2006年07月10日

海がしょっぱいのは?

1年生の読書の時間。

「夏休みに海へ行く人もいると思うけど、ってどんな味?」と聞いた。
「しょっぱい!」
「ではどうして海がしょっぱいのか、書いてある本を読みます」

うす

「うみにしずんだうす」(松谷みよ子監修 むかしばなしG フレーベル館)

右に回せば欲しいものがどんどん出てくる「うす」。
左に回せば、止まるのだが、止め方を知らない泥棒は
船の上で塩を出したはいいけれど・・・。
ここまで読むと、賢い1年生、
「あっ、わかった沈んじゃうんじゃない?だから・・・」
そう、だから海は塩辛いのです。
読み終わると、
「ああ、そうなんだあ」
「見たいなあ、うす」
「本当にあったお話なんだ」
と感心しきり。素直な反応にこちらが感動してしまった。
いいなあ、1年生ならでは、のこの反応。

今学期最後の本の貸し出しを終え、最後にもう一冊本を読んだ。

「こんとあき」(福音館書店)

コン

この本、実は、昨年買ったばかりで、
子どもに読み聞かせるのも初めてだった。
いい本だし、ファンも多いと思うが、なぜ今まで読まなかったのだろう。
あまりに正統というか、オーソドックスないい本で
忘れてしまっていたのだ、きっと。

「あき」が「こん」によだれをつけたり、「こん」の上に乗ったり、
という最初の部分で笑いが起こった。
なるほど、子どもにはこれが面白いのだなあ、と嬉しくなる。
また、こんのうでがほころびたところでは
「えっ、じゃこんはぬいぐるみなの?」と驚きの声。
えっ、気づいてなかったの?という感じ。
こんがお弁当を買いにホームへ出て、遅れそうになる場面では
「大丈夫かな?」とみんなもソワソワ。
しっぽがはさまれた場面では大笑い。
砂丘の絵のところでは「砂漠だ、砂漠!」とザワザワ。

読み終わると、みんなとっても気に入ってくれたようで
「先生、その本どこにあるの?」「借りたい」
と大好評だった。読んでよかった。いい本を紹介できてよかった。
もっと早く読めばよかったな。




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2006年07月07日

星に願いを・・・

児童会が主催するロング集会があった。
内容は、全校児童が16のグループに分れて、校庭・校内に設置されたゲームを順にこなして、点数を競う、というもの。

サッカーのシュートを競うゲーム有り、
ブランコに乗ってくつを遠くに飛ばすゲーム有り、
四つ葉のクローバーを探すゲーム有り、
はたまたプールの水温を当てるというものもあった。

なかなか楽しそうで、一緒に参加したくなってくる。

私の担当もあった。
題して「本のまいごさがしゲーム」。
ヒントをもとにまいごの本を探し出すゲーム。
3分以内に5冊の本を探し出せたら、5点。

ありがたい。
関係のないゲームの担当になるより、図書室に関係する内容で
参加する方がいい。
図書室をゲームに盛り込んでくれたのも、うれしかった。PRにもなるし。
何より、仕事をしながら、できる。
児童会担当の先生と児童会本部の子ども達に、感謝!!

問題のヒントは、児童会担当の先生が昨日放課後、
図書室に来て考えていた。

「1年生に人気の本って何ですかね?」と聞かれたので
「となりのせきのますだくん」シリーズ(武田美穂 作・絵 ポプラ社)
と答えた。
できあがったヒントはこちら。

@ますだくんシリーズです。みほちゃんからみると、ますだくんは
 かいじゅうにみえるようです。

A〇〇先生お気に入りの本です。時間どろぼうがとうじょうします。

Bあの3人組が・・・。修学旅行でもおおさわぎ!?

C「教室のかざりを工夫したいな」
 「いい本があるわ。リサイクルや思い出で飾る方法が!」

D「図書室の中で、いちばん厚い本を持ってきてください」


Aは6月の図書室だよりで、〇〇先生が紹介してくれた本。
 時間泥棒といえば・・・そう、ミヒャエル・デンデの「モモ」。
B3人組といえば、たくさんいるけれど、修学旅行で大騒ぎした人たちと
 いえば、「ズッコケ・・・」ですよね。
D我が図書室で1番分厚い本は「広辞苑」でした。
児童会担当の先生、中々いい問題をつくるなあ、と感心した。

仕事しながら、なんて気楽に考えていたが、とんでもない!
16のグループがひっきりなしに、やってくるので、
結局ずっとかかりっきりだった。
殆どのグループが、全問正解。

@の「となりのせきのますだくん」は、先生が気を配った甲斐あって、
1年生が探してきた。
1番難しかったのはC。
正解の本は、学研の「教室壁かざりアイデア集」なのだが、
図工関係の本だということがまずわからなければならないのと、
図工関係の本がどこに置いてあるのか知っていなければならない。
また、Aは、図書室だよりを読んでいるか、いないかが、勝負の分かれ目になった。
みなさん、しっかり読みましょうね!!


ゲームの中に「星にねがいを」というのがあった。
短冊に願いを書いて、竹につけるゲーム。
何気なく、我が娘の短冊を探した。
学童保育の短冊には「髪が長くなりますように」と書いていた。
(もう充分長いのに・・・)
まさか、同じこと書いてないよな、と思いつつ・・・。
あった!・・・・・

短冊には
「彦星さまに会えますように」と書いてあった。

母の思いを代弁してくれたのね・・・。


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2006年07月06日

馬鹿なのはどっち?利口なのはどっち?

先日3年生の読書の時間に「がちょうときつね」(リブリオ出版)を
読み聞かせた。がちょうときつね.jpg

まずはじめに
「がちょうときつねがいました。どちらが利口だと思いますか?
絵も何も見せないで子ども達に聞いた。
頭にきつねとがちょうと思い浮かべてイメージで答えてもらうわけだが、
圧倒的に「きつね」の方が多かった。
うん、昔話にもよく登場するキツネは、頭がいいというかズル賢いイメージ
なのだろうな。

ある日、がちょうときつねがジョギングをしていた。
がちょうは「おはよう!」と元気よく挨拶したのだけれど、
きつねから返ってきた言葉は

「ばかな がちょうめ!もう、あさじゃないんだぞ!」(本文引用)

がちょうはそんな憎まれ口を叩かれても一向に気にせず、
次々にふりかかる危険からきつねを救おうとする。

それでもきつねはありがたかるどころか、
相変わらず、がちょうをバカ扱い。
木の下敷きになってるところを助けてもらったのに

「にれのきと かしのきの ちがいが わからないなんて ばかな やつが いるもんだ」(本文引用)

万事がこんな調子。

危険に対処する方法も知らないくせに、
他人をバカよばわりする頭でっかちな人、
人間の世界にもいそう。

読み終わって、
「さあ、がちょうときつね、どっちが利口かな?」
と聞いたところ、がちょうの方に手を挙げた子が圧倒的に多かった。
きつねにも手を挙げた子が何人かいたのでビックリしたけど。

「でもさ、バカなのは、どっちもどっちだよな」「そうそう」
との子ども達の声には更にビックリ。
がちょうの知恵ときつねの教養どちらも身に着けた立派な大人に
なれそうだねえ。

テーマが似通っている本を、この他に二冊みつけた。

ざぼんじいさんのかきのき」(岩崎書店)

ざぼんじいさんjpg.JPG

ざぼんじいさんは、甘い柿がたくさんなる木を持っているのに、
誰にもわけてあげようとしない、ケチなおじいさん。
おとなりにひっこしてきたまあおばさんがあいさつに来ると、
よりによって柿のへたをプレゼント。
でもまあばあさんは、とても嬉しそう。
不審に思うざぼんじいさん。
まあばあさんの手にかかると、柿のへたでも葉っぱでも木の枝でも
ステキな遊び道具になってしまうのです。
私もこんなおばあさんになりたいなあ。

もう一冊はトルストイ原作の
人にはどれだけの土地がいるか」(いのちのことば社フォレストブックス)人にはどれだけの土地がいるか.jpg

私が住んでいる近所に、大手のリゾート会社が開発した別荘地がある。
森だった場所を切り開き、まるで団地のようにずらりと家が建っている。
しかし、別荘地だからか、人気はなく、庭は荒れ果て、
いつ来ても、一向に人の気配がしない家も少なくない。
住まないのなら、森を残しておいて欲しかった。

以前見た「イングリッシュペイシェント」という映画で
地図に境界線はあるけれど、実際の土地に線はない、という
意味のセリフが出てきた。

土地を囲って「オレのものだ」といくら言ったところで、
本当は誰のものでもないのかもしれない。










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2006年07月04日

あなたの夢の夏休みを教えてください

小学生の頃、夏休みは特別だった。
今でも、あの始まりの朝を覚えいてる。
透明な朝の光に、私の夏休みは、飛び立つ前の小鳥のように、
震え輝いていた。
はるか空のかなたまで、駆け上っていけそうな気分だった。
かけのぼった先にあるのは“永遠”だった。

夏休みと無縁になって久しいが、四年前初めてこの職に就いた年、
終業式を終えたその夜、私は久しぶりにあの夏休みが始まる高揚感を
感じた。子どものようにはしゃぎまわった。

しかし今、夏休みと聞いて、頭に浮かぶのは、
学校と役場に出す夏季休業中のスケジュール。

図書室開館日、蔵書整理、廃棄も進めて、新しい本の発注もしなければならない。研修は、3回。そうそう図書集会の企画を立てなければ・・・。
その間娘は弁当を持たせて学童保育に預ける。
休みは、実家へ帰る。親が長くいてくれ、というから一週間を予定している。そして実家から戻れば、じきに始業式。

思いがけないことは何も起こらないだろう。
夏休みを過ごす前から、どんな風に過ぎていくのかわかっている。
すべては大体予定通りに事が運ぶだろう。
実家に帰った時の、親との会話すら予想がつく。
親が元気であってくれることのほかは特に望むこともない。

そんなどんづまりな気分を晴らしてくれることを願いながら、
3年生の読書の時間に臨んだ。

はちうえはぼくにまかせてpg.JPG ウエズレーの国.JPG

夏休みをテーマにしたこの2冊の本を読み聞かせた。
そして、この感想シートに書いてもらった。

ゆめの夏休み.jpg

1、「はちうえはぼくにまかせて」と「ウエズレーの国」のどちらの夏休みをすごしたいですか?またその理由を書きなさい。

2、あなたがすごしたい夢の夏休みを絵にしてください。

これ実は去年の3年生、4年生にもやってもらった。
ただ、その時は絵ではなくて文章で表現してもらったが。

その時、子ども達のあまりの現実的な志向に愕然としたものだ。
「宿題のない夏休み」
「一日好きなようにしていられる夏休み」
「ゲームしほうだい」

私のようなどんづまりな大人が多いせいで、子どもまでこれほどまでに
現実的でつまらなくなってきているのだろうか?

そこで今回は3年生の得意な絵で表現してもらうとともに、
事前に注意した。
「宿題のない夏休み」とか「ゴロゴロした気ままな夏休み」とかは
絶対に書かないで!「夢」なんだから、一度こんな風に夏休みを
過ごしてみたいと思うことを書いて。現実にはありえない、という風に
思考を縛らないで。思ったことはなんでもうまくいく、という風に
考えて書いてください!!

さあ、出てきたのは・・・

魔法使いになって魔法学校へ行く。
夢のツリーハウスを作る。
家がディズニーランドになっちゃう。
いるかに乗って外国へ行きたい。
温室で植物をいっぱい育てたい。
トトロと友達になりたい。
気球でお散歩。
海に出て海賊をやりたい。
動物とジャングルで暮らす。
空を飛ぶ。

う〜ん、いい!!
土地柄、ツリーハウスが多かったかな。

子ども達の絵は、どんづまりの私の気持ちをほんの少し解放してくれた。

私の夢の夏休みは・・・

カメラを持って雲を捕まえに行きたいな。世界じゅうの空の雲を・・・。

雲4.jpg 雲3.jpg

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2006年06月30日

「秘密の花園」へようこそ!

バラ.jpg ベラワイス.jpg ピンクバラ.jpg

主人がズボラなせいか、我が家の庭は・・・・。
それでも、たぶんこの辺の気候に合うのだろう。
毎年、バラだけは美しく咲いてくれる。

今月の名作を読もうは「秘密の花園」。

秘密の花園.jpg

毎度恥ずかしながら、私はこの本去年初めて読みました。
西村書店のものはとても挿絵が美しく読みやすかった。
去年の6年生に「マイノリティの文学」のテーマでブックトークした時、
紹介したら、何人かが借りていった。
感想を聞いたら、面白かった、という答えが返ってきたので、
“名作”の中でも読みやすい部類に入るのかもしれない。

今回は、図書室だよりの原稿を図書主任の先生に書いてもらった。
書き手が変わると、新鮮な発見があるものだ。
先生は、この本の魅力を
登場人物」「豊かな自然」「魔法」という三つのポイントから
解き明かしてくれた。

登場人物という点では、メアリといういかにもかわいげのない女の子が、そのかわいげのなさ故に魅力的である、と私は思う。
両親を亡くし、孤独なわけだが、その孤独にすら迎合しない開き直ったような強気な姿勢が興味をそそられる。
その子が“魔法”によって、別人のように素直でチャーミングな女の子に変身をとげるわけだが、別の言い方をすれば、子どもというのはどの子も劇的に変わる可能性がまだ残されている、ということかもしれない。

ところで、私が1番興味を持ったのは、物語の舞台「イギリス、ヨークシャーのムーア」である。
なぜなら、そこは我が愛する「嵐が丘」の舞台だから。
時代設定も作者の資質も違うからかもしれないが、それにしても、
「嵐が丘」の寒風吹きすさぶ荒んだムーアの情景と、
「秘密の花園」のあらゆる生命をよみがえらせ、孤独な人の心をも癒すムーアの情景の違い、はどこから出てくるのか。

やっぱり、行くしかないな。
私のムーアをみつけに・・・。



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2006年06月29日

むかつく時は・・・

ロングの休み時間が終わるぎりぎりに
1年生の“彼”がやってきた。
4月に校庭の桜の花をプレゼントしてくれた愛しの“彼”だ。
(その後、さやか先生に熱心に路傍の花を贈っていたという
ウワサを耳にしたが、気にしないことにしよう)
毎日熱心に図書室に足を運んでは、高学年向けの分厚い本を
借りていってくれる。

いつも元気がいいのだが、今日は見るからに様子が変だった。
現われた時から、本の入ったてさげを振り回し、
「むかつく、むかつく」とつぶやいている。

書架をウロウロしながら、
「むかつく、じごく、じごく・・・」とつぶやく彼。
へっ?地獄??
「先生、じごく、ないですか?」
ああ、これかな?と思い
じごくのそうべえ」を差し出した。

もう一冊、本を選びながら、
「せんせい、むかつくって〇〇先生に言わないで」と言う。
大人のことがよくわかっている子だ。
この子にこう口止めされなければ、職員室に行って担任の先生に聞いていただろう。
「〇〇くん、なんかあったんですか?」とかなんとか。

「うん、言わないよ。ねえ、これ読んでごらん」
と、「3びきのかわいいオオカミ」をすすめた。
「悪いブタなんだよ。ほら、オオカミさんの家を壊したり、
爆発させたりするの」
「3びきのブタ?」
「ううん、3びきのオオカミ。面白いよ。借りてみる?」
いつになく素直に頷く彼。

誰にでも、むかつく時はある。子どもでも大人でも同じだ。
そういう時は、悪いことかもしれないけど、
こういう徹底したワルがやりたい放題する話を読むと、逆にスカッとしたりするものだ。
おまけに、この本では、最後に悪者がやっつけられたりしない。
では、どうなるかというと・・・・・。

ノートに本の名前を書きながら
「むかつくって〇〇先生に言わないでね」と念を押す。
とっくに休み時間は終わっている。
「言わないよ。だって、何のことかわからないんだもん」
「むかつくの」「おこられたの?」
ついはみだしがちな彼なので、お灸をすえられたのかと思った。
「むかつく、べんきょうばかりさせるの。僕に」
「そりゃあ、先生だって遊ばせてあげたいだろうけど・・・。
みんなもしてるんでしょ。勉強」
「うん、でも、僕だけいつも遅れるから・・」

学校は、能率的に義務教育を教え込む場所だから仕方ない。
一人の先生が集団に指導すれば、どうしたってついてこられなくて
はみ出す子はでてくる。それが、たとえ20人に満たないクラスでも。

授業時間にも食い込んでいて心配だったので、
1年生の教室のある階まで送った。
保健室前に「歯の標語コンクール」に出した作品が張り出されていた。
“彼”の作品をみると、オレンジの短冊にしっかりした字で
しごくまともなことが書かれていた。
文章は大人が考えたに違いないけど、字は上手だ。

「字が上手いねえ、〇〇くんは。すごいじゃない。
先生よりうまいよ」そう誉めると、嬉しそうに微笑んだ。

気を取り直してくれたのか「バイバイ」と
にっこり手を振り去っていく彼。

あのね、「3びきのかわいいオオカミ」の最後はね、
乱暴なワルぶたも幸せな気分になるんだよ。
posted by Helenaヘレナ at 11:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月26日

雨がふったら・・・

朝から、ゆらゆら落っこちそうな曇天。
気持ちまで、くすんできそうだ。
天候の優れない日本海側で育ったせいか、
曇り空は嫌いじゃない。
ピーカンに晴れた空より、落ち着くくらいである。
しかし、月曜から曇り空だと・・・。

でも、ひとつだけ、いいことがあった。
1年生の読書の時間に読む本が思い浮かばなくて
困っていたのだ。
しかし、空を見て、心が決まった。
」の本にしよう!!

授業のはじめに読んだのが「へそもち」(こどものとも傑作集 福音館書店)

この本、めずらしい縦向きの本。

へそもちjpg.JPG

「雷が鳴ると、おへそをとられちゃうよ、って言われたことある?」
最近は、こんなこと言わないだろうな、と思いつつ聞いてみたが、
意外にも殆どの子が「聞いたことある」と手を挙げた。
「ウチのお父さんね、お風呂上がった後、パンツいっちょうでいるから
おへそ取られちゃうよ」
お父さん、まさか子どもに学校で、こんなこと言われてるとは
露知らないだろうなあ。

このお話、おしょうさんが五重の塔にやりをたて、鬼をつかまえたところが
面白い。現代の避雷針の始まり、というところか。
「じゃあ、ウチも屋根にやり立てよう」と言った子がいてあせった。

授業の最後で読んだのが「おじさんのかさ」(佐野洋子 作・絵 講談社)
梅雨に読む本の定番というところだろうか。
私の大好きな一冊でもある。

「おじさんは、とっても りっぱなかさを もっていました。
くろくて ほそくて、ぴかぴかひかったつえのようでした」
(本文引用)

おじさんは、雨が降っても自分のお気に入りの傘をぬらしたくない。
最初「意味ないじゃん」と言ってあきれていた子ども達も
その内おじさんと一緒にうっとりし始めた。

おじさんのかさjpg.JPG

とうとうおじさんが傘を開くところは、わくわくする。
傘を広げる音が聞こえそうな絵。

いいなあ、こんなステキな傘があったら、
憂鬱な梅雨もたのしくすごせるんだろうな。
いや、そうじゃないな。
このおじさんがステキなんだ。

大切なモノがある人は、素敵だ。
心が豊かな証拠だから。
以前「大人のための絵本の時間」でモノにまつわる本を紹介したが、
この本をすっかり忘れていた。

「あめがふったら ポンポロロン
あめがふったら ピッチャンチャン」(本文引用)

授業が終わって、教室に戻る時、1年生が口ずさんでいた。









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2006年06月23日

ほにゃららな一日とスイカズラ

“ほにゃららな一日”とは、名づけようのない日のことである。
別に、タイトルをつけられるような、ドラマチックな毎日を
送っているわけではないけれど、それでも、大概の日は、
「核」となるような出来事があり、
それにつられて、一日なんとか回っている。

気持ちも仕事も中途半端。
この仕事はそろそろ取り掛かる時期なのだが、
まだ資料が届かない、とか、先生との打ち合わせができていない、とかで
本格的に手がつけられない。
小刻みに、様々な仕事の細々とした部分を、つくろいものでも
するようにやる。たいしたことをやってない割りに時間は過ぎる過ぎる。

午前中、本の発注書をファックスし、来週出す図書室だより
の細部をチェック。
近所の図書館へ、団体貸し出しを受けた本を返しに行く。

7月に入ったら、3年生〜6年生まで、夏休みに読む本の
(というより、夏休みの宿題である読書感想文を書くための)
ブックトークをするので、そのための本も物色しなければならない。

図書館へ行くと、司書の友達が出迎えてくれた。
「〇〇さんも来てるよ」と言うので見ると、
共通の友人が、小さな男の子をつれてきていた。
3人とも、我が校の3年生の保護者。

司書の友達に「今度、隣の小学校の4年〜6年に読み聞かせを
するんだけど、何かいい本ある?」と尋ねられた。
「ああ、それなら・・」と言いかけたら
「朝読だから、10分で読める本」と言われた。
う〜ん、高学年に10分の読み聞かせか・・・。
「ねっ、10分だと難しいんだよね、選書が」
ああ、アレがある、と思ったけど書名が思い浮かばない。
図書室に帰ればわかるんだけど。

次回の「今月の名作を読もう」で紹介しようと思っている
「ハックルベリィ・フィンの冒険」。
講談社の「痛快世界の冒険シリーズ」の中のものを借りてみることにした。
個人的には福音館の方が好きだが、「トム・ソーヤの冒険」の
時、表紙が地味だったせいか、分厚すぎたせいか誰も手に取らなかったのだ。読んでみて、こちらもまあまあのようなら、購入しよう。

3年生のブックトークによさそうなねこが見た話」(たかどのほうこ さく 福音館書店)と、
「スターハイツ0号室」(竹下文子作 フレーベル館)を借りる。
この2冊は、良さそうなので、結局学校に帰ってすぐに発注した。
斉藤洋さんの「七つの季節に」(講談社)も借りた。
これは、司書の友達もオススメの一冊。

書架を回っていたら、アンナ・ヘグルンド作の
「ふたり」シリーズ「ミーナの家出」があったので借りた。
以前「ミーナ中国へ行く」を読んではまってしまった。
でも、このミーナとコーゲ、くまということになってるけど、
長年連れ添った人間の夫婦みたいだなあ。

さっき、思い出せなかった読み聞かせの本をふいに思い出したので、
忘れないうちに友達に伝えた。
ウエズレーの国」だ。
「夏休み前だし、ぴったりかも」と友達も頷いていた。
他に「オオカミと石のスープ」やシルヴァスタインの「おおきな木」も
いいかも。

午後になっても、空気のぬけかけたボールのような感じは
変わらなかったけど、ひとついいことがあった。

すいかずら.jpg

教務主任のN先生が持ってきてくれた「スイカズラ」。
学校のフェンスに絡まっているのを摘んで、花瓶に挿し、
図書室までもってきてくださった。
「これ、私の好きな花。外国ではハニーサックルって言うんだって。
すごくいい香りだから、どうぞ」
顔を近づけると、ジャスミンにも似た芳香が漂った。
「フェンスの植物」(山と渓谷社)に載っていた写真を見て、
ああ、この花なら道にたくさんあるなあ、と気づいた。
「ヨーロッパやアメリカでは、ジャパニーズ・ハニーサックルの名で
庭に植えられる」(本文引用)と書いてある。
花は最初白く、その内黄色に変わることから、金銀花とも呼ばれるらしい。
香りがある花は大好き。
蔦も好きだ。クネクネグルグルした趣がなんともいえない。

ありがとう。N先生。
すいかずらのおかげで、今夜は香しい素敵な夢を見られそう・・・。






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2006年06月21日

意外な結果??

新しい本を配架して、そろそろ一週間になろうとしている。
貸し出し状況は、どうかな??
と「新しい本」コーナーをのぞいてみたら、
意外な結果になっていた。

てんじあたらしい本.jpg

まず、新シリーズの1巻目を展示したコーナーでは、
「スポーツなんでも事典」を除いたすべてが貸し出されていた。
「スポーツなんでも事典」は「サッカー」を置いた。
ワールドカップも開催されており、実にタイムリー!と
思ったのだけど・・・。
もちろん、ずっと売れ残ってるわけではなく、
一度貸し出されたのだが、借りたのが低学年だったためか、
すぐに戻ってきてしまった。
我が校では、サッカーと野球をやっている子の割合は半々くらい。
ミニバスをやっている子も最近増えてきているので、
他校よりは、サッカー人口は多くないのかもしれない。
しかし休み時間になると、校庭では必ずといっていいほど子ども達が
ボールをけっている。
たぶん図書室に来る時間がないのだろう。
今度廊下ですれちがったら教えてあげなきゃ。

当初の予想ほど、借りられていないのが、
「西遊記」と「ドラゴン・スレイヤー・アカデミー」。
「西遊記」は低学年向けの「こども版西遊記」(あすなろ書房)が
あって、ドラマをやっていた時は、相当の人気があった。
今回購入したのは、高学年向け。斉藤洋さんの文章で読みやすそうだし、
広瀬弦さんの挿絵もステキ。
1巻目は貸し出されているので、その内火がつくかもしれない。


私の大のオススメ「水木しげる 鬼太郎大百科」シリーズ(小学館)
は、最初の内怖いものでも見るように避けて通られていたが、
鬼太郎フリークの5年の女の子が借りると、
6年生の男の子が後に続き、4年生の女の子達も興味を示し始めた。
今、書架には一冊も残っていない。ファンの一人としては、嬉しい限り。
湿った土の匂いが漂ってくるような不気味さ、
下品すれすれの俗っぽさの一方、
神聖な幽玄さも併せ持った水木しげるさんの妖怪世界。
ページを開くと、妖怪の内臓まで細かく描写されていて、かなりえぐい。
フリークの5年の女の子は「この辺に昔、あずき洗いが出たんだって」
と嬉しそうに話してくれた。


松谷みよこさん作の「オバケちゃんの本」シリーズ(講談社)も、
最初手に取られなかった。
この手の正統な、というかオーソドックスな雰囲気漂う本は、微妙で、
貸し出されないまま、書架に埋もれてしまいかねない。
しかし、読めば面白いし、環境問題もさりげなく盛り込まれていて、
読まれずにいるのはもったいない。
何らかのアプローチが必要と思い、昨日3年生の読書の授業で紹介した。
「みじかいおはなし」「ちょっとながいおはなし」「ながいおはなし」
と、それぞれ3種類の本があることを話し、
オバケちゃんの冒頭の部分を少し読んで、
オバケちゃんとその家族について触れた。
それからシリーズの中でも私が面白かったと思った一冊
「学校おばけのおひっこし」を紹介した。
いかにもかわいいオバケちゃんなのだが、
怪談レストランの編者である松谷みよこさんの作だけに、
後半はちょっとぞくっとして、最後の最後でしんみりする。
紹介したのが良かったのか、10冊残らず、3年生が借りていった。
いやあ、これだけ素直に反応してくれると、先生うれしいな!

「こそあどの森の物語」シリーズ(理論社)の
「@ふしぎな木の実の料理法」を読んだが、
他にはない独特な物語世界が魅力的だ。
7月のブックトークで4年生あたりに紹介しようかな。



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2006年06月16日

さやか先生“もりのおはなし会”

5月号の飛行船(図書室だより)で、
さやか先生に
「もりはおもしろランド」シリーズ(舟崎靖子/作 舟崎克彦/絵)を紹介してもらった。

この時、私にはある野望(企み?)があった。
それは、6月のミニミニおはなし会を、
さやか先生主演の「もりのおはなし会」にしてしまおう、というものだった。

さやか先生に出演交渉し、主任の先生と校長先生に根回しして、
今日、念願のおはなし会が実現した。パチパチパチ・・・。

もりのおはなし会.jpg

「もりはおもしろランド」のシリーズの中から選んだのは
やぎのおくさんが主人公の「もりのほんやさん」。
本が小さくてちょっと見えにくいので、紙芝居仕立てにした。

かみしばい.jpg

5,6年の図書委員さん4人に手伝ってもらい、
クイズも出すことにした。
ちなみに、クイズは、5年生の図書委員さんの女の子が
考えてきてくれた。面白かったのでそのまま採用!
時間は、2校時が終わったロングの休み時間、場所は図書室。
観客が大勢詰め掛けた時のために、机を片付け、床を広くとった。
カウンターに「もりはおもしろランド」シリーズを展示し、
用意万端!!

もりてんじ.jpg

5分前、さやか先生は、台本を手に震えていた。
武者ぶるいではなさそうだ。
「私、ぜんぜん上手く読めないんですけど、大丈夫でしょうか?」
大丈夫!大丈夫!あなたのその感性があれば。
でも、慣れてないと緊張するんだよね。
「どうしよう、誰も聞きにきてくれなかったら・・・」
心配ない!心配ない!さやか先生は人気者なのですから。

チャイムが鳴って、最初に来たお客様は、6年生の面々。
これにはちょっとビックリ!低学年がまず来ると思っていたので。
でも嬉しい!!6年生が来てくれると盛り上がる。
徐々に、観客は増え、40人ほど集まった。
全校の約半分弱。いいぞ、いいぞ。

まず、本を読む前に、さやか先生がクイズを出す。
「本を買うと、時々ページがなくなっているので有名な本屋さんがあります。お店の前でおくさんが店番をやっています。さて、その奥さんとは、どんな動物でしょう?」
「はい」と手を挙げたのは、我が娘。
「やぎ」はい、正解です。
なんか、さくらのような・・・。まあ、いいか。

さやか先生と図書委員さんで読み聞かせスタート。
私もわにたんていの役で、ちょいと出演。後は紙芝居係。

ゆうびんきょくのはりねずみさんが買った「めいたんていわにさん」。
かもさんのキノコのくびかざりが何者かにとられてしまった。
わにたんていが
「わかった、きのこの くびかざりをとったはんにんが、わかったぞ!!」(本文引用)と言ったところで、はりねずみさんがドキドキしながら
次のページをめくると、肝心な部分がない!!
本屋のやぎさんが食べてしまったのだ。
はりねずみさんは犯人が気になるあまり、
郵便配達をしてくれなくなってしまった。
森のみんなは集まって、犯人が誰だか推測することに・・・。

ここまで読んだところで、さやか先生が、
誰が考えた犯人が正解だと思うか、子ども達に聞いた。

わにたんてい.jpg かもさんjpg.JPG キノコのくびかざりはなかった.jpg

子ども達が1番多く手を挙げたのが、とかげさんの
「はんにんはわにたんてい」という答え。
さあ、真相はいかに・・?

本を読み終わった後、図書委員さんがクイズを3問出題。

最後にさやか先生から、「もりはおもしろランド」シリーズの他の本も
紹介してもらった。

来てくれた子全員に、やぎさんのしおりをプレゼントして、
盛況の内におはなし会は無事幕を下ろした。

もりのほんやさんしおり.jpg


「1年生の女の子に、本読むの上手だね、って誉められました。
すっごく、うれしかった!!」

さっき、職員室に行った時、さやか先生が感激して話してくれた。
2回目はいつにしようかな。






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2006年06月15日

うれしい悲鳴!

あたらしい本.jpg

廃棄する本ではありません。
昨日入荷した新しい本第一弾。

昨日は、町のホールで行われた芸術鑑賞会の引率を
辞退させていただき、本の受け入れに専念した。

合併して市になり、図書館流通センターに発注可能に
なってからは、受け入れの作業もずいぶんラクになった。
台帳に書き込まなくていいし、分類番号のシールも
貼らなくていいし、何よりブックカバーがけをしなくてもいい。
以前より、ずっと早く子どもに本を貸し出せるようになった。

残された作業は、納品書の確認と、学校印押印、
新しい本を置く書架の確保、新しい本の展示のみ。

それでも、150冊ほどの本にペタペタ印を押すのは、
思ったより大変で、おまけに書架を確保するため、
本を大幅に移動しなければならなかった。
もっぱらディスクワークの毎日なので、いい運動になった。
足の指がつってしまった時は、あせったけれど・・・。
(運動不足ですね)

でも、どんなに大変でも、新しい本の受け入れ作業は楽しい。
(廃棄はツライけど)

昨日汗をかいた甲斐あって、今日のロングの休み時間から
新しい本の貸し出しを開始することができた。

てんじあたらしい本.jpg

子どもに人気の定番「怪談レストランシリーズ」(童心社)や
「ディズニーアニメ小説版」(偕成社)の他に、
今回は新シリーズをたくさん入れた。

「くまのがっこう」シリーズ(ブロンズ新社)
「水木しげる 鬼太郎大百科」シリーズ(小学館)
「オバケちゃんの本」シリーズ(講談社)
「西遊記」(理論社)
「モーキー・ジョー」(フレーベル館)
「ドラゴン・スレイヤー・アカデミー」(岩崎書店)
「ハリネズミとちいさなおとなりさん」(フレーベル館)
「スポーツなんでも事典」(ほるぷ出版)
「こそあどの森の物語」シリーズ(理論社)

「くまのがっこう」はかわいい新キャラとして、
女の子を中心に人気が出そうだ。
また「ドラゴン・スレイヤー・アカデミー」は、
動かすと絵が変わる目新しい表紙が子どもの目を引き、
早速人気が出ている。
個人的には、「モーキー・ジョー」と「鬼太郎大百科」に
とっても興味があるのだが。
また、実業之日本社の「確実に上達するミニバスケットボール」
(他にバレーボール、卓球、ソフトテニスを購入)
は、写真が多く、わかりやすく、いい買物だったと思う。

けいじあたらしい本jpg.JPG

子ども達への告知は、朝、放送委員の子に頼んでお知らせして
もらった。後は、図書室のドアにお知らせチラシを作り掲示した。

ロングの休み時間は、前半体育活動があり、時間が
少なかったにも関わらず、たくさん子どもが
「せんせい、新しい本どこですか?」の合言葉とともに
駆けつけてくれた。

昨日足の指をつった甲斐がありました。

 



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2006年06月06日

行ってみたい!「なまずの駄菓子屋」

今月のキャラクターカルトクイズは「ダヤン」である。
猫のダヤンは、好きな人にはまさにカルト的な人気が
あるのだが、私は正直あまり知らなかった。
Tシャツや手提げバッグなどのキャラクター商品もあるので、
絵は見たことがあった。
その絵から、最初は外国の作家だと思い込んでいた。

2年ほど前河口湖木ノ花美術館に行き、池田さん自筆のスケッチや
わちふぃーるどの模型などを目にし、その世界の奥深さに魅せられた。

学校では「ダヤンコレクションブック」シリーズが
低・高問わず大人気である。
他にも「ダヤンの長編ファンタジーの世界」など、
高学年向けの本もあるのだが、学校の図書室にあるのは
今のところ、コレクションブックのみ。

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2006年06月05日

誰かに似てる

今年の1年生は本当に大物ぞろいである。
先週、一人の男の子が私の腹をさすって一言。
先生、お腹に赤ちゃんいるの?
なんだかやたら、触ってくるなあ、と思っていたら。
要は私の腹が出てるってことですか?
今日もまた「いつ生まれるの?」。
これは、もう完全にからかわれている。

またいきなり手を握ってきて
「せんせい、ずっとそばにいてください」と
目をうるうるさせて言う男の子。
これって、殺し文句じゃない!
本気でずっとそばにいたくなってしまった。

「歩きにくいよ〜」と言ってフラフラしているから
「どうしたの?」と尋ねれば
「〇くんと内履きとりかえっこしたの」
「・・・・」

そんな人たちに一体何を読んでやろうか。
毎回読書の時間が楽しみである。

今日は「へんしんトンネル」(あきやまただし 金の星社)を選んだ。
この本、なかなかどうして楽しい。
へんしんトンネルをくぐると、なぜかみんな変身しちゃうのだ。
どんな風に変身するかというと、
「かっぱがくぐると、かっぱかっぱかっぱかっぱ・・・」
と言っているうちに、あら不思議「ぱっかぱっかぱっか」と馬に変身。
同じ町内の司書に教えてもらって、早速注文し、
先週末届いたばかりのほやほや。
大うけだろう、と思ったのだが、表紙を見た途端
「知ってる。保育園で読んでもらった」「保育園から借りてきたの?先生」
そうか、小学生というより保育園向きなのだろうか。
それでも、みんなで「かっぱかっぱ」と声に出すと、やっぱり盛り上がる。
だって気がつくと魔法のように変身しちゃうんだもの。

一冊目はネタバレだったので、急遽2冊目を読んだ。
にゃーご」(宮西達也 すずき出版)

読む前に、
「この本の中に、みなさんにソックリな人たちが出てきます。
さあ、誰かな?それを考えながら聞いてください」

この一言は効果あった。
ページを開くと、ねずみの先生が子ねずみたちにネコの恐ろしさを
教えている。
「でも・・・あれえ・・・せんせいのはなしをちっともきかずに
おしゃべりしている こねずみが さんびきいますよ」(本文引用)

いきなり、男の子が叫んだ。
「〇くんと、△くんと、ぼく!」
最後に「ぼく!」と言ったところが、すばらしい。
よくわかってるねえ。
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2006年06月02日

木の調べ学習は・・辛いっ!

3年生の総合学習が始まった。「木を調べよう」である。
校庭にある木の中から1本選び、それについて調べる。
毎年同じテーマなので、特に疑問にも思わなかったのだが、
自分の娘が3年生になって、このテーマはこの学年に難しいのでは
と思うようになった。
もちろんやり方にもよるのだろうが、昨年まで国語・算数・生活科のカリキュラム
しかやっていなかった人たちが、いきなり木について調べると言う。
「木」は身近なテ−マのように思えるが、
実際は大人ですら、木についてどれだけの知識があるだろうか。

とにかく、最初は調べ方を知ってもらうしかない。
最初の1時間は調べ学習の仕方についてレクチャーした。

木の調べ学習.jpg 百科事典2jpg.JPG 図鑑2.jpg

本来、ここから始めないとダメなのだ。
しかし、今まで3年生が初めての調べ学習に来ても、やったことがなかった。
担任の先生の領域だったから。
今回は、担任の先生からの申し出があったので、ラッキーだった。

自分の選んだ「木」の名前がわからない子が半数いた。
まずは、木の名前を突き止めるところから始めなくてはならない。
そこで、葉もしくは花を取ってくるようにいった。
次の週、みんな手に手に葉っぱをもってやってきた。
2、3年前は「木」に関する本があまりに少なくて難儀したが、
昨年、学校林関係の資料費を特別にいただいたので、
ネットで調べてかなり集めたつもり。それでもまだ数は少ないが。

木の名前がわからない子にはこの本で調べさせた。

原寸図鑑 葉っぱでおぼえる樹木」(柏書房)
「葉形花色でひける 木の名前がわかる事典」(成美堂出版)
「木の花 花色、実形でひける木に咲く花414種類」(成美堂出版)

授業が終わっても、名前がわからない子が3人いた。
先生方に聞いてもわからない。
やっぱり「木」は難しい。

ただ、今までどれをとっても「木」と呼んでいたものが、「マツ」に変わったり
「ミズキ」に変わったりするだけで、調べた意義はある。

周りを森に囲まれ、「木」はあって当然と思っている子どもたちだからこそ、「木」を知ることは大切なのだろう。

さて、タイトルの「辛いっ!」だが、調べ学習が難しいからではない。

葉の感じからたぶんカラマツだと思うが、今ひとつ自信がないという
女の子と一緒に、校庭に木を見に行った時のこと。
風がザッと吹いて、木からふわりと黄色い煙が。
そう、それはまぎれもなく花粉・・・・・それを見た途端、鼻水
花粉症の時期はとうに終わったと世間では思われているようだが、
ここでは、毎朝車のフロントガラスが黄色く染まるくらい飛んでいる。
固めるテンプルを鼻に流しいれたい気分である。

授業が終わり、ライラックを調べている女の子が
「はい、これ先生にあげる」と葉っぱをくれた。
後の処理に困った挙句だろうが、ありがたく頂戴した。

ライラックjpg.JPG

こうやって水を入れたガラス瓶に浮かべると、
梅雨のうっとおしさも、花粉症もしばし忘れ、
爽やかな気分に・・・。


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2006年05月29日

さやか先生と行こう!「もりのほんやさん」

今日は、水ぼうそうで休んでいる娘を、
休暇中のフレディさんに頼んで学校へ出てきた。

早速「ダヤンのたんじょうび」を借りにきた2年生の男の子。
うれしくてつい「先生も昨日誕生日だったんだ。何歳になったと思う?」
と聞いてみた。(子どもを困らせてはいけないとわかっていたんですがね)
男の子照れたようなかわいい笑顔で
「えっと、ハタチ?」
まあ、なんてかわいいんでしょう。
感動していたら、横で聞いていた主任のE子先生がすかさず
「〇くん、ハタチって何歳か、わかってる?」
とつっこみを入れてきた。
「えっと、20才とか25才」
「〇くんは、やさしいね。人を気遣う心を持ってるね」とE子先生。
違います!素直なんです!!!!

今回は、本物のハタチであるさやか先生の登場。
さやか先生は我が校のマドンナである。
事務の先生なのだが、子どもにはもちろん職員室でも大変な人気がある。
それは、単に若くてかわいい、というだけでなく、
彼女が頭が良くて、なんにでも一生懸命に取り組む姿が
人を魅きつけるのだと思う。
さやか先生は本が大好き。その上、文章も上手。
それで、今まで2回、飛行船(図書室だより)に原稿を書いてもらった。
「ズッコケ三人組のシリーズ」と「森絵都ワールド」である。

どちらも高学年向けだったので、今回は絵本を紹介してもらった。
題して「私の読書体験記〜絵本編〜」

紹介してくれたのは「もりはおもしろランド」(舟崎靖子 作 舟崎克彦 絵 偕成社)

さやか先生が小学校低学年の頃愛読していたシリーズらしい。
やはり、世代が違うと読んでいるものも違うのね。新鮮!
さやか先生はこのシリーズが大のお気に入りらしく、
「何がそこまで好きなのか、説明できないほど何もかも好きすぎて
胸がキュンとなってしまうのです」ということなのだが、
それでも、なんとか、好きな理由を検証し、みんなにもその魅力を
わかってもらうべく努力してくれている。

「もりにはたくさん仲間がいるので、仲間の分だけ事件がある。
(中略)・・事件の謎には必ず仲間の優しさや思いやり、友情や愛情が隠されていて、
解決した後は事件が起きる前よりもっともっともりの仲間の結束は強くなっています。

「動物たちは見た目も考え方も職業も、何もかもバラバラ。バラバラの人たちがお互いを認め合い、気遣いあい、時にはけんかもするけれど、毎日楽しく暮らしていて、その中で事件と解決をくりかえし、また仲を深めていく。これってまさに共に生きること、共生すること・・」

私など、かわいいだけのシリーズだと思っていた。
まさに目からウロコ。
そして、違った者同士が、お互いの違いを認め合い、共生することこそ大切である、と
ハタチのさやか先生が言っているのだ。
うん、日本の未来は明るい。こんな若者がいるんだもの。

このシリーズがさやか先生の人気とともに、また人気復活となるよう、
本を展示した。

さやか先生のオススメjpg.JPG

さやか先生の写真をデジカメで撮り、それを取り込んで作った。
我ながら、なかなかかわいく仕上がった。
早速ご本人に見せたところ、
「かわいい!こんな絵にならない顔を、こんなにかわいく撮っていただいて
ありがとうございます」

うん、そのつつましい所も、あなたの美点の一つよ。
posted by Helenaヘレナ at 16:51| Comment(10) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月26日

おかあさんを代表して

3年生の読書の時間、この本を読み聞かせた。

おかあさんげんきですか.jpg 「おかあさん、げんきですか。」(ポプラ社)

nora-takaさんのブログで紹介されたこの本を見て、
「面白そう!」と急いで購入したのだが、
残念ながら、母の日には間に合わなかった。
それでも読み聞かせたい、と思ったのは、
ある意図があったから・・・。

主人公の“ぼく”は、母の日にあげる感謝の手紙に
「おもいきって、いいたいことをかきます」(本文引用)と書く。
いいたいこと1、「わかった?」と最後に言うのをやめてください。
いいたいこと2、ぼくの部屋を勝手に掃除しないでください。

「いいたいこと2」がなんともおかしい。
母であれば、そして子どもであれば、
きっと一度は経験したであろうことだからだ。
おかあさんに掃除と称して、勝手に捨てられてしまった思い出の品々を、
“ぼく”は切なく思い返す。
例えば、あの石ころはいじめっこのカオルちゃんからもらったものだった、
とか、あのおんぼろスニーカーは運動会ではじめて友だちに勝った時のものだった、とか。
そして、何より、おかあさんとの思い出がつまったあのドングリ・・・。

なんとも、心にグサグサつきささる話である。
春休みのこと、子どもの机があまりに汚くて私はすっかり切れてしまった。
「こんなんじゃ、3年生になれないでしょ。みんな捨てな!!!」
ゴミ袋をひっつかみ、手当たり次第に捨てていった。
あの時の、半べそかいた娘の顔。
そして、その時、担任の先生が投稿してくださった
娘の詩が載っている新聞記事を一緒に捨ててしまったのだ。
娘は「こわくて、やめて、って言えなかった」。
「・・・・」

読み終わった後、
「先生も、ことわりなく勝手に子どものものを捨ててし
まったことがあります」と正直に告白した。そして、
「お母さんは忙しくて、そんな失敗しちゃうこともあるけれど、
許してあげてね。お母さんを代表して謝ります。ごめんなさい」
と頭をさげた。

そう、この本を読み聞かせたかったのは、こういう意図があったのだ。

でも、“ぼく”が許してくれたように、子ども達もきっと
許してくれるだろう。

そう思いちらっと、娘を見ると、自分のことを言われたのが恥ずかしかったのか、顔を赤くして、でも・・・笑ってくれた。

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2006年05月25日

素晴らしい「トム・ソーヤーの冒険」

「今月の名作を読もう」は「トム・ソーヤーの冒険」にした。

「今月の名作」とは、古典的名作と言われる作品を
毎月一冊ずつ取り上げて子ども達に紹介していく企画。
先月は「赤毛のアン」だった。
年度初めのオリエンで、5.6年生に直接紹介できた
のが良かったのか、5、6年生合わせて4人の女の子が
この名作にチャレンジしてくれた。

さて5月を「トム・ソーヤーの冒険」にしようと決めたのは早かったのだが、
紹介文を載せた飛行船(図書室だより)を出したのが昨日。
廊下の掲示がしあがったのが、今日である。

トム掲ヲ名称未設定 1.jpg

どうして、こんなに遅くなったのか。
それはひとえに私が読み終わるのが遅かったからだ。
(ちなみに読んだのは福音館古典童話シリーズ)
ゴールデンウィークの頃から一昨日までかかった。
自分で言うのもなんだが、とても司書とは思えない。

途中、何度となく挫折しそうになりながら、
この古臭い物語を、今の子ども達がはたして読むだろうか?
という疑問が頭をもたげた。

しかし、物語の三分の一くらい「海賊団、出帆する」という章を読んだところから、
すっかり物語の世界に魅了され、後は引きずり込まれるように読んだ。

二度と町には戻らない決意で友だち二人と海賊団を結成し、
トムはミシシッピ河に浮かぶ無人島へ渡る
朝食は釣り上げた魚、思う存分河で泳ぎ、疲れれば
木陰で昼寝する。夜は家からもってきたベーコンを焼いて食べ、
星空の下で眠る。
なんという素晴らしい生活だろう。
泥だらけになって、文明からの逃亡生活を楽しむトム達の
姿が鮮やかに浮かんできた。

そして、同時に私は、トムとハックという心優しい野生児に、
学校の子ども達の姿をダブらせた。
3年生の〇くんと△くん、あの二人はまさにトムとハックだ。
そして、3月に卒業していったまま学校へは寄り付きもしない
あの「野生派オタク」の少年たちも・・。

トムのいたずらコレクションjpg.JPG トムの冒険jpg.JPG

廊下の掲示には
「トムのいたずらコレクション」
として、5つのいたずらを、また
「トムの冒険・事件」として、
トムが出会った四つの事件をとりあげた。

はたして子ども達は、古臭くてぶあついこの本を
手にとってくれるだろうか?
しかし、少なくとも私は、偶然この仕事についたことで
出会った幸運に感謝している。

そして我がトムとハック達は、この物語を読むよりも、
自分達の物語を実践することを選ぶかもしれない。
残念なような嬉しいような気持ちでそう思ったのだった。

posted by Helenaヘレナ at 11:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月23日

それぞれのマイブーム

ハリーポッタープリンセスjpg.JPG

じゃ〜ん!「ハリーポッターと謎のプリンセス」。17日発売当日に図書室に出した!!
いつも遅い出入りの本屋さん、この時ばかりは速かった。
職員室の私の机の上にド〜ン!これでどうだ?!という声が聞こえてくる気がした。
よほどあわてていたのか、請求書がなかった。
お金払わなくていいかしら・・・。

借りたい子が押し寄せてすごい騒ぎになりそうだな、
と待ち構えていたが、子ども達の反応は案外冷静だった。
「あっ、買ったよ、それ」「ウチも」
なるほど、好きな子は自分の家で買うのだ。
大人のフアンも多いから、親がお金を出してくれる。
もしや、借りる人がいないのかしら、と思っていたら、
「買ったけど、おねえちゃんと取り合いになっちゃうから」
と言って、5年生の女の子が借りていった。
なるほど、一家に2冊あってもいいものね。

ハリーポッターよりも、むしろ他の本に予約が入っている。

ダヤン新刊.jpg

低学年の子には「ダヤンコレクションブック」の新刊が今1番人気。
「ダヤンと風こぞう」「ダヤンのフールスディ」

怪盗クィーン.jpg

「怪盗クィーンはサーカスがお好き」(講談社青い鳥文庫)は、5年生の女の子のリクエストで買った。
作者は、はやみねかおるさんで他に「怪盗クィーンの優雅な休暇」「怪盗クィーンと魔窟王の対決」が図書室にある。やはりその子が借りている。

フェアリーレルムjpg.JPG

エミリー・ロッダ作の「フェアリー・レルム」は、3年生から6年生まで女の子に幅広い人気がある。
読んでみたが、かわいいけどちょっと気の抜けたソーダみたいで
私は今ひとつのめりこめない。
しかし、子どもが喜ぶ顔を見るのは嬉しい。
最新刊の5巻目「魔法のかぎ」も1番最初に借りたのは3年生の女の子。
その後、あれ、残ってる、意外に思っていたら、
今日6年生の熱狂的なレルムファンの女の子が
「キャー、うれしーかりるー」と言って借りていった。

さて、17日に「ハリーポッターと謎のプリンセス上巻」を借りていった
5年生の女の子。今日下巻を借りにきた。
「誰が読んだの?」と聞くと「おねえちゃん」
彼女のおねえちゃんは、誰あろうあの史上最強の図書委員長なのだ。

「先生、背ラベルの作者の名前の図書記号、間違ってましたよ。
ハになってた」
あっ、私も今気がついた。
あわてていたので、作者のローリングの「ロ」ではなく、
ハリーポッターの「ハ」にしてしまったのだ。

しかし、彼女はそういうことをめざとく指摘する子ではない。
不思議に思っていたら、
「おねえちゃんがそう言ってました。間違ってる!って」

さすが、史上最強の図書委員長。
中学生になっても、健在だ。まいりました・・・。



posted by Helenaヘレナ at 17:16| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月22日

こんなタネが欲しかったー1年生に読み聞かせ

今年の1年生はスゴイ!
前評判通りの(どんな評判?)大物ぞろいである。

先日の学校探検の時も、名言の嵐!だった。

「図書室に何冊本があるんですか?」と聞かれたので、
「何冊だと思う?」と尋ねると
「う〜ん、100冊かな?そんなに多くないか」
「5000冊もあるのよ」と言うと、
ひえ〜、すご〜い!それって何冊?
「ぼく、自分で数えてみよう、っと」
と言って数え出したツワモノがいた。
時間切れだったので、休み時間にまた来てもらうことにした。

また、世界の伝記のコーナーで
「先生、この中で誰が1番珍しい?」う〜ん、難しい質問。
みんな珍しいけど、貴方達ほど珍しいのはいない。

さて、今日の読書の時間はそんな珍しい方々にピッタリ!の本を。

ぶたのたね.jpg 「ぶたのたね」(佐々木マキ 絵本館)

この本、奇才佐々木マキさんの傑作ぞろいの絵本の中でも、
ひときわ輝きを放っている。
「ぶたのたね」という発想もスゴイが、
たわわにブタの実が実った木の絵がスゴイ。
見ているだけで幸せな笑いがこみあげてくる。
そう、オオカミの幸せに共感しちゃうんですね。

読み始めるとまず、「足の遅いオオカミ」という設定に
「ふふふふふ・・・」と笑いが漏れた。
嬉しくなってしまうんだろうな。
だってオオカミといえば、すばやくてコワイ生き物と相場が
決まってる。それなのに、ドジなヤツもいるんだ、よかった。
という安堵したような笑い声。

読み終わって、
「みんなは、どんなタネが欲しいかな?」と聞いた。
「オレ、鶏肉のタネ」う〜ん、よほど唐揚げがお好きと見える。
「ぼくね、ウマ」乗馬場のあるこの辺りならではの発想だ。
でも、まさか、馬肉のことではないでしょうね。
「ぼく、ハムスター」
「先生は?」

その答えは・・・・ひ・み・つです!

posted by Helenaヘレナ at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月18日

茶わんのめしつぶがとれないのは・・・

昨日5年生の担任の先生から
「天気の言い伝え、というか、ことわざというか
そういうことが載ってる本ありますか?」
と聞かれた。

「ねこが顔洗うと雨」とか、そういうことが載っている本らしい。

明日使うと言われ、「もっと早く言え〜」と
心の中で叫びながら、探した。
何冊かみつかったので、とりあえず図書館に借りにいかなくていいかな?
と一安心。

てんきのいいつたえ.jpg これだけありました。

「冒険図鑑」(福音館書店)
「天気ってこんなもの 気象の?50問」(誠文堂新光社)
「新・小学校理科の教室10 天気のかわり方」(大日本図書)
「学習漫画理科4 天気のすべて」(集英社)
「イモリの天気予報」(童心社)


今日、先生と一緒に調べに来た。

担任の先生いわく
「まず、天気のことわざが載っている本は、どの辺にあるかな?
分類番号でいうと・・?」

4月のオリエンでやった分類番号のお勉強を踏まえてくれたらしい。
ありがとうございます。

400番台ということで、本を選んでくれたのはいいけれど、

「天気ってこんなもの 気象の?50問」(誠文堂新光社)を見ても、
「載ってません」
「新・小学校理科の教室10 天気のかわり方」(大日本図書)を見ても、
「載ってません」
「冒険図鑑」(福音館)にいたっては、ページを広げてもみない。

「何言ってんの、ちゃんと見なさい」
イスに座って他の仕事をするフリをしながら、
心の中でガーガーがなりたてる。
しかし、担任の先生がちゃんといるのに、横から言うわけにもいかない。

結局載っていたのは「学習漫画理科4 天気のすべて」(集英社)だけ、
ということになり、その本を手にとった男の子が、
言い伝えをいくつか読み上げ、みんなでその理由などを考えた。

例えば
「茶碗のめしつぶがとれないと晴れ」
へえ?、逆かと思った。子どもそう思ったらしく、
「ええっと、湿気があると、ごはんつぶが茶碗にくっつきやすいから・・」
「でも、それだと雨になるよな」と先生。
要するに、水気があると、ご飯粒(のねばりがなくなって)がとれやすいが、晴れだと水気がないから、ということらしい。
ほー、そうなのか、今日は雨。
朝ごはんの時どうだったかな?と考えたが、我が家の朝はパンであった。
残念!

その後、本とインターネットを使って各自調べることになった。
みんな、インターネットに行こうとするので、
さすがに我慢できず、「他の本にも出てるのよ」と教えた。

「ほお、さすがにヘレナ先生は図書室の本のことをよく知ってるなあ」
と担任の先生。ほめていただき、ありがとうございます・・・・

何人かが図書室に残って、私がみつけた本で調べ始めた。

猫を飼っている女の子が福音館の「冒険図鑑」を見ながら
「ネコが顔洗うと雨。理由は・・・」と調べ始めたので、
「どれどれ?」と一緒に見た。
「前足で顔を洗う動作のことだが、雨が近い湿度の高い日はノミが活動するからといわれる」(本文引用)

えー、「ノミ?!」
「やだ、ウチのミュータントもノミがいるのかな」と叫んだら、
調べていた子が、
「先生、ネコちゃんと洗ってる?」
「ネコって洗うの?」思わず聞き返した。
「ウチ洗ってるよ。最初はイヤがってたけど、その内慣れてきたみたい」
・・・そんなコワイことできない。
「外に出してるなら、洗わなきゃダメだよ」

今回は役に立たなかったようだけど
「イモリの天気予報」(童心社)という本も面白そうだった。
飼っているイモリの行動によって天気がわかることに気づいた小学生が、
それを自由研究にし、さらに観察を進めていったその成果が本になっている。
こういう、研究をする子、いいなあ、と思ってしまった。

また以前読んだ「アマガエルとくらす」(たくさんのふしぎ傑作集 福音館)にも、
飼っているカエルの背中がしめってくると雨がふってくる。ということが書かれていた。

なるほど、自然と寄り添って生きている動物は、
天気を予報できる能力が備わっているのだ。
人間も昔はもっと五感が発達していて、天気も言い当てられたのだろう。

そういえば、近所のお店で、天気をピタリと言い当てる、と有名な
おばちゃんがいた。
知り合いの男性がある日、
「今日は天気どうかな?」と聞いたところ、
「う〜ん、今日はまだ天気予報見てないからね」と言っていたそうだ。



posted by Helenaヘレナ at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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