
6月号の図書便りには、各学年の図書室での様子を載せた。
1年・2年・3年は、毎週の読書の時間の様子や、読み聞かせをした本の内容や反応など。
4年・5年・6年は、その学年で流行っている本、休み時間に図書室に来た時の様子、あと月に一度「図書館利用指導」を行っているので、その時のことなど。
(ちなみに4年生で流行っているのは『こびと大百科』。5年生で流行っているのは『マジックツリー・ハウス』と『キッカーズ』。6年生では歴史マンガものがダントツです。)
「元気いっぱい!1年生」
「しっかり者の!2年生」
「みんなちがってみんないい!3年生」
「好奇心いっぱい!4年生」
「文武両道!5年生」
「やっぱり最高学年!6年生」
それぞれの学年別に6パターン作ったわけだが、
これがなかなか好評だった。
校長先生からは「これを読むと各学年の様子が手にとるようにわかりますね」
とお褒めの言葉をいただいた。
担任の先生達も、「こんな風にそれぞれ作っていただけるんですね」
と嬉しそうだった。
また、読み聞かせボランティアの保護者からは、
「各学年ごとに内容が違うんですね。最初、みんな一緒かと思ったけど。
今月は4年生が特集なんだ、と思ったら、お兄ちゃんのを見たら、違ってたから」といわれた。
そうか。じゃあ学校に一人しか子供がいない保護者は、今月は偶然ウチの学年だわ。
と思ってたのかな?
でも実は、違っているところはそこだけじゃなくて、
金子みすゞの詩も、
低学年は「お日さん、雨さん」
中学年は「雨のあと」
高学年は「不思議」と3パターン。
あたらしい本の紹介も、低学年向け・中学年向け・高学年向けと3パターン作ったのだ。
そこまで気がついてくれた保護者はいないだろうな。
もっとも、読んでくれているだけでありがたい。
最近ようやく、それぞれの学年のカラーがなんとなくわかるようになった。
去年は、3年と4年の子供が頭の中でゴッチャになっていて、
みんなただ騒々しいだけの衆に思えたものだ。
一年間って大きい。
特に異動したばかりは。