結局本を読むことにした。
草むしりの疲れと、迫り来る運動会練習へのフアンとキョーフ
を少しでも癒すため、楽しい本を選びたい。

それでテーマは「いつも心にユーモアを!」。
私自身ユーモアとは程遠い人間なので、
常にユーモアを忘れない人に憧れる。
例えば、ハリウッドのアクション映画(ダイハードなど)を観ていると、
主人公のタフガイは、生死のかかる苦境に立たされて、
尚ジョークを飛ばしている。
いいなあ、見習いたいと思いつつ、
ほんの少しのプレッシャーでジョークを飛ばすどころか、
他人のつぶやいたシャレにすら気づかない始末。

だから、このフレッドおじさんの気持ちはわからなくない。

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「まじめなフレッドおじさん」(作/ティム・イーガン 訳/もきかずこ ソニーマガジンズ)

トウモロコシ相手にふざけられないし、トマトを見て笑えるわけがない。
フレッドおじさんの影響か、農場の動物達もみなとことん真面目になって、
笑い方も忘れてしまった。
真面目な顔つきのブタやウシに、子ども達からは自然とクスクス笑いが
もれる。特に、動物達がフレッドおじさんの服を着て踊っている場面は
大ウケだった。
子供は面白いことが大好き。
大人が「はい、そこまで」と言わない限り、ずっとふざけたり、
面白いことを見つけてはゲラゲラ笑っているに違いない。

「まじめなフレッドおじさん」ほど、ゲラゲラ笑いはできないが、
それでもクスリと、どこか妙なおかしさが漂っているのが
「ロバのシルベスターとまほうの小石」(ウィリアム・スタイグ さく せたていじ やく 評論社)である。

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小石を集めるのが大好きなロバのシルベスターが拾ったのは、
手に乗せて願いを唱えればなんでも叶う魔法の小石。
喜んだシルベスターだったが、ライオンに出会って
すっかりあわててしまい、自分を石に変えてしまった。
困った、石には手がない、声も出ない、結局むなしく石のまま、
過ごすしかなかった。そばに魔法の小石が落ちているというのに。

20分ほどかかる長いお話で、子供の集中力が続くかなと思ったが、
みな真剣にお話に聞き入っていた。
シルベスターが石になり途方にくれた場面で、一回区切り。
「さあ、この後お話はどうなったでしょう?みんながシルベスターならどうする?」
と問いかけてみた。
「転がって、小石の上に乗る」「風が吹いて小石がシルベスターに当たる」
など、子ども達はこの先の展開に興味しんしん。
シルベスターの両親がシルベスターの石をテーブルにして
ピクニックのお弁当を広げるところでは、
「ああ、いるのに!」「気づいて!!」という必死の声があがった。
そのじれったい気持ちわかる!!
自分がお話の中に入って教えてあげたい気分なんだろうな。

ドジなシルベスターの失敗が笑える、ユーモアあふれる本ではあるが、
息子が突然行方不明になってしまい、なすすべもなく立ち尽くす
ロバの両親の気持ちを考えると、同じ親として他人事ではなく、
ただ笑ってばかりもいられない気分になってしまった。

あーあ、これだから、ユーモアがない、と言われるのだろうな。





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2006年08月28日

秋の入り口で読みたい本

ψ??????.jpg
昨日から、いきなり秋になった。
昨日は気温が20度で、半袖だと寒いくらい。
本のページをめくったら、夏から秋に場面が変わっていた、という劇的な替わり方だった。
秋は私の1番好きな季節。
暑すぎず、寒すぎず、花粉症もないーと言ってしまうと情緒も何もないけど・・・。
そう、秋の静けさが好きなんだな。

嬉しくて、秋のミニ展示をしてみた。

ψ????¨??????????¢??.jpg

黄色いかぼちゃ(?)は、学校のゴミ穴に生えていたもの。
昨年は、ハロウィンの飾りつけで使った。
その時は、史上最強の図書委員長がかわいい絵を描いて
きれいにディスプレイしてくれたなあ。

??????〓jpg.JPGのぶどうは体育館裏のフェンスにまきついていた。
まだ8月だというのにもうこんなに色づいている。
のぶどうは、虫が寄生することで様々な色に変わる。
昨年は、あまり綺麗に色づかなかった。
今年は暑かった。虫も元気で、魔法に手を貸したのだろう。

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展示した本は「花豆の煮えるまで」(安房直子=作 味戸ケイコ=絵 偕成社)
表題作は春の話だけど、第三話の「湯の花」は秋が始まった頃からどんどん秋が深まっていく頃にかけての話。
読むうちに、つい先日まで暑くてとても行く気になれなかった温泉に
入りたくなった。
安房直子さんの話は、どれも読んでいると心がしんと静かになってくる。
秋がよく似合う。

図書室の入り口に机を置いて展示した。
図書室の入り口秋の入り口をかけてみたのだけど・・・。

図書委員の女の子に「のぶどうきれいでしょ」と見せたら、
「食べられるの?」と聞かれた。
「ううん、食べれない。みんな食べられると思っちゃうかな?」
「のぶどう、って書いてあったら、食べちゃうかも・・」
それはマズイ!ヤマボウシの実はもちろん、ムラサキシキブの実やはては
木の皮まで食べてしまう我が校の子ども達。
のぶどうの後に(食べられません)
を急いでつけくわえた。



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2006年08月24日

おかえりなさい!ようこそ図書室へ

¨〓〓¨????¢〓〓±??н??κ??.jpg 今日から2学期が始まった。始業式で会った子ども達は、日焼けして、ちょっと眠そうで、ちょっとたくましくなっていた。
久しぶりに会うと、ああ小学生だな、と思う。
当たり前のことだけど、無垢で幼い。
でも慣れてしまうと、この当たり前のことを忘れてしまうことがあるのだ。気をつけなくちゃ、と思う。

夏の冒険から帰ってきた子ども達を迎えるため、
図書室のドアに貼り紙をした。


¨〓〓¨????¢??jpg.JPG

夏休み中に作った本の紹介展示を、図書室の壁に貼った。
これだけ大きければ、さすがに気づいてくれるだろう。

ここで紹介した本を、図書室に入ってスグの机に展示した。

ようこそ本展示jpg.JPG スターハイツ.jpg

夏休み中読んだ本の返却締め切りは明日。
でも、今日すでに本を持ってきた子が図書室を訪れた。
返した人から新しい本が借りられる。
以前は、返却した後蔵書整理をして、改めて貸し出ししていたのだが、
そうすると、図書室から足が遠のいてしまう子がいたので、
返した足ですぐ借りられるようにした。
小規模校で蔵書数もさほど多くない学校ならではの方法だと思う。

「せんせい、あそこに貼ってある『あしたのねこ』ありますか?」
と聞いてくれたのは、3年生の女の子。
壁に貼った本の紹介が、早速功を奏したようだ!
はいはい、ここに、あっ、もう借りられてしまったみたい。
予約してね。


  
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2006年08月08日

必要最低限の仕事???

市から臨時職員あてに、夏休みの出労は必要最低限にするように指導があったので、
真面目に従って、ボチボチ出勤している。

日給だから、出ないとお金も出ない。
でも、もうイイヤ、と半分はヤケで、
もう半分は、昨年頑張りすぎたから、
今年は夏休みを満喫しようという考え。

しかし、必要最低限の仕事とは、一体どの仕事を指すのだろう?
図書室を開館するのは必要最低限の仕事かもしれない。
だけど、日数も必要最低限でいいということか。
それ以外の仕事はどうだろう??

廃棄は必要最低限か?
新しい本の発注と受け入れは、必要最低限か?
読書推進活動は???

とりあえず、図書集会の準備は必要最低限ではないな、11月だし。
廃棄はやりたいけれど、読書の秋に向けて、新しい本を発注する
事の方が先かも・・・。
少ない出勤日数の中、何をやるべきか、悩みながら、
今日、やったのは、新学期に向けての準備。

新学期、図書室に来てくれる子供達を受け入れる準備をした。

¨〓〓¨????¢.jpg

2学期は忙しい。
始まるとすぐに運動会の練習が待っているし、
その後も、遠足、修学旅行、と各種行事が目白押しだ。
でも、そんな忙しい中でも、子供たちは図書室に来てくれる。
運動会の練習はハードだから、子供は無意識にそこから
逃れたい、と思うのかもしれない。
そのために、図書室を本の世界で埋め尽くしたいと思った。

〓〓〓〓[jpg.JPG

一人でも多くの子供たちに、一冊でも素晴らしい本を読ませるのが
私達の仕事なら、必要最低限の仕事なんてないのだ。
仕事は果てしなく、やってもやってもきりがない。
これは、図書館に携わっている人なら、誰もが感じていることでは
ないだろうか?

夏休みの冒険から帰ってきた子供たちを今度は、
読書の旅へ、誘いたい。

どくしょのあきへ.jpg

う・・ん、しかし我ながら拙い字だな。
いい年をした大人の字とはとても思えない。
昔、姉が私の字を見て、
「なんか、爬虫類みたいな字だよねえ」
と言っていたが、まさにそんな感じ。
でもパソコンばかりじゃなくて、たまには字を書かなくては、
生の字をかけなくなりそうで・・・・・。






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2006年08月07日

3年生が作った帯

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1学期、3年生が国語の授業で本の帯を作った。
毎年、恒例になっているので、今年度も
出来上がりを楽しみにしていたのだ。
新しく購入した本の帯を参考にあげたりして、協力しつつ
担任の先生には、図書室に展示したいので、とお願いしていた。

場所があまりないので、6冊を2週間ずつ展示することにした。
この本の置き方は、夏季研修に行った時ある図書館で
見たやり方。なるほど、こういう置き方もあるな、と
コロンブスの卵ではないが、目からウロコであった。

本の帯作りってなかなか楽しそう。
今度、新しく入った本を展示する時、このやり方でやってみようかな。



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2006年08月04日

ヘレナさん咲いた

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ヘレナさんとは、このバラのこと。
6月、「ヘレナルネサンス」という名前に魅かれて購入。
一度花を咲かせたのだが、おりしも雨が続いた時期で、
大輪の花が大粒の雨に打たれグッショリと頭を垂れたまま、
茶色くなってしまった。

以来、待ちに待った開花です。
殆ど、白に近いピンク。かすかに漂う芳香。

ヘレナさんを見て、思い浮かんだのが
ジャネット・ウィンターの「9月のバラ」。

??????〓〓.jpg ジャネット・ウィンターは、「バスラの図書館員」を書いた人。
「バスラの図書館員」はイラク侵攻のことが描かれていたが、これは
アメリカの9・11事件を描いたもの。
貿易センタービルに飛行機が激突した直後、くずれおちたビルのそばのユニオン広場を、2400本のバラが埋め尽くした。
一体誰が?なんのために?
作者の体験と取材をもとにしたこの絵本は小さいけれど、
人の心に訴える力を持っている。
決して楽しい内容ではないし、子供にすんなり理解できるような
内容ではないのだが、うちの娘は、この本を二度借りてきて、
               そのたび私は眠る前のわずかな時間に読み聞かせた。

黄色やピンクのバラの舞う空が、次のページで一転
真っ黒い煙に覆いつくされる。
そしてそのページを境に、本からは色が消え、
モノクロの世界に。

9・11事件の後、アメリカはその対抗手段として
イラク侵攻を開始した。
でも、それで9・11で生まれたたくさんの悲しみは
癒されたのだろうか?
とりかえしのつかない悲劇が起きてしまった後、
残された人たちは一体何をしたらいいのか?
この本に出てくる二人の女性は、
少なくとも自分達にできる精一杯のことをしたのだ。
posted by Helenaヘレナ at 14:05| Comment(6) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月31日

夏休みの図書室にときめきはあった!−ブログ開設一周年

kyouhapg.JPGブログを開設して一年たった。我が家の庭から花を摘んで、ささやかにお祝いした。
記念すべき最初の記事は「夏休みの図書室には“ときめき”もある(?)のだ」であった。てっきり7月31日だと思っていたら、実は28日。





この日、卒業生である中学3年生の男の子達が、図書室に遊びにきてくれたのだ。彼らは、私が学校図書室の先生になってから、初めて送り出した卒業生だった。最初というのは、なんでも印象深いものだけど、彼らもまた非常に印象深い子達で、いまだに一人一人、よく覚えている。私の中の彼らの姿は、小学生6年生で止まっているのだが、現実にはすでに高校一年生で、たまに町などで会うと、あまりに大人になっていてビックリする。

年々、6年生が幼くなったと感じるが、それは私が年を取って、
年齢差がどんどん開いているからか、もしくは私が学校という場所
に慣れたかだろう。

一年後、また高校一年になった彼らが遊びにきてくれないかしらん、
と思ったが、来なかった。
でも、今日は図書室開館日。
小学一年の“彼”が学童保育クラブから一人で遊びに来てくれた。
彼は、真っ黒に日焼けして、足には虫さされの後がいっぱいあった。
「せんせい、しおりさがしゲームするね」
入るなり、書架の本の間を探り始めた。
う〜ん、そのゲーム、6月に終わっちゃったんだけど・・・。
「せんせい、ミッケやろ!」
一緒に並んで本を覗いていると、肩に頭を乗せて甘えてくる。
夢中になると、机の上に身を乗り出し、その内机の上に黒い素足が・・・。
「ねえ、机に乗っちゃダメだよ。イスに座ろう」と促すと、
するすると降りるが、またすぐに上ってしまう。
昨年もそうだったけど、夏休みになると、1年生は保育園返りする。
まあ、そこがかわいいけど。

彼が飽きて帰ってしまった後、5年生の女の子がやってきた。
彼女は、はやみねかおるさん、森絵都さん、令丈ヒロ子さんなどに
はまっていて、とにかくたくさん読む。
文庫だと大体一日で読んでしまうため、バックの中には常に5、6冊
本が常備されている。
でも、4年生までは、あまり本を読まなかったらしい。
「前は、何読んでたのかなあ」と懐かしそうに、読書ノートの3年生の
ページを繰る。
「あっ、そうだ、ゾロリ読んでたんだ」
「今は読む?」「ううん、ある時期から新しいのが出ても読まなくなった」
「2年生の時は、もりのゆうびんやさんのシリーズを読んでたんだ」
二人で書架を廻りながら、彼女の読書遍歴をたどっていった。
「この、ゆめじかん、ってある?」う〜ん、どれだろ??
「とうめいにんげんの十時は?」??思い出せないなあ。
記憶にない本はたぶん、町内の図書館から借りてきていた本だと思う。
「ハリーのだいかつやくは?」それはある、この本だよ。
「あっ、そうそう、覚えてる」

読書ノートに書くのは時にわずらわしく感じるけど、こんな風に
後になって自分の読書遍歴を振り返ることができる。


図書室の先生って楽しいよ、ということを伝えたくて始めたブログ。
日々の仕事の記録を綴る内に、自分自身この楽しさを再認識できた。
それに、同業の方をはじめ、様々な方から励ましのコメントを
たくさんいただくことができた。誰かが読んでくれている、って
嬉しいものですね!
同じ司書の方のブログや、本好きな方のブログをみつけることができて、
世界も広がった。ブログを始める前は、辺境の図書室で孤独を感じていた
のが、今はたくさんの人達と繋がっている。
みなさん、どうもありがとう!!これからもよろしくお願いします!




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2006年07月26日

涼しくなる本

はれ.jpg

今日は朝から晴天。
昨日の私の願いが届いたのか(?)、
とにかくよかった!!

昨日の記事に、がいこつに似た雲の写真を載せたが、
今日新しい本を受け入れしていて、
がいこつの本を三冊買ったことを思い出した。

がいこつ.jpg

なんか、いいよねえ。見ていると、スースー涼やかになってくる。

谷川俊太郎さんと和田誠さんのコンビの「がいこつ」(教育画劇)は、
himasanののんびりらいぶらりあんときどき日記を見て知った。
このお二人のコンビにはまっていたので、即発注した。
「しゃっくりがいこつ」(セーラー出版)も同様。

五味太郎さんの「がいこつさん」(文化出版局)は、
図書室にあるのだが、かなり年季が入っていて
ボロボロだったので、新しく購入した。
私の大好きな本だ。
ユーモアたっぷり、どこか哲学的、で、ちょっぴりせつない。

ガイコツというと、モンスターというか別の生き物という感じがするが、
谷川さんの「がいこつ」と、五味さんの「がいこつさん」は
人が死んだ後の姿として設定されている。

「がいこつ」は「ぼくはしんだらがいこつになりたい」とあるし、
「がいこつさん」では、「誰かがどこかで待っているの忘れていたかな。」
とつぶやくがいこつさんに、
「たしかに待っていたひともいたけれど、それはもう ずっと昔の話。」
と、突っ込みが入り、それでわかる。

両方とも、死んだ後だから、きっとちょっぴり切ないんだな。
おまけにこっちは死んでいるけれど、愛しい人たちはまだ生きているー
そんな感じがする。

うん、でも死んだらみんなガイコツになるってのもいいな。
生きていたら、やれ艶やかな髪がどうの、とか
メリハリボディがどうのとか、綺麗なお肌が、なんて、
言ってても、死んだらみんな一緒!ガイコツ。
あっ、でも、あのガイコツの方が白い、とか
つやつやしている、とか、あばらの曲線が最高!とか
やっぱり言い出すのかなあ・・・・。





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2006年07月21日

終業式ー貸し出しが終わった後の図書室の使い方

この時期に、気温が21度というのはちょっと調子ハズレでは
ないだろうか?外は相変わらずの・・・雨。

今日は終業式なのだが、夏休み前の興奮が
子ども達から伝わってこないのは、この気候に大いに
関係ありそうだ。

しかし、そのおかげといってはなんだけど、
図書室はお客様でにぎわっている。

といっても、貸し出しはすでに終了。
今日になってやっと1学期に借りた本を返しにきた6年生や、
「せんせい、本かりにきたよー!」と現われた的外れの1年生は
別にしてー。

他の面々が何をしているかというと・・・、

チェスを指す少年.jpg

チェスを指しているのは6年生の少年達。対戦している二人を
ギャラリーが取り囲み、なんだかんだと口を出している。

スゴロク

2年生が、「ばばばあちゃんのぼうけんすごろく」をしている。
ここにも、他学年の(主に上級生)ギャラリーあり。

このスゴロクは、去年私が「八ヶ岳小さな絵本美術館」で購入したもの。
一年たっても相変わらずのこの人気。
夏休み中の図書開館日は、一層人気が高まるであろう。

このスゴロクの中に、「おかしのいえはまじょのいえなんだよ」
「ここにとまったら すきなおかしをたべられる」というところがある。
去年の夏休みは、ここに止まった子に、本物のお菓子をあげていた。
まあ、夏休みだからね、いいじゃない。
第一、そう書いてあるんだもん。

お菓子

5年生の女の子3人は、ミッケをやっていた。

「先生、もう夏休み中に読む本、読んじゃったよ。他の借りていい?」
その中の一人がそう聞いてきた。
いいでしょう、いいでしょう。
彼女は「都会のトム&シーヤ」や「パスワードシリーズ」を
一日で読んでしまうツワモノ。
毎日、図書室に来て借りていたのを、しばらく借りられないのはつらいだろう。
小野不由美さんの「くらのかみ」を替わりに借りていった。
「それ、読み出したら、何にもできなくなるよ〜」と脅しておいた。
「面白いからね、覚悟して」
すでに「くらのかみ」を読んだ連れの女の子が、追い討ちをかける。
その子が
「先生、赤毛のアン、面白い〜。2巻目もあるんだよね。
夏休み中に借りに来るね」
後、どのくらいで読み終わるの?と聞くと、「このくらい」と指で示した。
あっ、それだと、もう明日には読み終わっちゃうかもねえ。

チャイムが鳴って、帰り際6年生の男の子がつぶやく。

「あーあ、次あゆみを配られるだんだ。オレ、行動・態度はぜんぶ△だな」

わかってればよろしい!
明日からしばらく、貴方達に会えなくなるのが悲しいわ!!




posted by Helenaヘレナ at 11:52| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月18日

雨の一日“学年貸し出し日”

散々な惨・連休だったせいか、朝学校へ行くのが嬉しかった。
楽しい連休だったら、翌日の出勤はさぞつらかっただろう。
そう思えば、バランスは取れているのかもしれない。
でも、仕事場に来てほっと安心するなんて、
仕事人間みたいで、ちょっぴり悲しい。
まあ、ぞっとするよりいいけど・・・。

今日は、夏休み中に読む本を2冊、学年ごとにかりに来る日である。

3年生〜6年生には、ブックトークの後に予約の時間をとった。

なつやすみのよやく.jpg

これは、3年生の予約本。
代本板はすでにその本の場所に入っているので、
読書ノートに記入するだけでいいようになっている。

これを見て、6年生の担任の先生が子ども達の前でお礼を言ってくれた。
みなさんも、感謝の気持ちを持って、返却日は必ず守るように、と。
そこまで言ってくれる人は今までいなかったので、嬉しかった。
仕事だから当然なのだが、感謝されれば、役に立っている気がして嬉しい。
大人だって誉められれば嬉しい。

さえない休日の翌日は、冴えてる出勤日。
やっぱり、バランスが取れている。
いや、これは先週の仕事の結果なんだろうけど。
ブックトークで紹介した本は、一冊を残してすべて借り手がついた。
売れ残った一冊は、「トム・ソーヤの冒険」(福音館)だった。
ブックトークで紹介した時は、大いに盛り上がったのだが、
やはり、あの厚さにめげてしまうのかなあ・・・。

こうていあめ.jpg

休みなく雨が降っている。
さっき下校時刻を30分くりあげる放送が入った。

4年生の女の子が傍らでずっとぼやいていた。

夏休みなんてつまんない。
お父さんも、お母さんも仕事仕事でどこにも行けない。

先生も三連休つまんなかったよ。
と言うと、ウチだって近所の温泉行っただけ・・、とつぶやいた。

そういえば我が娘も、この三連休は悲惨だったのだろうなあ。
お友だちのお母さんに、近くのプールに連れて行ってもらった
くらいだろうか。
その頃母は、腹痛でのた打ち回っていた。
帰ってから、私の傍らで看病をしながら、疲れたのか寝てしまった。

お友だちと遊ぶとか、いろいろ楽しいこと考えようよ、
と言ってぼやく彼女を励ました。

例えば、ばばばあちゃんの「やまのぼり」(福音館書店)のように、
どこかに行かなくても、カーテンで家の屋根を覆って「山のぼり」したり、
庭にテントを張ってキャンプしたり。

やまのぼり  やま

「はちえはぼくにまかせて」のトミーのような夏休みだって、
ステキじゃない?

はちうえはぼくにまかせてpg.JPG

願わくば、どの子にも、我が子にも、楽しい夏休みをすごして
欲しいものである。

図書かしだし日jpg.JPG

図書室も開いてるからね。













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2006年07月14日

6年生にブックトーク「マイノリティの文学」差別に手をかさないで!

7月のブックトークも今日の6年生で終了。
6年生に対しては、やはり力が入る。
本の紹介にとどまらず、伝えたいことがあるからだ。

テーマは「マイノリティの文学」

マイノリティの文学.jpg

マイノリティ=「少数派」ということをまず説明する。
次に、親が県内出身者の子に手を挙げてもらう。
半数より若干多い子の手が挙がった。
この学年は、よそからの移住者が多い。
大体は、県内出身者が圧倒的に多いのだが。
県外出身者が、少数派「マイノリティ」で、
県内出身者が多数派ということになる。
しかし、日本全国で考えると、県内出身者は「少数派」になるわけだ。
つまり、「多数派は状況が変われば少数派になり得る」ということ。

ここでちょっと難しい話をする。
政治の役割のひとつに、どういった層(グループ)に
対してより有利な社会を作っていくか?という
利益の分配の問題がある。
政治はとかく、多数派を優先させる傾向がある。
なぜなら政治を行う政治家は選挙で選ばれるからだ。

ここまで話して、う〜ん、固いと思ったが、
子ども達を見ると真剣な目をして聞いている。

6年生にブックトークjpg.JPG

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posted by Helenaヘレナ at 15:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4年生にブックトーク「ファンタジーの世界へようこそ」

ファンタジーの世界へようこそ.jpg

4年生のブックトークのテーマは
「ファンタジーの世界へようこそ」

この5冊の本を紹介した。
posted by Helenaヘレナ at 14:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月12日

5 5年生にブックトーク「変な友だち」

7月のブックトーク第二弾は5年生。
テーマは「変なともだち」。

変な友だち.jpg

先日5年生の道徳で「ともだち」をやったので、
今日は読書で「変な友だち」というわけ。

最初に紹介する本に出てくる友達は自信を持って「変」といえる。
だってオバケなんだもん。
「紳士とオバケ氏」(たかどのほうこ作 飯野和好絵 フレーベル館)
変な友だちと友だちになってしまったこの主人公もまた
一風変わったマジノマジヒコ氏。
マジヒコ氏にそっくりのこのオバケ氏、
これでもきちんと仕事があるのだ。その仕事とは?

A.家の掃除 B.空気をほぐす C.外へ出かけた人をおどかす

マジヒコ氏とオバケ氏は文通しながら、友情をはぐくんでいく。
可笑しくも奇妙な魅力のある本だ。

2冊目は「シャーロットのおくりもの」(あすなろ書房)
まず表紙を見せて「シャーロットはこの中のどれでしょう?」と聞いた。
「女の子かな?」「ブタ?」と口々に答える子ども達。
ブタの名前はウィルバー。女の子はファーン。
シャーロットは、このウィルバーの友だちで、
立派で美しく、最後まで誠実だった。
シャーロットとは、このクモです。と言うと、
「えっ?クモ?どこ?」と驚きの声。
シャーロットの「シ」の文字から糸で下がっているでしょう?
ここで、シャーロットの登場の場面を読み聞かせる。
私は、この本を読んで、クモのいろいろな秘密を知った。
例えば、クモというのは吸血生物なのだ、ということとか。
そして、知れば知るほど、なかなかどうしてよくできた生物だと思った。
クモが好きとは、いいきれないにしても、以前ほど嫌ではなくなった。
この小さなシャーロットが、ウィルバーの危険を救うのだ。
クモらしいとても優れた方法で。その方法とは・・・?

3冊目は「マチルダはちいさな大天才」(評論社)
ここに出てくるのは、「変」ではないけれど、
大天才という意味では、やはり普通ではない。
この痛快で面白い本どうやって紹介しようか、いろいろ考えたけれど、
マチルダよりもむしろ、バカな父親とモンスター校長に
スポットを当てて紹介することにした。
マチルダがした父親への三つの仕返しと、校長の二つの秘密兵器。
チラリと紹介しただけで大いに盛り上がった。
でも、この本には、マチルダとミスハニーとの年齢を超えた友情も
しっかり描かれているのだ。だから読み終わると幸せな気分になる。

4冊目は「西の魔女が死んだ」(小学館)
この本は6年生の教科書に載っているのだが、
今の6年生には昨年すでに紹介してしまった。
5年生には難しい気もしたが、この人たちなら読めるだろう、とも思った。
とっかかりは「魔女」。
中世ヨーロッパに実在した魔女は、どんな人たちだったのか。
そしてその人たちの中には、超能力を持っている人もいた。
超能力はじつは、誰もが潜在的に持ちうる能力である。
人は脳の10パーセントしか使っていないが、残りの90パーセントの
使い方がわかれば、超能力者にもなれる。

私はこの本が大好きで、何度読んでも新鮮な気持ちがする。
この世の中しんどいこともあるし、大人になると生きにくいなあ、
と、思うことも少なくない。
でももしかしたら、自分の意志の力で
このどんづまりな現状を変えられるんじゃないか。
この本を読むと、そんな気がしてくるのだ。

最後は課題図書「うそつき大ちゃん」(ポプラ社)を紹介した。
時間がなかったので、登場人物と釣りの場面にちょっと触れただけだった
が、子ども達には1番身近な物語かもしれない。

本当は「ふしぎな時間割」(岡田淳 作 偕成社)と
同じく岡田淳さんの「ふしぎな木の実の料理法」にも
触れたかったのだが、チャイムがなってしまった。

担任の先生が、「みんなすごく真剣に聞いてたね」と
言ってくださった。
5年生に紹介する本は、昨日の3年生より密度が濃いので、
準備もかかった。
登場人物と、物語のポイントを書き出したフリップを用意した。
そうしないと、すべての本を覚えきれないのだ。

変な

フリップ

でも本当に大切なのは、自分の面白い本を人に紹介できる、という喜びを胸に臨むこと
自分が楽しくないと、聞いてる方も楽しくないもの。





posted by Helenaヘレナ at 15:53| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月11日

7月のブックトークー3年生「本がすきな子 このゆびとまれ」

7月のブックトークの時期がやってきた。
夏休み中に読む本(2冊)の貸し出しは来週。
その前に、3年生〜6年生までの各学年1時間ずつ、
本の紹介(ブックトーク)をする。

スタートは3年生から。
テーマは「本がすきな子 このゆびとまれ!」本好きな3年生にピッタリのテーマだと自画自賛。

このテーマをもとに、6冊の本を紹介する。

本が好きな子このゆびとまれ.jpg

最初の本は「かいぞくオネション」(山下明生さく 長新太え 偕成社)
このテーマは実は、この本から取った。
最初のページにこう書いてあるのだ。

「日ようびのすきなこ このゆびとまれ
うみのすきなこ このゆびとまれ
せなかのかゆいこ このゆびとまれ
おねしょしたこも このゆびとまれ」(本文引用)

読み上げてあてはまるところに指を立ててもらった。
圧倒的に多かったのは「うみのすきなこ」だった。
ここは山なのに、みんな海が好きなのだなあ。
「おねしょしたことがある子」と聞くと、男の子が3人指を立てた。
正直な子、いいなあ。
そうこの主人公のヒロくんもおねしょしちゃったんだよね。
でもちゃんと理由があるの。
それは「パパがつりにつれていってくれなかったからだ」(本文引用)
つりが好きな3年生なら、気持ちわかるよねえ。
おねえちゃんにバカにされ、お母さんに怒られ、
最悪気分のヒロくんに海からお迎えが来た。それは・・・・?

2冊目は「インク ヴァンパイア@ぼく見ちゃったんだ」(ソニー・マガジンズ)
ヴァンパイアは吸血鬼だけど、ここに出てくるヴァンパイアが
吸うのは血ではなくて・・・。
主人公の男の子は本屋さんの息子。でも大の本嫌い。
そんな彼がある日店で見かけたお客は・・・。
ポケットからストローを取り出し、実演してみせた。
う〜ん、うまい!本ってチョコレートみたいな味なんだって。
その上、登場人物になって、本の中身をそのまま体験できるらしい。
目で本を読むよりもずっと、リアルに!
いいなあ、私もインクヴァンパイアになりたい!

3冊目は「はれときどきぶた」(矢玉四郎 作・絵 岩崎書店)
みんなと同じ3年生の畠山則安くん、通称十円やすくんの話。
十円やすくんの自慢は、2年生から休まずつけている日記。
ところが、ある日、その日記をお母さんがこっそり読んでいるのを
知った十円やすくん。
怒って、それ以来ヘンな日記をつけることにした。
「あしたの日記」明日起こることを書くのだから、まるっきりウソとは
いえない。
でも、日記に書いたことが次々に現実になって・・・。
えんぴつをてんぷらにする場面を紹介したのだが、これが大ウケだった。
もし「あしたの日記」をつけることになったら、
我が3年生はどんな日記を書いてくれるだろうか?

4冊目は「ねこが見た話」(たかどのほうこ さく 瓜南直子 え 福音館書店)
「家政婦は見た!」ではなく「猫は見た!」である。
不思議に面白い話が四つ入っているが、私が1番面白いと思ったのが
「おかあさんのいすのまき」。
十円やすくんの場合は、日記に書いたことが本当になったけれど、
これは、おかあさんがつぶやいたことが本当になる。
ただし、条件がある。それは・・・?

最後に私のとっておきの一冊を紹介した。
「北風のわすれたハンカチ」(安房直子 ブッキング)
この本、以前にもブログで記事にしたことがある
もう絶版になっていると思っていたら、
ブログを読んでくださった方からの情報で、
復刊されたことを知った。ありがとう!!

私が小学生の頃に買ってもらった思い出の本なのだ。
本屋さんで買ってもらった時のこと、
ワクワクしながら読んだあの時間、
そして学校の図工で友だちと一緒に、しかけ絵本を作った思い出。
はるか昔のことなのに、鮮やかによみがえってくる。
この本を図書室の本棚にみつけた時は、奇跡のように思えた。

図書室にあったのは、私が買ってもらったものと同じ
「旺文社ジュニア図書館」シリーズの一冊で、
さすがにぼろぼろだった。
今回新しく買ったのは、復刊ドットコムに寄せられた読者リクエスト投票
により復刊されたもの。挿絵も装丁も変わっていない。あの頃のまま。
表題作「北風のわすれたハンカチ」ももちろん好きだが、
「小さいやさしい右手」もわすれがたいお話だ。
タイトルがまずいい。まるで3年生のみんなの手のよう・・。
このお話を少し詳しく紹介して、もう一冊安房直子さんの
作品が収められている本にうつった。

「つきよに 日本の名作童話20」(南塚直子 絵 岩崎書店)
この本には5つの小さなお話が入っているが、
どの話も印象的な色に彩られている。
「きつねの窓」「青い花」「ひぐれのお客」など。


ブックトークが終わった後は、夏休みに読む本の予約を受け付けた。
紹介した本は、すべてジャンケンで競って予約してくれた。
私の思いが伝わったのか、「北風のわすれたハンカチ」は、
6人の子が借りたい、と言ってくれた。

これは、ブックトークの小道具。
テーマとストロー、簡単な台本を綴ったブックトーク用ノート。

本好きな

3年生が終わって、ほっと一息。
明日は5年生・・・・。










posted by Helenaヘレナ at 12:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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