2008年11月09日

お引越し記念クイズ第1弾!!

今年も作った落ち葉のしおり。
どうしようか、思案していたが、やっぱり
「葉っぱの名前あてクイズ」に使うことにした。

前任校では、総合学習のテーマが「木」だったので、
子ども達はある程度、木の名前を知っていた。
しかし、今の学校の子はほとんど知らないだろう。
と思っていたら、中廊下には、“学校の周りの木マップ”
なるものがあった。
それならそのマップに沿って出題しよう、と思い、新たに
校庭や裏の林から落葉を拾った。

チラシも作った。

ク
イズチラシ.jpg

題して
としょしつお引越し記念第1弾!
「本の森秋のスペシャルクイズ」


そう、とうとうお引越しすることになったんだよねえ。
これが、そうとう頭痛い・・・。
だから少しでも楽しいことを企画して憂鬱を紛らわそうというわけです。
子ども達の反応はどうかな!?





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2008年10月25日

どろろ〜ん!妖怪大集合!

どろろ〜んposuta.jpg

22日は、校内読書週間の目玉、図書集会だった。
読書週間のテーマが「読書の秋 怪談の秋」だから、
図書集会は「どろろ〜ん!妖怪大集合!」で決まり。

前任校は、図書集会が1時間(45分)あったので大変だったが、
新しい学校は、ロングの休み時間の30分弱。
楽勝!と思っていたら、かえって難しかった。
読み聞かせとパネルシアター、という風に出し物を二つ持ってくると、
ちょうど良さそうだが、それだとお客さんは観るだけで参加できない。
クイズを持ってくると、盛り上がるのだが、中途半端なクイズは却って逆効果。
そういうわけで、今回は、クイズをメインにした。

プログラムは・・・

T「ばけものづかい」せなけいこ作大型紙芝居

U「どろろん!妖怪クイズ」ブラックシアター

出演してくれた妖怪は、

日本代表が、ろくろくび、ねこまた、かっぱ、てんぐ、ゆきおんな、
わにゅうどう、かさおばけ。

外国代表は、ドラキュラ、魔女、オオカミ男、メドゥーサ、ミノタウルス。

例えば、こんなクイズ。三択問題です。

カッパkuizu.jpg

オオカミ男クイズ.jpg

こんな風にブラックシアターにしました。

ブラックkappa.jpg

会場は大盛り上がり!!大成功!!

ビックリしたのは、図書委員さんがわずか3回の練習で、
とっても上手に演じてくれたこと。
呑み込みが早くて驚いた。

こんな衣装も作りました。

syuukai衣装.jpg 衣装syuukai.jpg

終わった後、図書委員さん達と記念撮影をして、
ああ、やっぱり集会はいいなあ、と思った。
私もようやくこの学校の司書としてやっていける自信ができた気がした。
ずいぶん時間がかかったけど。




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2008年10月19日

秋の贈り物2008

以前も、「秋の贈り物」という同じタイトルの記事を出したから、
今回は違うタイトルを考えようとも思ったけれど、やっぱり同じになってしまった。

秋になると、自然からいっぱい贈り物をもらう。

そのひとつで、毎年栞を作る。

kouyouしおり.jpg

前任校では、教務主任の先生が環境委員会主催で秋になると、
「葉っぱコンテスト」をやっていた。
それに合わせて、私も図書室で「葉っぱの名前あてクイズ」を
やったものだ。
押し葉の栞を展示し、その木の名前を当てるクイズ。
当たった人は、その栞がもらえる。
木の図鑑や葉っぱの図鑑がたくさんあったので、それを見ながら答えを考える。
子ども達にも、人気だった。
やはり自分で押し葉にし、栞を作っている子がいるような学校だったので、関心も高かったのか。

今回やっぱり例年くせで作って見たものの、新しい学校でどうやって
使うかは思案中。

maruiしおり.jpg tsutaしおり.jpg

sakuraしおり.jpg

でも、今回のように、予想よりうまく作れた時は、
学校で使うのがもったいなくなるから困る。
誰か、大切な人にプレゼントしたくなるんだよね。
ささやかな、秋の贈り物として―。



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怪談の秋!

10月6日から三週間に渡る校内読書週間のテーマは
「読書の秋 怪談の秋」。
しかし、先日子どもに
「先生、読書の秋、はわかるけどさあ、怪談は夏でしょ」
と言われた。
「そんなことないよ。怪談は秋!でもいいんだよ、別に」
と苦し紛れに答えた。

さて、読書週間のメニューのひとつに“読み聞かせ”があって、
保護者ボランティアと先生に週に一度ずつ、朝読書の時間
読み聞かせをしてもらっている。

保護者ボランティアは普段から隔週で入ってもらっているメンバーなのだが、
今回は「怪談」のテーマに合わせて、小泉八雲の作品を中心に
一人一冊担当を決め、各学年を回ってもらうことにした。

その中の一つが「雪女」。

雪女 (日本の童話名作選シリーズ)
平井 呈一
4039637402


4、5、6年生に読んでもらうのだが、1回目の6年生の時、
ボランティアさんが風邪でお休みとなり、急遽私が代読することになった。
前任校で「おばけ集会」をした時に、こういう八雲の絵本があることを知って購入したのだが、自分で読み聞かせをしたことはなかった。
伊勢英子さんの絵が素敵で、お気に入りの一冊だったのだが、
読んでみると、これがけっこう読みにくい。
訳本だからなのか、言い回しが難しいし、字が絵に紛れてよく見えない!!
おまけに6年教室は怪談ならぬ、階段教室なので、めちゃくちゃ緊張するのだ。

読み終わると、どっと疲れた。
ああ、こんな選書をして、ボランティアのお母さんに悪かったなあ、
と反省しきり。

しかし、その後6年の担任の先生から、
「いやあ、ヘレナ先生の雪女、ものすご〜く怖くて、よかったですよ」
とお褒めの言葉をいただいた。
各クラスを回っていた校長先生も、
「本当!ムード満点で、とっても雰囲気でていたわよ」
と言ってくださった。

そういうわけで、ヘレナ先生の雪女は怖いと評判になったのだが、
その理由は雪女に似て、色白美人!だからではなく、
普段溜め込んでいる“怒り”を一気に噴出させる読みにあったのだった。

読みにくくてもやっぱり八雲の絵本は、迫力があって面白い。
他に、こんなのもあります。

耳なし芳一
小泉 八雲
4097278525


やっぱり、絵が綺麗で、でもすごく怖い!!!です。
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2008年10月04日

収穫

洋nashi.jpg

まだ10月の初めだというのに、すでに2回薪ストーブを焚いた。
そのせいなのか、どうかわからないが、今年は野葡萄が美しく色づいている。

東京から越してきて、草むらに初めてこの色鮮やかな実を見た時、
感動した。
図鑑で調べたら、虫が寄生して様々な色を作り上げている、とわかり
自然の複雑さと矛盾に再び驚いた。

今日、娘と一緒に野葡萄狩りに出かけた。
たくさん摘んで、トイレやカップボードに飾った。

これは娘の作。

野budou.jpg

「海と山のコラボ」だそう。

洋梨は我が家の庭に植えたラ・フランス。
毎年よくなるのだが、虫が入っていて、まともに食べられた試しがない。野葡萄とあわせて、「虫こぶコラボ」というわけではないが・・・。

それでも今年はがんばって、袋がけをしたのだ。
ところが、虫のせいか病気のせいか木が枯れてきた。
袋をかけた実も黒ずんでいる。
その中からまともなものを一個、もいできた。

それにしても今年の秋は静かだなあ。




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読書の秋怪談の秋

怪談のaki.jpg

来週、10月6日から校内読書週間が始まる。
期間は、3週間。
10月6日〜24日まで。

年間行事予定で決まっていたのは、10月22日の図書集会だけで、
読書週間を何日間設定するかは自由。活動内容も自由だったので、
わたしが好き勝手に決めた。

といっても、昨年の資料も参考にして、朝読書や貸しだし冊数増、読書郵便は昨年通りにした。
一番大事なのは、テーマを設定すること。
例年、ただ「校内読書週間」となっていたらしいが、
やはりテーマがないと今ひとつノリキレナイし、焦点もぼけてしまう。

「前任校の図書集会の時は、「喰いっぱぐれたのにはワケがある」とか
「キーワードは3」とか凝ったテーマも考えたが、今回はわかりやすく、かつ子どもウケしそうなテーマにした。
とにかく盛り上がって、子どもの視線をこちらに向けさせることが
できればいい、と思った。

普通怪談は夏だが、まあ秋の怪談も風情があっていいかな、と。

目玉はこれ。
「おばけスタンプラリー」。

obakeすたんぷらりー.jpg

期間中、おばけやようかいが出てくる本、怪談の本をかりたら、
特製カードに特別スタンプ「ひみちゅ」を押してもらえます。

盛り上がるといいな〜。
posted by Helenaヘレナ at 21:42| Comment(6) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月09日

夏休みスペシャルクイズ

二週間前、実家の父が倒れた。
父の入院や病気の母のケアで姉と交替で実家へ行き、
家に帰ってきても、電話でやりとりをする日が続いている。
家にいても学校へ行っても、両親のことが頭から離れず、
何もする気が起きない。
さっき、ようやくブログを更新しようと思い、
その日のことを書いていたら、猫がパソコンの上を歩いて、
記事を全部消してしまった。
パソコンを歩くのはいつものことなのに、データを消したのは初めて。
猫は「自分は当然のことをやっただけ」というような顔で澄ましている。
そんな記事はやめろ、ということなのだろう。
でも、前回の記事がちょっと後ろ向きな内容だったので、
しばらくお休みしていた事情を説明させていただきました。


そういうわけで、私自身はともかく、学校も子どもも夏休み。
図書開館日には、真っ黒に色素沈着した子ども達が
ワラワラと図書室へ集まってくる。
1年生に「ヘレナ先生」と呼ばれると、おお覚えていてくれたのか!
と嬉しくなる。
私も子どもの顔を見たら、案外スンナリ名前が浮かんできて、自分でもビックリした。
仕事をする気にならない、と思いつつ、学校へ行って子ども達の顔を見ている間は、実家のしんどい状況を一時忘れていた。

特に夏休み中のイベントはやっていないけど、「夏休みのしおり」に
のせた「夏休みスペシャルクイズ」を拡大して、図書室の壁に貼った。

夏休supesyaru.jpg

ヒラメとカレイのクイズは新しく買ったこの本を参考にした。

どっちがどっち!?―にたものずかん (ニューワイドなるほど図鑑)
友永 たろ
4052026489


夏休みも残りあとわずか。
私は毎日暑くて、静かな秋が早く来て欲しい!と思うけど、
子ども達に聞くと、夏が一番好きで「永遠に夏だったらいい!」
のだそうだ。
posted by Helenaヘレナ at 16:56| Comment(7) | TrackBack(0) | 図書室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月26日

一学期

実は、一学期はすでに18日で終わっていた。

重い心を抱えて蝸牛のようにスタートしたが、
最後はバッファローの大群に追い立てられるように慌しかった。

でも何をやったか、と考えると、昨年度からの引継ぎ業務である
「読書マラソン」改め「本の森たんけん」。
新規図書の購入を200冊足らず。
前任校で恒例だったブックトークは、6年生に2回やっただけ。
子どもの名前は三分の一も覚えられたかどうか。
すでに、名前と顔がバラバラになりつつある。

二学期は、図書室の引越しがある。
大きな声では言えないが、今の場所では、耐震的にアブナイらしい。

終業式が終わり、子ども達もいっせい下校して
図書室で茫然自失していると、
「ヘレナせんせい、せんせい」と呼ぶ声がする。
まだ下校していない子がいたのかしら?とキョロキョロ見回すと、
北側の細い窓にセーラー服が見えた。
この3月前任校を卒業した女の子二人だった。
彼女達が入学した中学校は、この学校の道を挟んだ向かい側。
4月にも、一度三人の仲良しグループで遊びに来てくれた。
母校でもないよその学校に来るのは気が引けたのか、
この学校の卒業生であるお友だちを案内人に立てて来てくれた。

でも、今度は二人きりで裏山を登って潜入してきたという。
嬉しくて思わず二人の手を握り締めた。
嫁に行った娘がダンナと姑に内緒でこっそり帰ってきたみたい(?)
「誰かにみつからないか、ひやひやした!」
喉が渇いたというので、水筒のお茶をあげた。
三人で北側のベランダに出て、下を見下ろす。
校舎は傾斜地に建っており、図書室のある西側は持ち出しになっているため、一階だが高さがある。ほとんど宙吊り状態。
「わあ、ここ怖いねー」シズちゃんが呟いたので思わず、
「今度、図書室引っ越すんだ」と言ってしまった。
「忍び込みやすい場所にしてくださいね。また遊びに来るから」
ナミエちゃんが明るく言ってくれた。
うん、外から見てもわかるように、旗を立てておくよ。

二人はまた裏山を降りて帰っていった。
セーラースカートで、重いカバンを提げて薮をかきわけながらそろりそろりと降りてゆく。
「気をつけるんだよー。転がらないように!」と大声で言うと、
「また、来ますー」と手を振ってくれた。

菜の子先生はどこへ行く? (福音館創作童話シリーズ) (福音館創作童話シリーズ)
富安 陽子
4834023516


昨日久しぶりに出勤したら発注していた「菜の子先生シリーズ」の最新版が届いていた。
いつも菜の子先生の活躍が爽快なシリーズだが、
四話目の『十二人めのクラスメイト』は、読むとしみじみ切なくなった。

山の中腹にある児童数八十三人の小さな小学校は、もう随分前から、
変わるはずのないクラスの人数がひとりぶん増えてまたもとに戻るという不思議な現象が起きている。
そしてそれはいつも卒業式の近づく6年生のクラスと決まっていた。

小学校には、桜の古木が子ども達を見守るように枝を広げている。
そういえば、前任校にも大きな松の木があった。
図書室から見えるその松は、実は無闇に枝を剪定できないいわくつきの樹なのだが、私は学校の守り神のように思って、毎日眺めていた。

『十二人めのクラスメイト』で私が切なく思ったのは、
子ども達に「あの子」と呼ばれているもう一人のクラスメイトの子が呟いた言葉。

「だって、ぼく、ほんとうに、あの子たちの友だちみたいな、幼なじみみたいな気がしてたんだもん。毎日毎日学校で、あの子たちに会ってたんだもん。これからもずっと、いつまでもいつまでも、あの子たちといっしょにいられる気がしてたんだもん」(本文引用)

私もそう思っていた。

菜の子先生は本当に面白い。

「私は、いつだって学校のどこかにいます」(本文引用)

と力強く言ってくれる菜の子先生と、この学校にいる内にぜひ会いたい、と思う。





posted by Helenaヘレナ at 17:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月11日

昨日、今日届いた本

昨日と今日、ネットで頼んでいた本が連続して届いてHappy!

昨日届いた本はこれ。

変愛小説集
岸本 佐知子
4062145448


編訳の岸本佐知子さんは、ジャネット・ウィンターソンの
『オレンジだけが果物じゃない』を読んで以来ファンになった。
『気になる部分』などエッセイも出ていて、
読んでいてゲラゲラ声をたてて笑ってしまうくらい面白い。

最初タイトルを『恋愛小説集』と見間違えていた。
でも岸本佐知子さんがそんなに素直なタイトルの本を出すかしら・・?
と思っていたら、やっぱり「変」だった。
『変愛小説集』は、愛にまつわる物語を集めてあるものの、
その愛はどこか変。

例えば『五月』という作品では、愛の対象が人ではなく「木」。
私は恋愛というと、身もだえするほど切なかったり、嫉妬したり
というような「生っぽい」感情がどうしても先にたってしまって、
“木”のイメージとうまく折り合わない気がしたのだが、
読んでいると木に恋した主人公の気持ちがわかってきた。
木ではないけど、私だって前任校の図書室へ行くと昔の恋人に会ったみたいに心乱れる。

でも、主人公が男性なのか女性なのかはっきりせず、
もしかしたら同性愛者?という小説の訳が岸本佐知子さんは
とても上手い、というか合っている、と思う。
私は翻訳小説は、作家より翻訳者で決めることが多い。
みなさんはどうですか?

今日届いた本はこれ。

イカ干しは日向の匂い
武田 花
4758411093


ああ、表紙の写真を見せられなくて残念。
私は武田花さんのファンなのだ。
写真集というジャンルはもともと好きなのだが、
武田花さんの本は、写真も文章もそれぞれ素敵な上に、
さらにそれがセットになっているところが、また素敵!!
お母さんの武田百合子さんの文章も好きだけど、
花さんの文章は、こんなにフツウに何気ない文章なのに、
なんでこんなにいい味なんだろう、とため息が出てしまう。


この週末は至福の時を過せそうです。
posted by Helenaヘレナ at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

泣かせちゃった!

木曜日は一学期の最終返却日だった。
この日までに、本は全て図書室に集合する!(ハズだ)
来週、夏休みに読む本を各学年ごとに借りに来ることになっている。

といっても、期日を守れない子がいるのはどこの学校も同じ。
この日に全員返せたのは一学年だけだった(1年生ではない)。
まあ、異動早々でもあるし、穏便に行きましょう、と、それでも
一応やんわりと担任の先生に報告した。
その結果、この日一番たくさん聞いた言葉が、
「あの子は平気でウソをつくんですよ」だった。
なるほど。大人だって平気でウソをつくんだから、子どもだってつくだろう。
しかし、信じた結果、毎度毎度そのかわいい顔に騙されてきた担任の先生達の悔しさがにじんでいて、笑えなかった。

だったら正直に言えばいいのか、というとそうでもない。

今日、図書室の掃除に来た2年生の女の子が雑巾を振り回しながらスキップしつつこう言った。

「また、本わすれちゃった〜。ハハハ」

こんなに平気で本当のことを言われたら、黙ってはいられない。

「ん?ミーちゃん、今のは本当ですか?」

「本当だよ。わすれちゃったものはしようがないじゃん」
まだスキップしている。

「ちょっと、こっちへ来てください」
まだニコニコしている。黒い目がクリクリかわいい仔リスちゃんみたいな子なのだ。

「先生は、怒っています!」というとちょっと表情が変わった。スキップも止まった。

「ミーちゃん、忘れたのは良いことですか?・・・そうですね。
悪いことですよね!先生との約束を破ったんだからね。
それなのに、そんなにニコニコしてていいんですか?
ミーちゃんは悪かったなあって全然思ってないでしょ?
でも、悪いと思ってないと、月曜日もまた忘れるかも!
しれませんよね。
だからもっと反省してください。いいですか!」

じーっとこっちを見ていた丸い大きな目が段々潤んできて、
「ごめんなさい」と言った後、俯いてとうとう泣いてしまった。

あーあ、泣かせちゃった。
子どもを泣かせると、どんなにこっちが間違っていないと思っても、
うろたえてしまう。
以前だったら、ここですぐに頭をなでなでしてしまうところだ。
しかし、今回は耐えた。

結局、掃除中、ミーちゃんはそんなに大げさには泣かなかったものの、
ずっと表情が固かった。

箒を掃除道具ロッカーにしまいにきた時、思わず
「ミーちゃん、先生と指きりしよう」と言ってしまった。
「指きりげんまん、ウソついたら・・・給食のおかずをもらうよ」
そこでようやくニッコリ笑ってくれた。

やっぱり負けてしまった。
ウソをつかれても、つかれなくても、大人は必ず負ける。
そういうことになっているらしい。



posted by Helenaヘレナ at 21:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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