2008年02月27日

泣いた―二分の一成人式

今日は、今年度最後の授業参観。
私も図書室を抜け出して、娘の授業を見に行った。
4年生は、二分の一成人式。

会場の音楽室は綺麗に飾り付けられ、子ども達が
ひな壇に並んでいた。
スピーチあり、合奏あり、呼びかけあり、合唱に記念撮影
と盛りだくさん。

一人ずつのスピーチはテーマが三つあり、
「将来の夢」「家族のこと」「今夢中になっていること」
の中から、自分の一番言いたいことを選ぶようになっている。

図書室で毎日のように見ている面々だけれど、
今日はちょっと違って見える。
ああ、この子はこんな夢があるんだ。
こんなことを今一生懸命しているんだ。
本当に家族のことを大切に思っているんだな。
あらためて、成長ぶりに驚いた。
どの子もスピーチが上手で、びっくり!した。

我が娘は、「家族のこと」をテーマに選んでいた。
ひとりっこのせいか、学校で見せるしっかり者の顔と違って、
家ではまだまだ甘えん坊である。
でも、親のことをいつも思いやって、
本当に大事に思ってくれているのが、痛いほどよくわかる。
「これからも迷惑かけるかもしれないけど・・」
というところでは、いえいえ迷惑かけているのは母の方です。
と心の中でつぶやき、不覚にも涙しそうになった。

綺麗に作ったお手紙カードをもらった。
嬉しかった。


子ども達のスピーチを聞いていて、
「お父さん、お母さんありがとうございます」とか、
「家族のおかげだと思います」といった言葉が胸に響いた。

「感謝する本」という記事で、「子供は感謝しない」と
書いたけれど、それは私の思い違いだった。

子供は感謝している。
でも、いつもは照れくさくて言えないだけなのだ。


それと、もうひとつ嬉しかったこと。
学年懇談会の後、同じ学年の男の子のお母さんから、
お礼を言われた。

今月の図書室だより「飛行船ギャラリー」に、1年生の妹さんの絵を
載せたのだが、そのことをとても喜んでくださっていた。
「〇〇が大喜びしてました」と言ってくださった。
図書室の先生といっても、保護者から見るとどんな風に見えるんだろう?
子ども達にとっても、影が薄い存在ではないだろうか?
と思うこともしばしばだったが・・・
この仕事をやっていて良かった、としみじみ思ったのだった。






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2008年02月26日

言葉の力

4834250474ピーボディ先生のりんご
マドンナ ローレン・ロング 村山 由佳
集英社 2004-03-05

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3年生の読書の時間に読み聞かせた本。
あのアメリカのロック歌手、マドンナの書いた本なのだが、
子ども達はマドンナを知らないので、そのことには特に触れなかった。
マドンナの本は図書室に4冊あるが、これが一番読み聞かせに向いている気がする。

町のみんなに慕われているピーボディ先生。
でも、ちょっとした誤解から泥棒扱いされてしまう。
内容が内容だけに、聞いている3年生も息をのんでお話の展開を
見守っているのが、読んでいても伝わってきた。
ピーボディ先生を泥棒に仕立て上げてしまった男の子が
謝りにいくところでは、「あー」という小さなささやき声が
聞こえてきた。
怒られるかな?とドキドキしたのだろう、と思う。
でも、ピーボディ先生が男の子にしたことは、
予測できなかっただろう。

ピーボディ先生の言葉が大人の私にも響く。

「この次からは、そんなにあわてて人を判断してはいけないよ。
それと、よーく覚えておくんだ。
自分の口から出る言葉に宿る、ものすごく大きな力のことをね」
(本文引用)

読み終わって、何か言おうと思ったが、結局
「・・・大体、わかっていただけましたか?」とだけ尋ねた。
子ども達は、みんな真剣な顔で頷いていた。


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2008年02月22日

ここではないどこかへ―

来週は6年生のブックトーク。
テーマは「見知らぬ国のすてきな町へいこう!」

そういえば私はいつも、どこか遠くへ行きたいなあ
と、ぼんやり夢想している子どもだった。
小学生の時から、自分は大人になったらここにはいない。
こいつら(クラスの同級生)とは違うところへ行くんだ。
と、生意気に思っていた。
どこへというはっきりとした目的地はなかったけど、
ただここではないどこかへ行きたい!知らない人たちがいるところへ行きたい!
私にとって生まれた土地にいることは、
ふりだしからずっと動かないことのように思えたのだった。

東京にいた頃の夢は、家財道具一切合切売り飛ばして、
イタリアへ放浪の旅に行くことだった。
目的地もはっきりして、自分としては随分現実的になったと思った。

ところがなぜか、イタリアならぬ、日本のスイス???
に来てしまった。


4035404209不思議を売る男
ジェラルディン マコーリアン Geraldine McCaughrean 金原 瑞人
偕成社 1998-06

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ブックトークの最初に紹介する本はこれにした。
古道具屋を営む、エイルサ母娘のもとに、不思議な男が現れる。
この男、本ばかり読んでちっとも働かないのだが、
古道具にまつわる物語を、アランビアナイトのシエラザードの如く
たくみに語ってみせ、次々に客に品物を売っていくのだった。
導入としてはいいかな?と思った。

他にも物語を4冊。
でも、時間があれば、こっちもぜひ紹介したい。

たくさんのふしぎjpg.JPG

福音館の雑誌「たくさんのふしぎ」。
観光旅行では決して行けないような、でもとても魅惑的な場所が
たくさん載っている。

世界を知ることは難しい。
ただ学校と家の往復をしているだけでは、何もわからないけれど、
とはいえ、そうそう外国旅行ができるわけではないし。

でも、一番大切なのは、好奇心で、それさえあれば、
ここにいながらにして、少しは世界のことを知ることができる
気がする。



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2008年02月21日

異界

5年生対象のブックトーク。
テーマは“異界”

ikaijpg.JPG

紹介した本はこの5冊。

@「おとうさんがいっぱい」

おとうさんがいっぱい (新・名作の愛蔵版)おとうさんがいっぱい (新・名作の愛蔵版)
三田村 信行

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短編集。ごく普通の人たちが、ある日突然不思議な世界に紛れ込んでしまうお話が五つ入っている。
以前「雨降り木曜日」でkmyさんが紹介されているのを見て
読んでみたいなあ、と思っていたら、なんと図書室にあった。
「灯台元暗し」。
異界って、私たちが暮らすごく普通の日常の中にも潜んでいるんだ。
そして、ある日パックリ口を開く・・・・。

A「鏡の中のアンジェリカ」

鏡の中のアンジェリカ鏡の中のアンジェリカ
フランチェスコ・コスタ 森友 典子 高畠 恵美子

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ある日、突然鏡が自分を映さなくなったら・・・・。
私たちは、実は自分の顔を自分で見ることができない。
鏡や写真がなかったら、自分を確認することもできない、
不確かな存在なのだ。
でも、もしかしたらちょっと気が楽になるかも・・・。

B「ふたりのイーダ」

ふたりのイーダ (児童文学創作シリーズ)ふたりのイーダ (児童文学創作シリーズ)
松谷 みよ子

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怖ろしいのは、幽霊でも鬼でもなく、実は人間なのだ、とわかる一冊。

C「鬼の市」

鬼の市 (新・わくわく読み物コレクション 7)鬼の市 (新・わくわく読み物コレクション 7)
鳥野 美知子 たごもり のりこ

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nora-takaさんの「おばちゃんらいぶらりあん」で知り、今日のために
購入した本。
「鬼迎え」の儀式って本当に、どこかの県でやってるのかな?
と思ったほど、理にかなっている気がした。
鬼好きにもたまらない一冊。

D「りかさん」

4037444208りかさん
梨木 香歩
偕成社 1999-12

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私が人形恐怖症を克服したきっかけになった記念すべき本。
「西の魔女が死んだ」のイギリス人のおばあちゃんといい、
この本に出てくるようこのおばあちゃん麻子さんといい、
梨木香歩さんの描くおばあちゃんはかっこいい!!
男の子にもぜひ読んでもらいたいのだが、この表紙を見ると
敬遠される。
「市松人形」の写真が載っているチラシと、「タカラトミーのリカチャン」
が載っているチラシを用意した。
子ども達に聞いたところ、市松人形が家にある子が一人、
りかちゃん人形が家にある子が一人いた。
私は子どもの頃、りかちゃん人形とBFのワタル君、友だちのいずみちゃん、お母さん、
りかちゃんハウスに車まで持っていた。
そのりかちゃん達はどこに行ってしまったのだろう。
最近はお人形遊びをする子はほとんどいないようだ。
持ち主の強すぎる気持ちを吸い取って整理してくれるのが、
人形の使命なら、今その役割を果たしてくれているものは
あるのだろうか?

「りかさん」には特別に思い入れがあって、
過去の記事にも書いたことがある。
詳しいストーリーが知りたい方はこちらも見ていただけると、
嬉しいです。



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2008年02月20日

感謝する本

昨日の放課後6年生の女の子から、
「先生、最後には感謝するっていうお話、ありますか?
できれば、みんなが知ってる昔話とかそういうのがいいんですけど」
と尋ねられた。

これは、もしかしたら図書館業務のレファレンスというものだろうか?
もっと詳しく話しを聞きたかったのだが、下校の音楽が鳴ってしまい、「わかった。探しとくね」と答えるのが精一杯だった。
児童会の女の子二人だったので、児童会活動の一環で、
「感謝の気持ちを忘れないようにしましょう」
というような呼びかけをするのかな?と勝手に推測した。

「最後に感謝する」のだから、それまではまったく感謝して
いなかったということだ。
ということは、それまではやりたいほうだいだった、
ということだろうか???

という路線で、アンデルセンやグリム、日本の昔話などを
探し始めたのだが、ぜんぜんみつからない。
「名作・おはなしの事典」(東陽出版)という昭和49年発行の
やたらに古い本があるのだが、それを見てもなかなか出くわさない。

とりあえずピックアップしたのが・・・、

・「あかいくつ」(アンデルセン)

・「ないたあかおに」

・「わすれられないおくりもの」

悩んでいるところへ、偶然6年生の先生が来たので、
何に使うのか尋ねてみると、
「6年生を送る会」の6年生の出し物に使うのだそうだ。
それを基に劇をするのだ、という。

なるほど。だったら「赤いくつ」はちょっと残酷だよな〜。
「わすれられないおくりもの」も最後は死んじゃうし・・・。

結局担任の先生と相談して、この4冊を貸し出すことにした。

葉っぱのフレディ―いのちの旅葉っぱのフレディ―いのちの旅
レオ バスカーリア Leo Buscaglia みらい なな

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わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)
スーザン・バーレイ 小川 仁央

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かたあしだちょうのエルフかたあしだちょうのエルフ
おのき がく

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ないた赤おに (大人になっても忘れたくない いもとようこ名作絵本)ないた赤おに (大人になっても忘れたくない いもとようこ名作絵本)
浜田 広介

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最初思いついた本の中に「しあわせの王子」があったのだが、
よく読むと、つばめも王子も最後まで感謝されずに終わっていた。
私が読んだのは集英社の「こどものための世界名作童話」。
あらためて読むと、こんなに長いお話だったのか・・・と驚く。
子供用に短くしてあるのだろうから、原作は更に長いのだろう、
と思っていたら、訳者の今江祥智さんが、解説で

「昔、かなり長いと思っていたこの作品が、邦文にして僅か
三十枚たらずだったことに驚きながら、改めてワイルドのうまさに
舌をまきました」(本文引用)


と書いておられた。
幼い頃に聞かされただろうこのお話で私が覚えていたのは、
つばめが王子の剣の鞘からルビーを、目玉からサファイアをくりぬいて、貧しい人に贈った場面と、
王子のお手伝いをしていたために、結局南国に行けなかったつばめが、
最後は凍えて死んでしまうところだけだった。
王子は結局、身体を覆っている金箔も分け与えてしまい、
みぐるみはがされた上に、誰にも感謝してもらえなかったのだ。

ちなみに子どもは感謝しない。
悪気があって感謝しないわけではなくて、その余裕がないのだと思う。
自分の子ども時代を振り返っても、大人が自分にしてくれる事を
当然というか無意識にただ受け取っていた。
今になってようやく、あの時父や母やおじさんやおばさんが
ああいう風にしてくれたから、今私は元気で生きていられるのだな、
と思うことがある。
だから、私も今はまったくされなくても、この子達が大きく
なったら、いつの日か感謝されることもあるかもしれない。
期待しないで、待っていよう。

しかし、レファレンスというのは難しいな・・・。

4323036078しあわせの王子
ワイルド いもと ようこ
金の星社 2007-02

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2008年02月19日

雪の形

3年生の読書の時間。
先週は素敵な「雪の音」を聞かせてもらったので、
そのお礼に、今日は本を読んだ。

4892387525雪の写真家ベントレー
ジャクリーン,ブリッグズ マーティン Jacqueline Briggs Martin Mary Azarian
BL出版 2000-01

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雪の結晶が溶けてしまわないように、息を詰めて撮影した
ベントレーのように、子ども達も物音ひとつたてず、
じっと聞き入っていた。
読み終わると、一人の男の子が「すごい」とつぶやいて、
「その人がはじめて雪の結晶を見つけた人なんだ」と言った。

3年生は昆虫が大好き。
中には、蝶やバッタの羽化の写真を撮って賞を受けた子もいる。
いつかベントレーみたいになる子もいるかもしれない。

結晶.jpg
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2008年02月18日

ブラック・ユーモア

12月から月に2回ほどの割合で、英会話の個人レッスンに通っている。
先生は、イギリス人。白い顎髭とベレー帽がよく似合う
インテリジェンスなおじいさまである。
県境にある八ヶ岳を望むご自宅で、お茶をいただきながらの
フリーデスカッション。
普通の英会話スクールと違い、話題は外国の文化、政治と
多岐に渡り、実に有意義である・・・話が理解できれば!!

さて昨日は、「bad humor」と言って、面白いカードを見せてくれた。
どんなカードかというと、おじいさんが後ろからおばあさんの胸をモミモミしている絵が書いてある。
おじいさんが「Guess Who?」(だーれだ?)と言うと、それに答えて
おばあさんが「I dont care」(誰でもいいわ!触ってくれるなら)

こういうブラックユーモアなカードが向こうにはたくさん売っているらしく、我が先生はその大ファンなのである。
英語圏では会話でもユーモアを大切にしているらしいとはよく聞くが、しかし、このカードを本当に人に贈るのだろうか?
生真面目な私には、ちょっと考えられない。

ということで、今日の2年生の読書の時間にはこの本を読んだ。

4915632601みにくいシュレック
おがわ えつこ
セーラー出版 1991-03

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ウィリアム・スタイグ氏の晩年の作と聞いているが、
さあ、これでどうだ?人生最後の勝負!を仕掛けてるいる感じがある。
表紙の絵からして強烈。おまけに題名は「みにくいシュレック」だ。
(しかし、最近の子は「みにくい」というと「見えにくい」という
意味しか知らない。)
並の醜さではない。
「花はたおれ、木がのけぞってよける」「人もけものも逃げまどいました」(本文引用)と、まさにking of ugly(文法が違う?)!
主人公は、その醜さに満々の誇りと自信を持っている。
そこが他の凡百なお話とは違うところ。
醜く強引な主人公が最後に改心したりすることはサラサラなく、
最後まで強引なまま突っ走るのである。
こういう本を読んでいると実に気持ちがいい。
そして「シュレックのような人に私はなりたい!」と思うのである。
シュレックと同じくらい強烈な個性の2年生の面々もいつにもまして
真剣に聞き入っていた。
「すげえ、面白い!」とため息交じりにつぶやく声も聞こえてきた。
みんな憧れるんだねえ。
醜い、とか美しいといった既製の概念を超越した生き方に。

しかし、そんなシュレックでさえ運命の相手である
気高く醜い王女にこういわれてしまうのだ。

「それになんだか さびしそう」(本文引用)

人間って、しょうがない生き物だね。


(強烈な表紙の絵を見たい方は、「みにくいっていけないことなの?」という過去の記事を見てください)


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2008年02月15日

苺の匂い

桜草

図書室の桜草。
卒業式の会場を飾るために育てている株をお裾分けしてもらった。
昨年の暮れにいただいた時は、まだほんの小さな葉っぱだった。
卒業式にあわせて咲かせる時は、早く出た蕾は切らなければならないらしいが、
なんとなく切れないまま、時期を逸してしまった。

掃除に来た6年生の女の子が、

「桜草っていい匂いだよね。葉っぱがね、苺の匂いがするの」

と言うので、葉をこすって嗅いでみると、確かにほんのり甘い匂いがする。
「本当だ」と言いながら、そういえば、この子は1年生の時髪が長かったなあ、と、
少し大人っぽくなった横顔を見て思い出した。

今日は6年生の最後の授業参観。
もうすぐ、卒業だね・・・。
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バレンタイン騒動

ようやくバレンタインデーが終わった。
今年のバレンタインは長かった。
三日間、いや、チョコレートを作ったのが、10日・11日だったから、延べ5日間だ・・・。

事の発端は、先週の金曜日に下されたバレンタインデー、チョコ持込禁止令だった。
娘の担任の先生は、生徒指導担当なのだが、
「バレンタインデーに学校にチョコレートは持ってこないようにしましょう!」
と言い渡された娘は、何を考えているのか、
「14日はムリだから、その前の日に持っていく」と言う。
結局週が明けて、今日まで毎日チョコレートを持って行くことになった。

しかし、どうもこの禁止令が学年によって様々だったらしく、
〇年生は持ってきてもいいことになっている、だの
〇年生は学校で食べない限りいいことになっている、だの
と毎日のようにぶちぶち言う。
「なんで、ウチの学年だけダメなんだろう。おかしいよね。
ダメだって言うんなら、学校じゅうダメにしなきゃ、変だよ。
〇〇ちゃんのお母さんも怒ってたって。
4年生だけダメなんておかしいって・・・」
渡せなかったのならともかく、しっかり渡しておいてまだブーブー
言っている。

あまりにうるさいので
「あのね、学校の規則でお勉強に関係ないものは持ってきては
いけない、ってなってるんだから、そもそもそういう話が出る
こと自体おかしいの!
先生だって言いたかないけど、持ってきてるのを見たら、
叱るしかないでしょう?
だから、こっそり渡して、あとは黙って騒がないの!
それが思いやりってもんよ」
とかなり乱暴なことを言った。

大体が友チョコなんてものが出来たせいで、
毎年お菓子を作ったり、その袋詰め作業をしたりで大変なのだ。
それでも協力しているのは、親子でお菓子作りできる楽しさと
「もらったのにあげないと、付き合いが悪い、と友だちに
言われるんだもの」と子どもに泣きつかれるからだ。

大人の方はほごく親しい友人にしか渡さない。
渡さなくても、あの人ケチね!とは言われないし、
大人相手というのはラクだ。

子どもは発展途上だから、ダメという場合も充分な説明が必要
なのだろうな。

上の子が中学へ行っているという友人にこんな話を聞いた。
中学の生徒総会で、
「女の先生方は化粧をして学校に来ているのに、どうして
私たちはダメなんですか?」と質問した子がいたそうだ。
そうしたら先生がすかさず、
「そんなくだらない質問するな!」と一喝して終わってしまったらしい。

それを聞いた時、馬鹿だなあ、と思った。
そんな風に言われたら、子ども達だって「大人はズルイ!」
という一言で、今後コミュニィケートすることをやめてしまうだろう。
教師は子ども達の質問に答える義務があると思う。
きっとその先生は、自分の言葉で生徒達を納得させる自信が
なかったんだな。
もちろんいい先生も中にはいるだろうけど、
あまりいい評判を聞かない町内の中学校。
娘を行かせるのが不安になってくる。

cyokore-to.jpg
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2008年02月14日

助け合う人と動物―3、4年生にブックトーク

今日は、3、4年生へのブックトーク。
テーマは「助け合う人と動物」。
“動物は難しいなあ”と思いつつ、
集めた本は結局こうなった。

助け合う人と動物.jpg

@「星空のシロ」読み聞かせ
A「泣くなツイ」
B「名なしのこねこ」
C「ねこの船」
D「ぼくのクジラ」
E「クジラの超能力」
F「魔法のゆび」
G「すばらしき父さん狐」
H「ダニーは世界チャンピオン」

今回のブックトークのために「泣くなツイ」と「名なしのこねこ」
を急遽購入した。

4580816013泣くなツイ (文研ブックランド)
長谷川 集平
文研出版 2006-11

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「泣くなツイ」は、「はせがわくんきらいや」の長谷川集平さんの作だが、
「はせがわくんきらいや」があまりに衝撃的だったので、
その後の作品を読んでいなかった。

今回この本に出会えて良かった。

犬を拾うという誰にでもおこり得る日常を描きながら、新鮮で、
古臭くなく、ところどころ泣かせるけれど、カラリと明るい。
児童書というのは、書いているのが大人なので、どうしても主人公の子どもに
ちょっぴり“大人”が混じってしまう。
読んでいて子どもがこんなこと考えるかあ?と不自然に思うこともしばしばなのだが、
「泣くなツイ」の龍次君は目線が実に小学生らしい。
そして何より、犬のかわいらしさ、いじらしさが手に取るように
描かれているのがいい。

4752003481名なしのこねこ
とりごえ まり
アリス館 2006-10

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とりごえまりさんの絵本はかわいいものが多いので、
この「名なしのこねこ」もただかわいいだけの絵本かと思っていた。
でも、そうではなく、生きものに関わる姿勢みたいなものがきちんと
描かれた絵本だった。
関わりをもった動物には責任を負う、という言葉が痛い。
動物は人間の慰みのために生きているわけではない。
私たちと同じように自分の命をまっとうしようと必死に生きているのだ。
むしろ生きることに純粋なのは、人間よりも動物の方だとも言える。

最後に、
「この100年ぐらいの間に、人間は地球をガラリと変えてしまいました。
100年前は、ジェット機も新幹線もガソリンで走る車も、テレビだって、電話だってありませんでした。
そういうものを作る際、人間は地球に一緒に暮らす動物達に許可を求めたことは一度もありません。
要するに無断勝手にいろんなものを作って、ものすごく便利になったけど、
結果的に地球を汚したり、傷つけたりしてしまいました。
人間は人間以外の動物にも、もう少し気を遣った方がいいんじゃやないかな?と思います。
難しい問題ですが、将来の地球を担っていくみなさんには、そういう
こともちょっとだけ頭に置いて、
楽しく本を読んでもらいたいです。」と言った。

実は「助け合う人と動物」というタイトルには少々抵抗があった。
だって、助けてもらっているのは人間ばかり・・だから。


posted by Helenaヘレナ at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書室 本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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